Aホールディングス株式会社

上場廃止 (2020/12/29) 株式の併合
ブランドなど:LINE
インターネット東証1部TOPIX Mid400

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

報告書・短信


最終更新:

E31238 IFRS

売上高

2,274.9億 円

前期

2,071.8億 円

前期比

109.8%

平均給与

770.9万 円

平均年齢(勤続年数)

34.5歳(3.0年)

従業員数

0.0人(連結:7,913人)


3 【事業の内容】

 当社グループは、メッセンジャー・プラットフォームとなる「LINE」を基盤とし、その上でゲームや音楽配信サービス等のコンテンツサービスや広告、モバイル送金・決済を含む金融サービスを提供しております。

当社グループの事業に関する位置付け及びセグメントとの関連性は以下のとおりであります。

 

セグメント名称

主な事業の内容

コア事業

コア事業は、広告、コミュニケーション、コンテンツ等から構成されます。広告サービスにはディスプレイ広告、アカウント広告、その他の広告が含まれます。
コミュニケーションには、主にスタンプ・絵文字等が含まれます。コンテンツには主にLINE GAME、LINE MUSIC、LINEマンガ等が含まれます。

戦略事業

戦略事業は、LINE Friends、Fintech含む金融サービス、O2O/コマース、AIが含まれます。

 

コア事業

広告

 当社グループは当社のユーザー基盤を活用し、様々な広告主が自社ブランド、製品及びサービスのプロモーション、知名度の向上、対象顧客をより適切に絞った効率的なアプローチ、広告メッセージの強化を可能にできる広告商品を提供しております。
 広告サービスからの収益は、主に以下のもので構成されております。

 

<ディスプレイ広告>

 当社グループが提供するディスプレイ広告では、広告主がリアルタイムでLINE上のサービス、LINEのファミリーアプリ及び他アプリにおける広告掲載面を入札できる広告プラットフォームを提供しております。広告主は、当社グループが有するユーザー基盤やユーザーデータを活用することで、ユーザーの属性に適した広告の提供が可能になり、より多くのLINEユーザーに効果的に広告を配信することができます。さらに、ディスプレイ広告による自動最適化やダイナミック広告等の機能も提供しております。

 ディスプレイ広告には以下の主な掲載面が含まれます。

・LINE上のサービス:LINEタイムライン、LINE NEWS、LINE TODAY、Smart Channel等

・LINEのファミリーアプリ: LINEマンガ、LINE LIVE、LINE Blog等

・その他外部アプリ:LINE広告ネットワークを通じてLINEの広告から外部アプリの広告配信面へ広告を掲載することが可能となっております。

 

<アカウント広告>

 当社グループは、広告主が「LINE」上で直接ユーザーとコミュニケーションがとれる様々な広告サービスを提供しております。

 アカウント広告には主に以下のものが含まれます。

 

・LINE公式アカウント

 公式アカウントでは、企業や芸能人等の広告主がLINEアカウントを作成し、当該アカウントを「LINE」上で「友だち」として登録したユーザーに直接メッセージを送信することができます。ユーザーにより公式アカウントが「友だち」に登録されると、アカウント所有者は「LINE」の「友だちリスト」上でそれを確認でき、メッセージを送信した時には他の「友だち」からのメッセージ同様、スマートフォンのプッシュ通知機能によって即座にユーザーに通知されます。LINE 公式アカウントを使用することで、企業は自社の事業や製品、サービスに興味のある世界中のユーザーに製品やサービスの最新情報を届けてアピールしたり、クーポンやセール情報を発信したりすることも可能になります。

 

・LINEスポンサードスタンプ

 広告主はブランドや製品、サービスのプロモーションの一環として、ユーザーにスポンサードスタンプを提供することができます。当社は広告主と協力し、広告主が知的財産権を所有するキャラクター等を用いてデザインしたスタンプを販売しております。広告主を「LINE」上で「友だち」に登録することにより、ユーザーはスタンプを無料でダウンロードできます。さらに、広告主の所有するキャラクターをテーマ化し、着せかえを無料で配布するLINEスポンサード着せかえも提供しております。

 

・LINEポイント広告

 ユーザーは、特定のアプリケーションをダウンロードしたり、広告主が作成した特定のビデオCMを視聴したり、特定の公式アカウントを「友だち」に追加することで、無料でLINEポイントが貰えます。

 

・LINEセールスプロモーション

 LINEセールスプロモーションは、「LINE」やその他のLINE関連サービスを活用して、店頭オペレーションの軽減やキャンペーン参加の促進、購買行動の把握といった小売業における店頭販促の支援ツールを提供するサービスです。

 

<その他の広告>

 LINEプラットフォーム上での広告に加え、当社が運営する以下の主なサービスにおいても広告サービスを提供しております。

 

・ポータル広告

 当社ではポータルサイトやモバイルアプリケーションの広告スペースを、広告ネットワークや他の広告代理店を通じて販売しております。livedoor及びNAVERまとめが主な掲載面となります。

 

・LINEバイト

 LINEバイトは求人情報掲載サービスです。同サービスに広告を掲載しております。

 

コミュニケーション

 コミュニケーションサービスは、主に以下のもので構成されております。ユーザー向けに販売する有料のスタンプ・絵文字・着せかえが主な収益となります。

 

・スタンプ・絵文字

 ユーザーはトーク内において、当社が商標を有するキャラクター(ウサギのコニーやクマのブラウン等)や他社が保有する人気キャラクター、芸能人やスポーツ選手を使いアクションや感情を表現したカラフルなスタンプや絵文字によって、感情を伝えたりテキストメッセージをアレンジしたりすることができます。当社スタンプ・絵文字のデザインは現地の文化や嗜好に合わせアレンジを行っており、提供するスタンプの種類やスタンプ数は、各地域の文化の違いやイベントの時期、他社キャラクターのライセンス契約の取り決め等により地域毎に異なります。

 

・着せかえ

 ユーザーは「LINE」や他社のキャラクターを取りそろえた着せかえを購入しダウンロードすることにより、各々の端末に表示される「LINE」の見た目をカスタマイズすることができます。着せかえは、起動画面、友だちリスト、チャットルーム、メニューボタンやその他ディスプレイを装飾するために使用されます。さらに、ユーザーは自らがデザイン及び制作し、当社の審査、承認を経た着せかえをLINE Creators Marketにて販売できるようになりました。

 

・LINE Out (VoIP電話)

 LINE Outサービスでは低価格のIP通話サービスを提供しており、ユーザーは事前にプランを選び料金を払い、通話時間(コールクレジット)を購入することで通話の受信者が利用している通信回線の種類や、受信者がLINEユーザーであるかを問わず、国内外の携帯電話や固定電話との間で通話をすることができます。

 

コンテンツ

 コンテンツサービスは主に以下のもので構成されております。当社はそれぞれのサービスにおいて主にユーザーによるサービス内課金(例えばゲーム内でアイテム購入)や月額課金(例えばLINE MUSIC)により収益を得ております。

 

・LINE GAME

 当社グループは、主に日本及びその他主要国において、LINEプラットフォーム上で様々なゲームを提供しております。当社グループが提供するゲームにはパズルゲーム、冒険ゲーム、ボードゲーム、ロールプレイングゲーム等が含まれ、簡単でソーシャル性の高いものが多く、「LINE」上の「友だち」に、遊んでいるゲームのダウンロードを勧めたり、「友だち」のランキングを見ることができるため、ゲームを通じたユーザー同士のコミュニケーションを促進するという特徴があります。

 

・LINEプレイ

 当社グループでは、ゲーム内の仮想空間において、ユーザーがパーツを組み合わせて自身の分身(アバター)をデザインしたり、日記を書いたりすることができます。ユーザーはアプリケーション内ショップでアイテムを購入し、自身のアバターやマイルームを飾ることも可能です。

 

・LINE LIVE及びLINE TV

 LINE LIVEは、当社グループが日本国内その他日本以外の主要地域で提供するリアルタイムストリーミング・サービスで、個人配信や著名人・タレント、企業等が提供するコンサートやスポーツイベント等の商業イベントにリアルタイムでアクセスすることができます。台湾やタイでは、LINE TVというオンデマンドビデオ配信サービスを展開しており、ユーザーは多様なチャンネルで配信される現地のコンテンツの視聴ができます。

 

・LINEマンガ

 LINEマンガはオンライン・コミックストア内の漫画から好きなものを購入、ダウンロードし、モバイル端末上で読書をしたり、本棚機能を使って購入品を整理したりすることができます。また、友だちに漫画を勧めたり、お勧めしたい漫画へのリンクをタイムライン上でシェアしたりすることも可能です。

 

・LINE MUSIC

 LINE MUSICはオンデマンド音楽配信サービスです。ユーザーはカタログの中から楽曲を購入したり、ストリーミング再生で聞いたりできる他、好きな楽曲を集めてプレイリストを作成したり、楽曲やプレイリストを、トークを通じて直接友だちに送ったり、タイムライン上でストリーミング配信し友だちと共有したりすることもできます。

 

・その他のコンテンツ

 当社グループは、ユーザー体験を高めるために様々なアプリケーションを提供しており、これらのアプリケーションには、LINE 占い(占いサービス)やLINE BLOG(有名人とそのファンの間の交流を促進するようにデザインされたブログサービス)等があります。

 

戦略事業

 戦略事業は主にLINE Friends、Fintech含む金融サービス、O2O/コマース、AI事業で構成されております。LINE Friendsに関して当社は主に物販による収益を得ております。その他戦略事業のサービスに関しては主に決済手数料や取引手数料による収益を得ております。

 

LINE Friends

 当社グループでは、主にLINEブランドのプロモーションや、ユーザーへの訴求と一層のユーザー基盤拡大を目的として、ウサギのコニーやクマのブラウン等自社制作したLINEキャラクターを使ったキャラクター・マーケティングを行っております。「LINE」のキャラクターはぬいぐるみやアクションフィギュア、文房具、洋服、食器及び限定のコラボレーション商品等のLINE公式グッズとして韓国、中国、日本、台湾、香港及び米国で展開するLINE Friends 店舗で販売されております。また、公式グッズはオンラインストアでも購入可能です。

 

その他

<Fintech含む金融関連サービス>

・LINE Pay

 当社グループは、LINEユーザーが利用できる決済方法の選択肢を多様化する取組みの一環として、2014年12月にモバイル決済サービスであるLINE Payの提供を開始しました。ユーザー利便性を向上させLINE Payのユーザー数及び決済高を拡大するために、LINE PayではQRコードやバーコードを含むコード決済、NFC決済及びLINE Payカードを提供しております。さらに、当社グループでは、機能の拡充や国内外におけるパートナーとの提携等を通じ国内ユーザーに向けた利便性の向上だけでなく、増加するアジア各国からの訪日外国人観光客のキャッシュレス決済への対応にも努めてまいります。

 

・LINEほけん

 LINEほけんは、当社の子会社であるLINE Financial株式会社より提供されるスマートフォン特化型保険サービスで、ユーザーは自動車及び自転車保険や季節のイベントや生活シーンに合わせたテーマに応じ必要な保険を選ぶことが可能です。

 

・LINE証券

 LINE証券は、“投資をもっと身近に、もっと手軽に”をミッションに、投資経験者は元より、投資未経験者や投資初心者の方にも、簡単・便利で分かりやすくシンプルな投資サービスです。

 

・LINEスマート投資

 LINEスマート投資は、LINEプラットフォーム上で提供されるモバイル株式投資サービスです。ユーザーはファッションや旅行、特定の技術等様々なテーマを選択し株式投資ができます。

 

・BITFRONT(旧:BITBOX)/BITMAX

 当社グループでは、2018年7月に当社の子会社であるLVC株式会社及びその子会社を通じ日米を除くグローバルで展開する仮想通貨取引所のサービス提供を開始しました(本書提出日現在では米国でもサービス提供を開始しております。)。また、国内においては、2019年9月6日、LINE子会社のLVCが仮想通貨交換業者として認可されたことを発表し、仮想通貨取引所のBITMAXのサービス提供を開始しております。

 

・LINE Pocket Money

 LINE Pocket Moneyは、従来の信用情報や与信審査ノウハウ等に、スコアリングサービス「LINE Score」によって算出されたスコアを掛け合わせて、ユーザー一人ひとりに応じた貸付利率(年率)とご利用可能額を決定するサービスです。

 

<O2O/Eコマース>

・LINEショッピング

 LINEショッピングは、「LINE」を入り口として、日本の大手オンライン小売業者と連携して運営される総合オンラインショッピングです。ユーザーは、LINEショッピングを通じて、各参加小売業者のウェブサイトで購入できる商品を一貫性のある形式で比較し、該当する小売業者のウェブサイトから直接商品を購入することができます。LINEショッピングでは、ファッション、スポーツ用品、インテリア、電化製品、化粧品、雑貨など幅広い商品が提供されており、ユーザーがLINEショッピングを経由して商品を購入すると、その購入価格の一部をLINEポイントとして還元を受けます。

 

・LINEデリマ

 LINEデリマは、「LINE」を通じて、幅広いメニューの中から注文できる便利な出前サービスです。当社は、日本有数の宅配ポータルサイト「出前館」を展開する、株式会社出前館(旧:夢の街創造委員会株式会社)と提携してLINEデリマを運営しています。

 

・LINEポケオ

 LINEポケオは、「LINE」を通じて、フードメニューを手軽に検索・注文する事ができるテイクアウトサービスです。

 

・LINEトラベルjp

 LINEトラベルjpは、「LINE」上で国内外の航空券やホテル及びツアーを検索、比較、予約できるメタ検索サービスです。

 

<AI>

・LINE BRAIN

 企業がチャットボット・OCR・音声認識・音声合成・画像認識などのAI技術をより簡単に利用できる、各種サービスの総称です。

 

 本書提出日現在、当社はNAVER Corporation(以下、「NAVER」といいます。)の連結子会社であり、同社は、2019年12月末時点で約72.5%(小数点第2位以下を切り捨て)を保有する親会社となっております。同社グループは、インターネット関連事業を営んでおり、当社グループと同社グループとの人的関係、取引関係及び資本的関係については、第2 事業の状況 2〔事業等のリスク〕(16)をご参照ください。

 

<事業の系統図>

 

※画像省略しています。

 

20/03/27

1 【業績等の概要】

(1) 業績

 2017年度(2017年1月1日から2017年12月31日まで)における世界経済は、北朝鮮・中東の地政学リスクが燻っているものの、各国の金融政策にも特段のサプライズはなく、落ち着いた動きを維持しております。また、当社と関係の深いタイ及び台湾においては輸出が好調であり、ともにGDPのプラス成長が続いております。一方、我が国の経済については、IT産業を中心とする輸出の回復や堅調な雇用・所得情勢を受けて、個人消費も緩やかに回復している状況であります。

 こうした状況の中、当社グループの属するインターネット業界においては、2017年4月から2018年3月までの国内携帯電話端末の総出荷台数は、前年比2.5%増の3,740万台、総出荷台数に占めるスマートフォン出荷台数比率は前年比2.2ポイント増の84.8%に着地されるものと予測されます。総出荷台数はやや頭打ちが見られるものの、フィーチャーフォンからの乗り換えに伴うスマートフォンの普及拡大や、SIMフリースマートフォンの台頭等もあり、スマートフォン契約数は2018年度には1億件に達する見込みとなり、引き続きモバイルインターネット市場を牽引しています(出典:株式会社MM総研 2017年度国内携帯電話端末出荷概況)。

 このような事業環境の下、当社グループはLINEビジネス・ポータル事業を中心とした事業展開を積極的に推し進め、2017年12月末時点の主要4ヵ国(日本、台湾、タイ、インドネシア)におけるLINEのMAUは1億6,750万人(前年度末比0.3%増)となりました。

 

 

・LINEビジネス・ポータル事業

 コミュニケーションにおいては、クリエイターズ着せかえが着実に伸びており、クリエイターズスタンプにおいては審査期間の短縮や人気クリエイターの商材を充実させたため、売上収益が堅調に推移しました。コンテンツにおいては、LINEマンガやLINE占い、LINE MUSIC等のサービスが順調に増加した一方で、LINE GAMEにおいては新規タイトルのリリース本数が少なく、売上への貢献が限定的であったため、前年同期より減少する結果となりました。その他売上においては、LINEフレンズサービスはアジアを中心に海外店舗を拡大、2016年9月より開始したLINEモバイルも順調に成長を続けました。その他、LINE Payサービスは特に台湾において著しく成長しました。LINE広告においては、パフォーマンス型広告(タイムライン、LINE NEWS等)が著しく成長するとともに、メッセンジャー型広告もLINE@が大きく成長し、売上収益の拡大に貢献しました。

 

・MixRadio事業

 当社グループは2015年3月16日にMixRadio事業を取得しましたが、その後、戦略的意思決定により、当社グループのコア事業であるLINEビジネス・ポータル事業に集中することとしました。その結果、2016年2月12日に、当社の取締役会はMixRadio事業の終了を決議しております。MixRadio事業は、その実際の終了日である2016年3月21日をもって非継続事業としております。当該終了の結果、MixRadio事業に係る経営成績は、連結損益計算書においても遡及して非継続事業として表示しております。

(2) キャッシュ・フローの状況

 2017年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)は、2016年度末に比べ11,092百万円減少し、残高は123,606百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、10,965百万円(2016年度は28,753百万円の収入)となりました。主な資金増加要因は、継続事業に係る税引前利益の計上18,145百万円、非資金支出となる減価償却費及び償却費の計上7,149百万円、持分法による投資損失の計上6,321百万円、買掛金及びその他の未払金の増加6,215百万円、前受金の増加6,338百万円などであり、主な資金減少要因は、子会社の支配喪失による利益の計上10,444百万円、売掛金及びその他の短期債権の増加13,539百万円、法人所得税の支払12,421百万円などであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動により使用した資金は、34,230百万円(2016年度は34,086百万円の支出)となりました。主な支出要因は、負債性投資の取得による支出6,433百万円、有形固定資産及び無形資産の取得による支出12,622百万円、子会社又は事業の取得による支出11,887百万円などであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果得られた資金は、11,439百万円(2016年度は106,628百万円の収入)となりました。主な収入要因は、新株予約権の行使による収入11,489百万円などであります。

 

 

(3) 国際会計基準により作成した連結財務諸表における主要な項目と日本基準により作成した場合の連結財務諸表におけるこれらに相当する項目との差異に関する事項

(のれんの償却に関する事項)

 日本基準について、のれんの償却についてはその効果の及ぶ期間を見積り、その期間で償却することとしておりますが、国際会計基準では償却しておりません。この影響により国際会計基準では日本基準に比べて、2017年度におきましては、のれん償却額(営業費用)が1,174百万円減少しております。