株式会社フジコー

上場廃止 (2021/08/30) 日本毛織の完全子会社化 繊維東証マザーズスタンダード

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最終更新:

E00612 Japan GAAP

売上高

71.2億 円

前期

85.2億 円

前期比

83.6%

平均給与

361.2万 円

前期

395.2万 円

前期比

91.4%

平均年齢(勤続年数)

46.4歳(16.3年)

従業員数

0.0人(連結:434人)


 

3 【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び子会社8社の計9社で構成されております。また、その他の関係会社である日本毛織株式会社と資本業務提携を行っております。主な事業内容は、不織布及びフェルトの製造、販売であります。

各事業における当社グループ各社の位置付け等は次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。

 

環境・エネルギー資材

各種フィルター、電池電極用資材、高温炉断熱資材等

当社が、製造・販売しております。

PT.FUJIKO INDONESIAは、製品を製造・販売しております。

 

工業資材

OA機器用資材、各種産業用資材等

当社が、製造・販売しております。

株式会社三和フェルトは、当社より材料を仕入れ、製品を販売しております。

富士工香港有限公司は、当社より製品を仕入れ、販売しております。

三和氈子香港有限公司は、富士工精密器材(深圳)有限公司より製品を仕入れ販売しております。

PT.FUJIKO INDONESIAは、製品を製造・販売しております。

SANWA FELT(THAILAND)CO.,LTD.は、株式会社三和フェルトから材料を仕入れ、製品を販売しております。

SANWA FELT VIETNAM CO.,LTD.は、株式会社三和フェルトから材料を仕入れ、製品を販売しております。

FUJICO KOREA CO.,LTD.は、当社より製品を仕入れ、販売しております。

 

建装・自動車資材

各種カーペット、自動車用内装材等

当社が、製造・販売しております。

 

その他

毛氈及び衣料用芯地、フェルト帽子、制帽等

当社が、製造・販売しております。

 

 

事業の系統図は、次のとおりであります。

 

※画像省略しています。
21/06/30

1 【業績等の概要】

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用環境の改善等、政府による経済政策の効果がみられ、企業収益も緩やかに回復傾向にあるものの、個人消費は依然足踏み状態がみられ、新興国経済の減速、英国のEU離脱問題、米国の政策の影響等により株価や為替相場は大きく乱高下し、先行きの不透明感が増しております。

このような状況のもと、当社グループとしましては、如何なる環境変化にも対応して、持続的発展を遂げられるよう、全力を使って付加価値を創出する、を基本方針に、品質の向上、原価低減、人材の適正配置を運営方針に掲げ、全社一丸となって実践に当たってまいりました。平成28年7月からSANWA FELT(THAILAND)CO.,LTD.(連結子会社)が稼働を始めたほか、新製品を投入するなど製品ラインアップの強化に努めました。

当社グループの業績につきましては、当初の計画と比べ、一部の販売がずれ込んだこともあり、売上高は89億26百万円(前連結会計年度比91.9%)となりました。損益面におきましては、新製品投入の効果のほか、採算性を重視した販売活動やコストダウンに努め、販管費の減少や償却費負担の減少、連結子会社の損益の改善もあり営業利益1億76百万円(前連結会計年度は営業損失28百万円)となり、経常利益2億71百万円(前連結会計年度は経常損失15百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益1億79百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失2億19百万円)となりました。

なお、当連結会計年度より重要性が増したことによりSANWA FELT(THAILAND)CO.,LTD.を連結子会社としております。

セグメントの業績は次のとおりであります。

環境・エネルギー資材

環境資材については、耐熱フィルター、触媒ロフを中心に販売の強化に努めましたが前年度実績を下回りました。エネルギー資材につきましては、NAS電池電極材の販売が大きく減少しましたが、その他の販売は新製品の投入もあり好調に推移しました。その結果、売上高18億1百万円(前連結会計年度比95.0%)、セグメント利益1億16百万円(前連結会計年度比318.0%)となりました。

工業資材

工業資材については、販売の強化に努めましたが、土木向け資材が天候不順の影響を受け低調に推移し、前年度を下回りました。その結果、売上高33億13百万円(前連結会計年度比90.4%)、セグメント利益5億26百万円(前連結会計年度比103.2%)となりました。

建装・自動車資材

建装資材については、販売は前年度を下回りました。自動車資材につきましては、販売は軟調に推移しましたが損益の改善に努めました。その結果、売上高33億8百万円(前連結会計年度比93.6%)、セグメント利益2億81百万円(前連結会計年度比130.3%)となりました。

その他

その他事業については、電気資材、衣料資材、帽子帽材等ともに販売の強化に取り組んだものの前年度を大きく下回りました。その結果、売上高5億2百万円(前連結会計年度比81.9%)、セグメント損失4百万円(前連結会計年度はセグメント利益71百万円)となりました。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下資金)は22億40百万円と前連結会計年度末に比べて7億20百万円(47.4%)増加しました。

各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。  

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は、9億82百万円(前連結会計年度は73百万円増加)となりました。

これは主に、税金等調整前当期純利益2億68百万円、減価償却費2億57百万円、たな卸資産の減少3億13百万円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は、1億45百万円(前連結会計年度は4億円増加)となりました。

これは主に、定期預金の預入による純支出が42百万円、有形固定資産の取得による支出88百万円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における財務活動の結果使用した資金は1億40百万円(前連結会計年度は3億14百万円減少)となりました。

これは主に、長期借入金の返済による純支出61百万円、リース債務の返済による支出42百万円、配当金の支払額36百万円等によるものであります。