売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05278 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績の分析

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の行動制限が緩和され5月8日より感染法上の位置づけが5類に移行するなど正常化に向かう一方で、急激な為替相場の変動やウクライナ情勢の長期化から資源価格は高止まりが続いており、依然として先行きが不透明な状況が続いております。

このような経営環境の中、当社は、継続して取り組んできた様々な改革や効率化による効果も見られる中で、コロナ禍の内向き(守り)の意識をリセットし、外向き(攻め)の意識にチェンジしていくために、再度、成長・拡大を基本方針として、新規出店や店舗リニューアルを含めた設備投資や春の衣更えシーズンに合わせた販促活動など積極的に実施しました。

設備投資は、新規出店を9店舗(移転リニューアル3店舗含む)、既存店舗のリニューアルを16店舗実施しました。当第3四半期累計期間末の店舗数は、9店舗の新規出店と4店舗の閉鎖で455店舗となりました。

販促活動は、春の衣更えシーズンに合わせたサービスを提供するなど販売強化に努めました。

以上の結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高は4,059,999千円と前年同四半期と比べ276,138千円7.3%)の増収となりました。

利益につきましては、原材料費やエネルギーコストが上昇したものの、継続して取り組んできた様々な改革や効率化による効果で固定費が削減されたことにより、営業利益は258,274千円と前年同四半期と比べ166,709千円182.1%)の増益経常利益は317,886千円と前年同四半期と比べ161,021千円102.6%)の増益四半期純利益は188,310千円と前年同四半期と比べ79,613千円73.2%)の増益となりました。

なお、当社の属するホームクリーニング業界は、通常の場合、春の衣更えの時期に重衣料が洗濯物として出されるため春場に最需要期を迎えます。したがって、当社の売上高は、第1四半期に偏る傾向があり、四半期の業績に季節的変動があります。

 

 

(2) 財政状態の分析

(資産)
 流動資産は、前事業年度末に比べて98,086千円増加し、817,422千円となりました。これは、現金及び預金が44,549千円、売掛金が41,789千円増加したことなどによります。
 固定資産は、前事業年度末に比べて234,629千円増加し、3,288,593千円となりました。これは、投資有価証券が170,635千円増加したことなどによります。
 この結果、総資産は、前事業年度末に比べて332,716千円増加し、4,106,016千円となりました。
 (負債)
 流動負債は、前事業年度末に比べて191,443千円減少し、1,029,279千円となりました。これは、1年内返済予定の長期借入金が84,133千円、未払法人税等が63,329千円、短期借入金が60,000千円増加したものの、未払金が463,589千円減少したことなどによります。
 固定負債は、前事業年度末に比べて196,968千円増加し、972,588千円となりました。これは、役員退職慰労引当金が35,482千円減少したものの、長期借入金が222,952千円増加したことなどによります。
 この結果、負債合計は、前事業年度末に比べて5,524千円増加し、2,001,867千円となりました。
 (純資産)
 純資産合計は、前事業年度末に比べて327,192千円増加し、2,104,148千円となりました。これは、その他有価証券評価差額金が170,462千円、利益剰余金が156,743千円増加したことによります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。