花月園観光株式会社

上場廃止 (2019/11/01) 時価総額が所要額未満 サービス業娯楽施設東証2部

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

ニュース

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最終更新:

E04607 Japan GAAP

売上高

5.24億 円

前期

6.44億 円

前期比

81.4%

平均給与

438.6万 円

平均年齢(勤続年数)

55.8歳(21.0年)

従業員数

20人


3【事業の内容】

 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及びその他の関係会社1社で構成されており、その事業は次のとおりであります。

 なお、事業内容と事業のセグメントの関連及び事業区分は同一であります。

事業区分

主な事業の内容

会社名

 公営競技関連事業

サテライト(競輪専用場外車券売場)及び各種公営競技投票券発売所の運営受託

花月園観光㈱(当社)

なお、株式会社シティーリゾートは、2023年3月に解散いたしました。

 

 上記の事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

事業系統図

 

※画像省略しています。

 

株式会社松尾工務店は当社施設の建築工事等を行っております。

 

 

23/06/23

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当社は、公営競技関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(1)経営成績等の状況の概要

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状

況の概要は次のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス影響による行動制限が緩和され、経済活動の正常化が徐々に進む一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、エネルギー価格や原材料価格の高騰などにより、景気の先行きは不透明な状況が続いております。

当社が事業の主体をおく競輪業界におきましては、インターネット投票売上高の増加傾向が続き、総車券売上高は前年を上回りました。

しかしながら、当社の来客を主体とするサテライト事業においては、各種キャンペーン等を実施し集客に努めたものの、新型コロナウイルス感染拡大による生活様式の変化や、コロナ融資の返済開始等により入場人員及び購買単価が減少し、特に主力事業所であるサテライト横浜の車券売上高減少幅が大きく、また、2022年3月に発生した福島県沖を震源とする地震によりサテライトかしまが甚大な被害を受け、復旧工事を実施いたしました。更に、新型コロナウイルス感染拡大の長期化により、当社関連会社が運営するジョイホース浜松が馬券発売を終了し、また、当社が業務を受託していたサテライト大和及びオートレース大和の車券発売が終了となるなど、厳しい状況が続きました。このような状況のもと、当社はキャッシュレス投票型場外に転換した、サテライト石鳥谷及びサテライトかしまにおいて、来場せずとも車券が購入できる利点を生かし、場外でスマートフォンから車券を購入される大口顧客の獲得と、サテライト石鳥谷内に開設した、テレトラック石鳥谷の馬券売上高増加に努めるとともに、サテライト横浜においては、賃借区画の見直しや投票機器自営保守体制確立等により、経費削減を果たしました。

更に当社は、顧客サービスの向上に努め増収を図るとともに、一方では、各サテライトの更なる効率的な管理・運営や役員報酬カットの継続等による諸経費の削減を行い、利益増加に努めました。

この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

a.財政状態

当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ1億8千8百万円減少し、8億5百万円となりました。

当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ3千8百万円減少し、6億1千3百万円となりました。

当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ1億5千万円減少し、1億9千1百万円となりました。

 

b.経営成績

当事業年度の経営成績は、売上高5億2千3百万円(前期比18.6%減)、営業損失7千万円(前期は営業損失3千万円)、経常損失7千6百万円(前期は経常損失4千万円)、当期純損失は、サテライト石鳥谷の減損損失計上等により1億5千1百万円(前期は当期純損失8千1百万円)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、資金支出を伴わない減価償却費6千6百万円、減損損失7千万円、長期借入による収入9千万円がありましたが、税引前当期純損失1億5千万円、有形固定資産の取得による支出3千8百万円、長期借入金の返済による支出が8千7百万円、リース債務の返済による支出3千2百万円があったこと等により、前事業年度末に比べ7千4百万円減少し、8千5百万円となりました。

 

当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

<営業活動によるキャッシュ・フロー>

営業活動の結果減少した資金は6百万円となりました。これは主に、資金支出を伴わない減価償却費6千6百万円、減損損失7千万円、売上債権の減少額5百万円があった一方で、税引前当期純損失1億5千万円があったことが主な要因です。

 

<投資活動によるキャッシュ・フロー>

投資活動の結果減少した資金は3千7百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出3千8百万円、差入保証金の回収による収入1百万円があったことによるものです。

 

<財務活動によるキャッシュ・フロー>

財務活動の結果減少した資金は3千万円となりました。これは主に、長期借入による収入9千万円があった一方で長期借入金の返済による支出8千7百万円、リース債務の返済による支出3千2百万円があったことによるものです。

 

③売上高の実績

当事業年度の売上高実績を示すと、次のとおりであります。

 

当事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

前年同期比(%)

公営競技関連事業(千円)

523,860

△18.6

(注)当事業年度において総売上高に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

 

①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては

第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

 

②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

a.経営成績等

 1)財政状態

(資産合計)

当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ1億8千8百万円減少し、8億5百万円(前事業年度末は、9億9千4百万円)となりました。これは主に、現金及び預金が7千4百万円、売掛金が5百万円、その他の流動資産が1千万円、有形固定資産が9千8百万円減少したことによるものであります.

(負債合計)

当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ3千8百万円減少し、6億1千3百万円(前事業年度末は、6億5千2百万円)となりました。これは主に、1年以内長期借入金が1千万円、未払消費税等が6百万円、その他の流動負債が1千万円増加致しましたが、1年内リース債務が1千万円、未払金が1千万円、未払法人税等が6百万円、預り金が7百万円、長期借入金が8百万円、リース債務が2千1百万円減少したことによるものであります。

(純資産合計)

当事業年度末の純資産合計は、1億9千1百万円(前事業年度末は、3億4千2百万円)となりました。この結果、自己資本比率は23.8%となりました。

 

 2)経営成績

(売上高)

売上高は、休業期間はなかったものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響による苦戦が続き、前事業年度に比べ18.6%減の5億2千3百万円となりました。

(営業利益)

売上原価は、サテライト横浜の賃借区画の見直しや投票機器自営保守体制の確立などにより、前事業年度に比べ12.0%減の3億7千3百万円となりました。

販売費及び一般管理費は、各サテライトの効率的な管理・運営や役員報酬のカットの継続などにより、前事業年度に比べ11.5%減の2億2千1百万円となりました。以上の結果、営業損失は、7千万円(前事業年度は営業損失3千万円)となりました。

(経常利益)

営業外収益は、前事業年度に比べ29.2%増の5百万円となりました。

営業外費用は、前事業年度に比べ17.3%減の1千1百万円となりました。

以上の結果、経常損失は、7千6百万円(前事業年度は経常損失4千万円)となりました。

(当期純利益)

特別利益は、前事業年度は、助成金収入2百万円、当事業年度は、助成金収入1百万円の計上により1百万円となりました。特別損失は、前事業年度は貸倒引当金繰入額3千5百万円、その他3百万円の計上により、4千万円となりました。当事業年度は、減損損失7千万円、その他3百万円の計上により、7千4百万円となりました。以上の結果、当期純損失は、1億5千1百万円(前事業年度は、当期純損失8千1百万円)となりました。

 

 3)キャッシュ・フローの状況

  当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要  ②キャッシュ・フ

ローの状況」に記載のとおりであります。

 

b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社は既存の各施設の複合型場外化を推し進め、会員制場外における会員数の増加と更なる運営の効率化に取り

組むとともに、競輪事業で培ったノウハウを活かし、また、関係各団体との連携を更に密にし、他公営競技を含む

場外発売施設における、新たな運営受託・アドバイザリー業務の獲得に努め、増収を図ってまいります。

また当社は、有効な人員配置とサテライトかしま自社地の活用方法を引き続き検討するとともに、費用対効果を

踏まえた上での経費削減と業務改善に努めてまいります。

 

c.資本の財源及び資金の流動性

当社の資金需要は主に、運転資金需要と設備資金需要の2つがあります。

運転資金需要のうち主なものは、場外車券売場施設の運営費(人件費・業務委託費・賃借料)などであります。

設備資金需要のうち主なものは、場外車券売場施設の固定資産の取得等であります。

当社は、事業活動に必要な資金を安定的に確保するため、運転資金及び設備資金につきましては、自己資金の活

用及び金融機関からの長期借入を基本としております。

当社の事業年度末における借入金、リース債務の有利子負債の残高は5億3千3百万円となっております。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は8千5百万円となっております。