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E03369 Japan GAAP
前期
1,286.7万 円
前期比
35.5%
3【事業の内容】
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ジパング)、その他の関係会社1社(ブルパレスコーポレーション株式会社)、子会社5社から構成されており、金鉱山運営を中心とした鉱山事業を主たる事業としております。
当社グループの事業における位置付けは、次のとおりであります。
(鉱山事業)
金鉱山運営管理、金生産及び探鉱
<主な関係会社>
※画像省略しています。
(注1)その他の関係会社
ブルパレスコーポレーション株式会社
(注2)連結子会社
Atlanta Gold Inc.
Atlanta Gold Corporation
Mineral Point, LLC
Neal Development, LP
HydroClean Resources, LP
1【業績等の概要】
(1) 業績
当事業年度(平成28年4月1日から平成29年3月31日まで。)におきましては、当社では新生ジパングの創出を金鉱山事業の再構築をもって成し遂げる1年となりました。トロント証券取引所のベンチャー市場に上場しているAtlanta Gold Inc.との間におきましては、同社の発行済株式の19.5%までの取得を終え、平成28年6月には、当社より取締役を1名派遣し、将来の生産計画や資金計画について、緊密な連携を取りつつ進めることができました。また後述しておりますとおり、平成29年6月1日開催の同社株主総会の承認を得て、52%の株式を取得することとなり、平成29年6月2日開催の当社取締役会においても株式取得による子会社化を決議しました。また、新生ジパングの創出へ向け、平成28年9月には、公募増資を行い、Atlanta Gold Inc.の株式取得代金ほかの資金調達を終えました。同時に、財政状況の改善を進めるため、後述しておりますとおり、第三者割当の方法で割当先でありますブルパレスコーポレーション株式会社が当社に有する金銭債権の現物出資による取得を行い、債務超過額を大幅に圧縮することを終えました。これらの活動をとおし、当社は新たな事業軸を得ると共に、財政状況の改善を終え、次のステージへ向けた基礎を作り終えることができました。
以上の結果、営業収益は12,867千円(前年同期比94.4%減)、営業損失は230,507千円(前年同期は132,672千円の営業損失)、経常損失は264,953千円(同196,060千円の経常損失)、当期純損失は266,163千円(同823,505千円の当期純損失)となりました。なお、多額の当期純損失を計上した結果、当事業年度末における純資産は442,471千円の債務超過となっております。
(注) 上記金額には前述の第三者割当増資の額並びに消費税等は含まれておりません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ70千円増加し、102千円となりました。
当事業年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金は、355,797千円減少しました。これは主に税引前当期純損失により資金が減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、95,532千円となりました。これは主に短期貸付による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は、451,400千円となりました。これは主に株式の発行による収入があったことによるものであります。