E04761 Japan GAAP
前期
803.5億 円
前期比
56.8%
株価
2,554 (05/27)
発行済株式数
12,775,000
EPS(実績)
-28.96 円
PER(実績)
--- 倍
前期
733.0万 円
前期比
95.7%
平均年齢(勤続年数)
42.1歳(14.7年)
従業員数
376人(連結:1,247人)
当社グループは、当社、子会社65社(うち連結子会社20社)、関連会社7社(うち持分法適用関連会社6社)で構成され、国内及び海外における各種の商品売買をはじめとする多角的な事業を展開しています。
当社グループ各事業の主な商品及び販売形態等は次のとおりです。
航空関連企業を中心とする一般企業を主な対象として、航空機、航空機部品(エンジン部品等含む)、特殊車両、整備用機材、空港用地上機材、航空客室用品の販売及び業務受託を行っています。
一般消費者や一般企業を主な対象として、損害・生命保険代理店・保険代理店BPO事業*、ファイナンシャルプランニング、不動産の販売・分譲・仲介・賃貸・施設管理、介護サービス、機械・資材、環境関連設備資材、生活資材、印刷・用紙資材の販売を行っています。
* 保険代理店BPO(Business Process Outsourcing)事業:個人向け保険業務の一環である顧客サービス業務(契約手続きやコールセンター業務など)の一部を受託する事業
航空旅客を対象とした機内販売、航空旅客及び一般消費者を対象とした通信販売、服飾・雑貨、贈答用食品等の企画・販売を行っています。
また、国内主要空港において㈱JALUXエアポートによる「BLUE SKY(売店・レストラン)」、㈱JAL-DFSによる「JAL DUTYFREE(免税店)」などの店舗運営を行っています。
一般消費者や一般企業を主な対象として、農水産物(農畜産物、水産物)、加工食品、機内食関連、ワイン等の酒類の企画・販売、ならびに弁当・惣菜類等の食料品製造を行っています。
事業の系統図は次のとおりです。
連結子会社
非連結子会社
関連会社
その他の関係会社
(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用環境の改善による消費の持ち直しの兆候が見られ、緩やかな回復基調が続きました。一方、英国のEU離脱問題や米国新政権の政策運営の動向など、先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような環境の下、当社グループの事業概況といたしましては、以下のとおりとなりました。
売上高は、主に水産物や空港店舗、事業用不動産の販売が増加したことなどにより、前年同期比1,715百万円増収の143,217百万円(101.2%)となりました。売上総利益は、前年同期比488百万円増益の23,369百万円(102.1%)となりました。
販売費及び一般管理費は、空港免税店舗販売の減少に伴い歩合家賃が減少しましたが、連結子会社の増加に伴う
人件費や賃借料などの増加があり、前年同期比221百万円(101.2%)増加となりました。
営業外収益・営業外費用は、持分法投資利益が増加し、為替収支も改善しました。
特別利益・特別損失は、海外現地法人の閉鎖に伴う損失や空港店舗の改装関連の損失などが発生しました。
これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比557百万円増益の2,572百万円(127.7%)となりました。
連結業績 (金額単位:百万円) |
前期 (平成28年3月期) |
当期 (平成29年3月期) |
前年同期比(%) |
前年同期差 |
売上高 |
141,502 |
143,217 |
101.2 |
1,715 |
売上総利益 |
22,881 |
23,369 |
102.1 |
488 |
営業利益 |
3,789 |
4,056 |
107.0 |
266 |
経常利益 |
3,937 |
4,222 |
107.3 |
285 |
親会社株主に帰属する 当期純利益 |
2,014 |
2,572 |
127.7 |
557 |
[セグメントの概況]
セグメント別の概況につきましては以下のとおりです。各業績数値は、セグメント間の内部売上高及び振替高、配賦不能営業費用(管理部門の費用等)調整前の金額です。
なお、当連結会計年度より、セグメントの名称を従来の「航空関連事業」は「航空・空港関連事業」、「メディア・ライフサービス事業」は「ライフサービス事業」に変更しています。
また、前連結会計年度まで「ライフサービス事業」に分類していた印刷・用紙関連の金額を「航空・空港関連事業」に含め、「リテール事業」に分類していた贈答用食品関連の金額を「フーズ・ビバレッジ事業」に含めたため、前期数値を組み替えた金額で分析しています。
① 航空・空港関連事業
当セグメントでは、主に航空機関連での航空機や航空機部品(エンジン部品等含む)、機材関連での空港特殊車
や整備用機材などの販売を行っています。
航空機関連は、重工業向け航空機エンジン部品販売が増加し、また中古航空機や機材関連での整備用機材などの売
が増加しましたが、産業用ガスタービン部品の販売減少や前第2四半期のエンジン販売の反動減などにより、減収・
減益となりました。
これらの結果、セグメント合計では、売上高57,275百万円、営業利益1,136百万円と、それぞれ減収・減益となりま
した。
航空・空港関連事業 (金額単位:百万円) |
前期 (平成28年3月期) |
当期 (平成29年3月期) |
前年同期比(%) |
前年同期差 |
売上高 |
58,751 |
57,275 |
97.5 |
△1,475 |
営業利益 |
1,258 |
1,136 |
90.3 |
△122 |
② ライフサービス事業
当セグメントでは、主に不動産関連での不動産販売・分譲・仲介・賃貸、施設管理、介護関連施設賃貸・運営、保険関連での損害・生命保険の保険代理店業、環境関連での道路補修材などの販売を行っています。
不動産関連は、当社初の海外不動産開発・運営事業として取り組む、サービス付アパートメント
「L'axe Sriracha(ラグゼ・シラチャ)」(タイ王国)の初期費用が発生しましたが、国内の事業用不動産販売の
増加などにより、好調に推移しました。保険関連は、主に保険代理店BPO業務*が引き続き拡大したことなどによ
り、順調に推移しました。環境関連は、環境配慮型道路舗装材装置の販売が増加しましたが、米国の連結子会社
Aqua Patch Road Materials,L.L.C.における道路補修材「AQUA PATCH(アクアパッチ)」*の販売体制強化に伴う
費用などが発生しました。
これらの結果、セグメント合計では、売上高7,809百万円、営業利益933百万円と、それぞれ増収・増益となりました。
*保険代理店BPO(Business Process Outsourcing)業務:個人向け保険業務の一環である顧客サービス業務(契約
手続きやコールセンター業務など)の一部を受託する事業
*AQUA PATCH:水をかけるだけで素早く硬化する特徴をもつ道路補修材
ライフサービス事業 (金額単位:百万円) |
前期 (平成28年3月期) |
当期 (平成29年3月期) |
前年同期比(%) |
前年同期差 |
売上高 |
7,036 |
7,809 |
111.0 |
773 |
営業利益 |
817 |
933 |
114.2 |
116 |
③ リテール事業
当セグメントでは、主に空港店舗、空港免税店舗、免税店向け卸販売、通信販売、外食業などを行っています。
空港店舗関連は、株式会社JALUXエアポートが運営する「BLUE SKY」が堅調に推移しました。ブランド・免税関連は、海外空港免税店舗(ベトナム社会主義共和国 ノイバイ国際空港)が開業1年を経過し伸張傾向にありますが、国内空港免税店舗(成田・羽田空港)や免税店舗向け卸販売は、訪日外国人の消費行動の変化などが影響し、低調に推移しました。通信販売関連は、販促施策強化によりインターネット通販が伸張傾向にありますが、カタログ通販の伸び悩みにより、低調に推移しました。外食関連は、今期開業したフレンチレストランの運営に関わる費用が発生しました。
これらの結果、セグメント合計では、売上高46,408百万円、営業利益2,369百万円と、それぞれ増収・減益となりました。
リテール事業 (金額単位:百万円) |
前期 (平成28年3月期) |
当期 (平成29年3月期) |
前年同期比(%) |
前年同期差 |
売上高 |
46,187 |
46,408 |
100.5 |
221 |
営業利益 |
2,978 |
2,369 |
79.6 |
△608 |
④ フーズ・ビバレッジ事業
当セグメントでは、主に農水産物、贈答用食品、ワイン、加工食品などの販売を行っています。
水産関連は、主力であるサバなどの水産物加工品販売を中心に増加し、好調に推移しました。農産関連は、輸入
野菜の需要拡大や新規商品の販売増加などにより、順調に推移しました。贈答用食品関連は、百貨店向けなどの販売増加や新規販路の開拓により、好調に推移しました。ワイン関連は、ブランド力のあるワインを中心にホテル・レストラン向け業務用卸販売が増加し、順調に推移しました。加工食品関連は、当社オリジナル菓子類などの新規販路の開拓による販売増加により、好調に推移しました。
これらの結果、セグメント合計では、売上高32,843百万円、営業利益1,545百万円と、それぞれ増収・増益となりました。
フーズ・ビバレッジ事業 21/06/17 |