株式会社サガミホールディングス

ブランドなど:サガミ味の民芸
小売業飲食店プライムTOPIX Small 2

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03178 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日から2023年12月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類へ移行したことにより、法律に基づいた外出自粛の要請がなくなったこと、政府による経済活動促進策、及び訪日外国人旅行者数の増加などにより、消費マインドの改善と人流の回復がみられました。

一方、不安定な国際情勢や、為替相場における円安の常態化による仕入れ価格の上昇、及び人員不足等を要因とする人件費の上昇などにより、依然先行き不透明な状況が継続しております。

外食産業におきましては、新型コロナウイルスの感染症法上の5類移行に伴い、コロナ禍前以来となる各種催事の復活や外出機会の増加による国内消費・外食需要の高まり、及びインバウンド消費の拡大などにより集客は改善しております。

一方で、経済動向と同様に、食材の仕入れ価格や人件費、光熱費、物流費等のコスト上昇やコロナ禍以降、顕著化する採用難など厳しい経営環境が続いております。

このような環境のもと、当社グループは、中期経営計画2023-2025『Together』にもとづき、「持続可能性」の追求と「再成長」の実現をテーマとして、基本的価値である“おいしさ・おもてなしの向上”及び「こころとからだ」の健康を目指した“食による提供価値の追求”に取り組んでおります。また、当社最大の経営資源である人財の「物心両面のゆたかさ」を実現し、従業員の「生きがい」と「やりがい」を両立することで、引き続きお客様への提供価値及び企業価値の向上に努めてまいります。

 

(各事業部門)

① 和食麺処サガミ部門

和食麺処サガミ部門では、全店販売促進企画として「料理フェア」を6回実施いたしました。また、4月に「ゴールデンウィーククーポン配布企画」及び「新メニュー告知チラシの折り込み」、6月にうなぎメニューを訴求した「父の日企画」、7月に「夏の感謝祭」、9月に「シルバーウィーククーポン配布企画」及び「敬老の日フェア」、11月に「冬の感謝祭」、12月に「年末年始割引券配布企画」を各1回実施いたしました。加えて、7月に「夏の感謝祭テレビCM」、8月に「北海道味めぐりメニューのテレビCM」、11月に「冬の感謝祭テレビCM」、12月に「ゆく年くる年テレビCM」を放映いたしました。一部地域限定の販促企画としては、4月に「センキョ割」、7月に「御園座招待企画」を実施いたしました。12月の年末においては、「そば食べ放題」や「年越しそば」の歳時企画を実施いたしました。

これらの施策により、既存店客数は前年同一期間に対して9.2%増、客単価は前年同一期間に対して3.4%増となり、既存店売上高は前年同一期間に対して13.0%増となりました。

店舗関係では、「和食麺処サガミ 川名店」(5月)、「和食麺処サガミ 安城桜井店」(7月)、「和食麺処サガミ 東郷店」(9月)、「和食麺処サガミ 常滑店」(10月)、「和食麺処サガミ 津島埋田店」(10月)、「和食麺処サガミ 岐阜本巣店」(12月)を出店いたしました。その一方、「和食麺処サガミ 越谷南店」(7月)、「和食麺処サガミ 清水店」(11月)を閉鎖いたしました。

当第3四半期末での店舗数は137店舗であります

 

② 味の民芸部門

味の民芸部門では、全店販売促進企画として、「料理フェア」を6回実施いたしました。また、5月に「母の日御膳」メニューの販売、6月に「父の日フェア」、6月及び7月に計6日間「手延べうどん食べ放題企画」、7月に手羽先及びアルコール商品をお値打ち販売した「夏のごちそうフェア」、9月に「敬老の日フェア」、10月に「秋のごちそうフェア」、11月に「和食の日フェア」、12月に歳時メニュー(年越しそば・宴会)訴求チラシの折込みを各1回実施いたしました。

更に、11月に東京都内の味の民芸18店舗を対象に「食べて応援!海の幸キャンペーン」に参加いたしました。

店舗関係では、「味の民芸 東大和店」(6月)を閉鎖いたしました。

当第3四半期末での店舗数はFC店舗を含み50店舗であります

 

③ どんどん庵部門

どんどん庵部門では、全店販売促進企画として「料理フェア」を9回実施いたしました。また、4月に「どんどん祭り」、11月に「GO!どんどん庵キャンペーン」を実施いたしました。

店舗関係では、「どんどん庵 名駅西店」(10月)を業態転換に伴い閉鎖いたしました。

当第3四半期末での店舗数はFC店舗を含み31店舗であります

 

④ その他の部門

その他の部門では、団欒食堂「あいそ家」において、「料理フェア」を6回実施いたしました。大型セルフうどん店「製麺大学」においては、「料理フェア」を9回実施いたしました。セルフ十割そば「長助」で、「料理フェア」を、「かき揚げ十割そば長助」で8回、「十割そば二代目長助」で7回実施いたしました。また、「十割そば二代目長助 野田店」で、「十割そば食べ放題企画」を7回実施いたしました。

国内店舗関係では、「水山 新宿紀伊國屋店」(10月)、「JINJIN 新宿紀伊國屋店」(10月)、「かき揚げ十割そば長助 名駅西店」(12月)を出店いたしました。その一方で、「Dela PASTA Kitchen土岐店」(8月)を閉鎖したほか、「あいそ家 東郷店」(8月)、「あいそ家 津島店」(10月)を業態転換に伴い閉鎖いたしました。

海外店舗関係では、イタリア・ベローナ市に「SAGAMI ベローナ店」(8月)をFCで出店いたしました。

当第3四半期末での店舗数はFC店舗を含み、国内25店舗、海外10店舗の合計35店舗であります。

 

この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は22,943百万円と前年同四半期と比べ3,259百万円(16.5%)の増収となり、営業利益は1,486百万円と前年同四半期と比べ559百万円(60.2%)の増益経常利益は1,546百万円と前年同四半期と比べ57百万円(△3.5%)の減益親会社株主に帰属する四半期純利益は1,055百万円と前年同四半期と比べ116百万円(△9.9%)の減益となりました。

当第3四半期末のグループ店舗数は253店舗であります。

 

※前第3四半期連結累計期間(2022年4月1日から2022年12月31日)には、新型コロナウイルス感染症にかかる感染拡大防止協力金566百万円を「助成金収入」として営業外収益に計上しております。

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、24,765百万円と前連結会計年度末に比べ608百万円の増加となりました。流動資産は前連結会計年度末に比べ325百万円減少12,143百万円、固定資産は933百万円増加12,621百万円、流動負債は前連結会計年度末に比べ208百万円増加4,909百万円、固定負債は539百万円減少2,979百万円、純資産は939百万円増加16,875百万円となりました。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

特記すべき事項はありません。

 

(5) 従業員数

① 連結会社の状況

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に著しい増減はありません。

 

② 提出会社の状況

当第3四半期累計期間において、当社の従業員数に著しい増減はありません。