売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04591 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社は四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、「キャッシュ・フローの状況の分析」については記載しておりません。

 

 (1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、緩やかな景気回復の動きが見られるものの、中東情勢・ウクライナ問題など世界情勢が不安定な中、物価上昇の影響などが個人消費の重しとなり、先行き不透明な状況が続きました。

このような状況のもと、当社グループは基幹事業である映画事業に重点を置きつつ、各事業において業績の向上に努めてまいりました。その結果、全体として売上高は9億3千5百万円前年同期比1.5%減)、営業利益は6百万円前年同期比240.3%増)、経常利益は3百万円(前年同期は1千9百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は3百万円(前年同期は2千9百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

なお、前連結会計年度より、連結子会社の株式会社寄居武蔵野自動車教習所の決算日を1月31日から3月31日に変更したことに伴い、2022年2月1日から2022年10月31日までの9か月間を連結した数値と、2023年4月1日から12月31日までの9か月間を連結した数値を用いて、前年同期比の数値を算出しています。そのため、自動車教習事業部門の前年同期比の数値比較は当該教習事業における季節要因の影響を受けたものとなっております。

 当第3四半期連結累計期間のセグメントごとの業績の状況は以下の通りであります。

 

(映画事業部門)

映画興行事業におきましては、「武蔵野館」では、『ファースト・カウ』『悪い子バビー』、また「シネマカリテ」では、『まなみ100%』『VORTEX ヴォルテックス』などを上映しました。「武蔵野館」は11月公開『アメリ デジタルリマスター版』、「シネマカリテ」は12月公開『枯れ葉』の動員が好調に推移しましたが、全体の集客数は伸び悩み、当第3四半期連結累計期間の売上高は予想を下回る結果となりました。

映画配給関連事業におきましては、当社連結子会社の配給作品『認知症と生きる希望の処方箋』(邦画)は自治体など上映会のニーズも多く、各地で上映されたほか、2020年公開の『淪落の人』(香港映画)は引き続き上映会の作品に選ばれました。また、12月には香港のサスペンス・ホラー映画『香港怪奇物語 歪んだ三つの空間』を配給しました。その結果、部門全体の売上高は2億9千3百万円前年同期比1.9%減)、セグメント損失は4千1百万円(前年同期は4千8百万円のセグメント損失)となりました。

(不動産事業部門)
 不動産賃貸部門におきましては、新型コロナウイルス感染症の5類移行後、各テナントの利用客も増加傾向となる中、テナント収入も回復の動きが見られました。主要テナントビルの設備更新等、維持管理費用の継続的な発生はあるものの、不動産賃貸部門全体としては堅調に推移しました。不動産販売部門におきましては、景気の動向に注意を払いながら売買及び仲介取引の拡大に努めましたその結果、部門全体の売上高は4億3千万円前年同期比3.8%増)、セグメント利益は2億4千5百万円前年同期比2.3%増)となりました。  

(自動車教習事業部門)
 自動車教習事業部門におきましては、大型自動車免許・中型自動車免許取得希望の新規教習や高齢者講習受講は堅調に推移しました。一方、主軸となる普通自動車免許の教習では、卒業シーズンを控えた高校生・大学生をメインに営業活動を行ったものの、期間中の新規教習生の獲得は前年を若干下回る結果となりました。その結果、部門全体の売上高は2億円前年同期比11.1%減)、セグメント利益は8百万円前年同期比74.4%減)となりました。 

 

(商事事業部門)
 当該事業部門の主軸である東京都目黒区において経営委託している飲食店につきましては、新型コロナウイルス感染症の行動制限の撤廃により、インバウンド需要や国内旅行者等、街を訪れる人が増え、営業成績はコロナ以前の水準より増加しました。その結果、部門全体の売上高は5百万円前年同期比7.3%増)、セグメント利益は5百万円前年同期比7.3%増)となりました。

(その他)
 主として自販機手数料でありますが、部門全体の売上高は4百万円前年同期比12.3%増)、セグメント利益は4百万円前年同期比16.1%増)となりました。

 

※ スポーツ・レジャー事業部門は営業中止中であります。

 

 (2)財政状態の分析

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、未払債務及び有利子負債の返済等による現金及び預金の減少があったことなどから、前連結会計年度末に比べ2千2百万円減59億3千1百万円となりました。

(負債) 
 負債合計は、未払債務の減少があったことなどから、前連結会計年度末に比べ1千9百万円減23億5千8百万円となりました。

(純資産)

親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が減少したことなどから、前連結会計年度末に比べ3百万円減35億7千3百万円となりました。

 

 (3)経営方針・経営戦略等

  当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。

 

 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 (5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 (6)研究開発活動

該当事項はありません。

 

 (7)従業員数

当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい変動はありません。

 

 (8)主要な設備

  当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の状況に著しい変動はありません。