売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02367 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。

なお、当社グループは単一セグメントのため、セグメント情報に関連付けた記載を行っていません。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間のNintendo Switchビジネスは、横スクロールアクションゲーム「スーパーマリオブラザーズ」シリーズとして、約11年ぶりの完全新作タイトルである『Super Mario Bros. Wonder』が好調なスタートを切り、販売本数は1,196万本となりました。その他の当期に発売した新作タイトルも、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が2,028万本、『Pikmin 4』が333万本と、それぞれ販売を伸ばしました。また、『マリオカート8 デラックス』が679万本(累計販売本数6,058万本)の販売を記録するなど、4月に公開された『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の効果もあり「マリオ」関連タイトルが順調に推移しました。これらの結果、当期のミリオンセラータイトルはソフトメーカー様のタイトルも含めて24タイトルとなりました。Nintendo Switchは発売から7年目になりますが、安定した販売状況を維持しており、当期のハードウェアの販売台数は1,374万台(前年同期比7.8%減)、ソフトウェアの販売本数は1億6,395万本(前年同期比4.7減)となりました。

ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトや追加コンテンツが好調に推移したことに加え、Nintendo Switch Onlineによる売上も増加しました。さらに、円安による為替の影響もありデジタル売上高は3,464億円(前年同期比11.7%増)となりました。

モバイル・IP関連収入等については、主に『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』関連の売上が当期に発生したことにより、売上高は752億円前年同期比93.4%増)となりました。

これらの状況により、売上高は1兆3,947億円前年同期比7.7%増)となり、このうち、海外売上高は1兆975億円(前年同期比11.0%増、海外売上高比率78.7%)となりました。営業利益は4,644億円前年同期比13.1%増)、経常利益は5,673億円前年同期比17.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,080億円前年同期比17.9%増)となりました。

また、総資産は主に棚卸資産が減少したものの、現金及び預金や受取手形及び売掛金などが増加したことにより、前連結会計年度末に比べ2,194億円増加し、3兆737億円となりました。負債は主に流動負債のその他などが増加したことにより、前連結会計年度末に比べ63億円増加し、5,941億円となりました。純資産は主に利益剰余金や為替換算調整勘定などが増加したことにより、前連結会計年度末に比べ2,131億円増加し、2兆4,795億円となりました。

 

(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの「優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は923億65百万円です。