売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01442 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)が判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類へ引き下げられ、経済活動の正常化が進み、緩やかな回復傾向が見られました。その一方で、原燃料価格の高止まりや物価上昇など、先行き不透明な状況が続いております。

 主要取引先である建設機械業界においては、需要の減少により販売台数が減少しております。このような状況の下、営業活動の強化に努めてまいりましたが、当第3四半期の受注は低調に推移いたしました。

 その結果、当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の経営成績は、下記のとおりとなりました。

 当第3四半期連結累計期間は、売上高84億54百万円(前年同期比14.7%減、14億57百万円減)、営業利益8億30百万円(前年同期比10.4%増、78百万円増)、経常利益9億53百万円(前年同期比14.2%増、1億18百万円増)、親会社株主に帰属する四半期純利益13億9百万円(前年同期比114.5%増、6億98百万円増)となりました。

 売上高におきましては、取引先の生産調整による受注の減少により販売数量が減少したことから前年同期と比較して減少いたしました。利益面では、原材料・エネルギー価格の上昇および例年以上の賃上げによる人件費等の増加がありましたが、コスト上昇に対応した販売価格の見直しを実施した結果、前年同期と比較し、各利益が増加いたしました。

 主要な事業部門別の概況は以下のとおりであります。なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメントごとに記載しておらず、事業部門別に区分して記載しております。

「建設機械部門」
 建設機械部門の売上高は、80億75百万円(前年同期比14.7%減、13億96百万円減)となりました。

「自動車関連部門」
 自動車関連部門の売上高は、1億円(前年同期比6.4%増、6百万円増)となりました。

「産業機械部門」
 産業機械部門の売上高は、81百万円(前年同期比10.5%減、9百万円減)となりました。

「その他部門」

 その他部門の売上高は、1億96百万円(前年同期比22.6%減、57百万円減)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ1億99百万円増加し、173億39百万円となりました。これは主に、現金及び預金が14億2百万円、受取手形及び売掛金が4億64百万円、電子記録債権が1億73百万円減少したものの、有価証券が15億99百万円、投資有価証券が4億46百万円、機械装置及び運搬具が3億3百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比べ6億円減少し、20億81百万円となりました。これは主に、流動負債その他が3億4百万円、買掛金が2億43百万円、賞与引当金が1億12百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比べ8億円増加し、152億57百万円となりました。これは主に、為替換算調整勘定が6億83百万円減少したものの、利益剰余金が12億円、その他有価証券評価差額金が2億83百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。