株式会社東京ドーム

上場廃止 (2021/04/23) 株式の併合 サービス業娯楽施設東証1部

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

ニュース

  • ニュースリリースデータがありません。


最終更新:

E04605 Japan GAAP

売上高

397.6億 円

前期

915.6億 円

前期比

43.4%

平均給与

590.5万 円

平均年齢(勤続年数)

39.6歳(13.7年)

従業員数

0.0人


 

3 【事業の内容】

当社及び当社の関係会社(当社、連結子会社11社、持分法適用関連会社1社(2020年1月31日現在)により構成)は主に娯楽やサービスを提供しており、事業活動として「東京ドームシティ」「流通」「不動産」「熱海」「競輪」を営んでおります。

当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。

また、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。

 

(1)「東京ドームシティ」は東京・水道橋地区において、娯楽やサービスを提供するための施設等を営んでおります。

東京ドーム………………………………… 当社

東京ドームホテル………………………… 当社、㈱東京ドームホテル※1

東京ドームシティ アトラクションズ … 当社

スパ ラクーア

・フィットネスクラブ東京ドーム……… 当社、㈱東京ドームスポーツ※1

飲食店・売店……………………………… 当社

その他……………………………………… ㈱東京ドームファシリティーズ※1、後楽園事業㈱※1

(2)「流通」は化粧品・雑貨小売店「ショップイン」及び「クレームエルージュ」を営んでおります。

              ………… 当社

(3)「不動産」は東京・水道橋地区以外に所有する賃貸等不動産の管理を営んでおります。

              ………… 当社、後楽園不動産㈱※1、松戸公産㈱※1、
                   ㈱後楽園フードサービス※1

(4)「熱海」は静岡県熱海市に所有する「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN」を営んでおります。

              ………… 当社、㈱東京ドーム・リゾートオペレーションズ※1

(5)「競輪」は千葉県松戸市に所有する「松戸競輪場」を営んでおります。

              ………… 松戸公産㈱※1

(6)「その他」はスポーツ施設運営受託、保険代理業、OA機器販売代理業、有価証券の保有・管理、ビデオソフト制作、有線テレビジョン放送等を営んでおります。

              ………… 当社、㈱東京ドームスポーツ※1、進商事㈱※1、

㈱東京ドームファシリティーズ※1、㈱札幌後楽園ホテル※1、

オリンピア興業㈱※1、東京ケーブルネットワーク㈱※2

 

(注)1. ※1 連結子会社   ※2 持分法適用関連会社

2. 競輪事業の持分法適用関連会社であった花月園観光㈱は、2020年1月21日付で全保有株式を売却したことに伴い、持分法適用の範囲から除外しております。

 

[事業系統図]

※画像省略しています。

(注) ※1 連結子会社11社   ※2 持分法適用関連会社1社

20/04/28

1 【業績等の概要】

(1) 業績

当連結会計年度においては、東京ドームにおけるワールド・ベースボール・クラシックの開催やコンサートイベントの増加はあったものの、近隣エリアの客室供給増に伴う東京ドームホテルにおける稼働率の低下に加え、熱海後楽園ホテルのリニューアル計画に基づく営業規模の縮小及び東京ドームホテル 札幌の営業終了といった特別な要因により、売上高は836億8千6百万円(前年同期比4.6%減)、営業利益は113億8千9百万円(前年同期比9.5%減)、経常利益は100億5千7百万円(前年同期比6.6%減)となりましたが、投資有価証券売却益の計上により親会社株主に帰属する当期純利益につきましては81億1千6百万円(前年同期比22.3%増)となりました。

 

次にセグメント(セグメント間の内部売上高または振替高を含む)の概況をご報告申し上げます。

 

<東京ドームシティ>

(東京ドーム)

東京ドームは、巨人戦の安定的な動員とイベントの増加により稼働は好調でありましたが、物販において最高売上となった前期の水準に達せず、減収となりました。

 

(東京ドームシティ アトラクションズ)

東京ドームシティ アトラクションズは、シアターGロッソにおける自主興行公演の開催時期の変更に伴う公演数の減少により、減収となりました。

 

(東京ドームホテル)

東京ドームホテルは、客室稼働率が低下したことにより、減収となりました。

 

(ラクーア)

スパ ラクーアは、リニューアルに伴う休館により、減収となりました。なお、リニューアルオープン後は前期を上回る水準で推移しております。

 

(黄色いビル)

黄色いビルは、一部フロアの返還により、減収となりました。

 

以上の結果、東京ドームシティ事業全体での売上高は658億7千4百万円(前年同期比1.6%減)、営業利益は157億4千8百万円(前年同期比2.8%減)となりました。

 

<流通>

新業態としての「Creme et Rouge」の新規開店を含めた店舗数の増加と、既存店の好調により、全ての月間売上において前期を上回り、黒字計上となりました。

以上の結果、売上高は77億9千6百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益は3千2百万円(前年同期比9千8百万円の改善)となりました。

 

<不動産>

テナントの稼動は堅調に推移しましたが、前期の水準には届きませんでした。

以上の結果、売上高は15億7千5百万円(前年同期比0.1%減)、営業利益は5億5千5百万円(前年同期比4.1%減)となりました。

 

<熱海>

熱海後楽園ホテルは、リニューアル計画に基づき平成28年9月以降はタワー館単館での営業となったことにより、減収となりました。

以上の結果、売上高は22億4千6百万円(前年同期比34.0%減)、営業損失は5億4千4百万円(前年同期比4億2千4百万円の損失増)となりました。

 

 

<札幌>

東京ドームホテル 札幌は、平成29年4月末をもって営業を終了いたしました。

以上の結果、売上高は5億8千2百万円(前年同期比79.2%減)、営業損失は5千8百万円(前年同期比7千6百万円の減益)となりました。

 

<競輪>

松戸競輪は、バンク改修に伴う休催に加え、前期に開催されたオールスター競輪がなかった影響もあり、減収となりました。

以上の結果、売上高は16億8千6百万円(前年同期比20.1%減)、営業損失は1億6千6百万円(前年同期比2億3千3百万円の減益)となりました。

 

<その他>

公共施設の運営を請け負う指定管理事業について、受託施設の増加により、増収となりました。

以上の結果、売上高は52億1千万円(前年同期比2.4%増)、営業利益は1億9千万円(前年同期比56.1%増)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物は、以下の要因により、前連結会計年度に比べ30億4千3百万円(14.7%)減少し、175億9千5百万円となりました。

 

項目

前連結会計年度

当連結会計年度

比較増減
(百万円)

自 平成28年2月1日
至 平成29年1月31日
(百万円)

自 平成29年2月1日
至 平成30年1月31日
(百万円)

営業活動によるキャッシュ・フロー

19,185

17,676

△1,509

投資活動によるキャッシュ・フロー

△6,725

△6,657

68

財務活動によるキャッシュ・フロー

△9,110

△14,062

△4,952

現金及び現金同等物の増減額

3,349

△3,043

△6,393

現金及び現金同等物の期首残高

17,289

20,639

3,349

現金及び現金同等物の期末残高

20,639

17,595

△3,043

 

 

営業活動によるキャッシュ・フローは、176億7千6百万円の収入となり、前年同期比で15億9百万円の収入減となりました。これは、熱海後楽園ホテルの営業規模の縮小や、東京ドームホテル 札幌が平成29年4月末をもって営業を終了したこと等によるものであります。

投資活動によるキャッシュ・フローは、設備投資の増加等があったものの、投資有価証券の売却による収入の計上があったこと等により、66億5千7百万円の支出となり、前年同期比で6千8百万円の支出減となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の削減を進めた結果、140億6千2百万円の支出となり、前年同期比で49億5千2百万円の支出増となりました。