アイペット損害保険株式会社

上場廃止 (2020/09/29) アイペットホールディングスの完全子会社化 上場日 (2018-04-25)  保険業保険

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

報告書・短信

  • 2020/08/07四半期報告書-第17期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)
  • 2020/06/29有価証券報告書-第16期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
  • 2020/02/12四半期報告書-第16期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)
  • 2019/11/19四半期報告書-第16期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)

ニュース

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最終更新:

E33935 Japan GAAP

売上高

183.3億 円

前期

149.4億 円

前期比

122.7%

平均給与

390.1万 円

前期

401.3万 円

前期比

97.2%

平均年齢(勤続年数)

34.5歳(3.7年)

従業員数

473人


3【事業の内容】

当社は、「ペットとの共生環境の向上とペット産業の健全な発展を促し、潤いのある豊かな社会を創る。」という経営理念のもと、2004年よりペット保険事業を行っております。当社が提供しているペット保険には、ペットを家族の一員として飼育しているお客さまがもしもの時に不安なく、安心して「うちの子」に治療を受けさせることができるようにとの思いが込められております。

当社では、お客さまの様々なニーズに対応できるよう、複数の商品を取り揃えております。昨今、ペット保険への認知が高まってきており、当社のペット保険に対する支持も次第に拡大し、保有契約件数は50万件(2020年3月末時点)を突破いたしました。

お客さまと大切なペットが豊かで楽しい生活を送れることがペット共生社会の実現に貢献するものであると考え、今後もペット保険事業を展開し、損害保険会社としての社会的責任を果たしていくことを目指しております。

なお、当社は損害保険事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(1)商品について

当社ではお客さまのニーズに合わせ、ペットの通院から入院・手術まで幅広くカバーした犬・猫向けのペット医療費用保険「うちの子」及び「うちの子プラス」、手術と手術を含む連続した入院に補償を限定し、保険料を抑えたペット手術費用保険「うちの子ライト」、エキゾチックアニマル向けのペット医療費用保険「うちの子キュート」の4つのタイプの商品を販売しております。

対象動物

商品名

販売チャネル

商品内容

犬・猫

うちの子プラス

ペットショップ代理店

ペットショップ代理店専用商品で、ペットの体調が不安定になりやすい“ペット購入後1か月間”は診療費を100%補償します。2か月目以降はご契約者さまが選択した補償プラン(70%・50%)に応じて補償します。

うちの子

全チャネル

ペットの通院・入院・手術の費用を補償プラン(70%・50%)に応じて補償します。犬や猫の病気・ケガをカバーする医療保険です。

うちの子ライト

全チャネル

高額になりがちな手術費用の補償に特化し、保険料を抑えた商品です。手術と手術を含む連続した入院の費用を最大90%補償します。

エキゾチックアニマル

うちの子キュート

ペットショップ代理店

ペットショップ代理店専用商品であり、エキゾチックアニマルの通院・入院・手術の費用をペット購入の当日から補償プラン(70%・50%・30%)に応じて補償します。

特約

ペット賠償責任特約

ペットが他人にケガをさせたり、他人のものを壊したりして、法律上の賠償責任を負ったときに損害賠償金や訴訟費用・弁護士報酬等(注)を1事故500万円の範囲内で補償する商品です。

(注)当社の書面による同意を得て支出した場合に限ります。

 

(2)販売チャネル(経路)について

当社の販売チャネルは、主に、ペットショップ代理店及び一般代理店等からなる代理店チャネルと、インターネット等を通じた募集を行うダイレクトチャネルの2つに分類しております。これらの販売チャネルで、顧客ニーズやシーンに合わせて当社の商品をご案内しております。

また、2019年2月の第一生命ホールディングス株式会社との業務提携の基本合意に基づき、当事業年度においては、第一生命保険株式会社のウェブサイトや営業員(生涯設計デザイナー)によるペット保険販売も開始し、販路を更に拡大いたしました。

 

代理店チャネル

代理店は損害保険会社との間で締結した「損害保険代理店委託契約」に基づき、保険会社に代わって保険募集を行います。当社では、保険契約の媒介のみを行う媒介代理店を通じて保険募集を行っております。

当社は、主に、ペットショップ代理店、一般代理店等に販売を委託しております。

なお、当社の代理店数は、2020年3月末現在、全国で1,058社であります。

ア.ペットショップ代理店

ペットショップは当社代理店チャネルの中核であり、2020年3月末現在において749社と代理店契約を締結し、2,038店舗で当社商品を販売しております。

主に、ペットショップ専用商品として、生体購入時から補償が受けられる「うちの子プラス」「うちの子キュート」を販売しております。

イ.一般代理店

訪問相談や来店型保険ショップ、保険比較サイト等と代理店契約を締結しており、2020年3月末現在において309社と代理店契約を締結し、1,712店舗で当社商品を販売しております。

 

②ダイレクトチャネル

代理店を経由せずお客さまに保険にご加入いただく場合、当社コンタクトセンターから商品の説明を受けた後、又は当社が提供する資料やウェブサイト等の内容を確認した後、契約の申込みと保険料の支払手続きを行っていただけます。

また、当社が提供するウェブサイトでは、資料請求や保険料の見積りだけでなく、保険契約締結まで、すべて非対面による手続きが可能となっております。

 

(3)保険金の支払いについて

当社では、損害保険会社として重要な責務である保険金等の支払いを、お客さまが利用する動物病院によって以下の2通りの方法で行っております。

 

①アイペット対応動物病院で診療を受ける場合

当社と提携している「アイペット対応動物病院」で診療を受けた場合は、動物病院の窓口で当社が発行している保険証又はマイページ画面をご提示いただき、かつ保険契約の有効性が確認できた場合、その場でお客さまご負担分のみのお支払いとなり、後日保険金請求書類のご提出は必要ありません。

アイペット対応動物病院は、全国で5,054病院(2020年3月末現在)あり、ご協力いただける動物病院ネットワークを構築しています。当社の保険金請求件数の7割以上が対応動物病院の窓口での精算によるものです。

なお、「うちの子ライト」、「うちの子プラス」の100%補償期間(第1保険期間)は病院窓口での精算ができませんので、お客さまより直接当社への保険金請求が必要になります。

 

②アイペット対応動物病院以外で診療を受ける場合

お客さまには動物病院にて一旦診療費の全額をお支払いいただき、その後、保険金請求書類を当社に郵送いただきます。当社が保険金請求書類を受領した後、原則30日以内に補償割合に応じた保険金を支払います。日本国内の動物病院での診療費が対象となります。

 

(4)その他サービス等

①クラブアイペット

クラブアイペットとは、当社と提携している全国の様々な施設やお店で、当社のペット保険のご契約者さま・被保険者さまが利用できる優待サービスです。トリミングサロンやペットホテルの割引優待のほか、ドッグカフェ、しつけ教室、ペット雑誌、ペットグッズ等の優待・情報サービスを順次追加しております。

 

②自社メディア

2015年10月より3つの自社メディアの運営を開始しております。

ア.ワンペディア・にゃんペディア

「ワンペディア」・「にゃんペディア」とは、専門家監修の犬・猫の情報サイトです。獣医師などの専門家が執筆・監修した正しい情報を、犬・猫をこれから迎えようとしている方、迎えたばかりの方でも読みやすいように提供しています。

PEDGE(ペッジ)

「PEDGE(ペッジ)」は、「ペット業界の半歩先を伝える。」をコンセプトとして、業界で先進的な取組みや社会的に意義の大きい活動をされている企業・団体・個人を紹介するインタビューサイトです。ペット業界に従事している方や同業界に興味・関心がある方、また業界のトレンドをいち早く得たいとお考えになる方を対象読者としています。

 

(5)地域・社会に対する取組み

当社はペット保険会社として、お客さまの声へ真摯に対応し事業に反映するとともに、当社を取り巻く社会的課題の解決や環境の改善に貢献することを通じて、経営理念であるペットとの共生環境の向上を目指しております。

これまでに、CSV基本方針を定め、当社の活動が当社の利益だけではなく、ステークホルダーとの共有価値の創造に繋がるものと考え、実践してまいりました。この一環として、当社では、前述のような自社メディアの運営による情報発信に加え、当事業年度は、青森県と動物愛護に関する連携協定を締結しました。本協定では、互いの資源や知見を共有し、官民連携によるさまざまな取組みを通じて、「人と動物が共生する社会の実現」を推進していくことを目指しています。また、当事業年度では、お客さま参加型の写真投稿企画「第6回ワン!にゃん!かるた」において、1投稿につき10円を当社が非営利活動へ寄付する企画とし、一般社団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルが実施する保護された犬や猫を一時的に預かるボランティア育成・認知に関する活動への支援に対する寄付や、本社執務フロア内の自動販売機に「災害救助犬ボランティア・ベンダー」を設置し、一般社団法人ジャパンケネルクラブの災害救助犬育成活動に寄付を行っています。

なお、当社では、これまで取り組んできたCSVの活動に加えて、より広い視点で持続可能な社会の実現に向けた当社の責任を捉え、ペットは家族であるという認識を踏まえて、当社が目指す持続可能な社会を「ペットと人とのSDGs」として再構成していきます。今後は、ペットと人間がともに健康で幸せに生きていけるような社会を実現できるように、また、保険会社としての社会的な責任を果たせるように、そして、私たち自身の「うちの子」である従業員が健やかに暮らし、成長していけるように、「ペットと人とのSDGs」の取組みを進めていくとともに、投資家の皆さまにESGの視点で当社の取組みの情報をお伝えしていきたいと考えています。

 

事業系統図

※画像省略しています。

※画像省略しています。

 

20/06/29