ブックオフコーポレーション株式会社

上場廃止 (2018/09/26) ブックオフグループホールディングスの完全子会社化 小売業リサイクルショップ東証1部

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最終更新:

E03430 Japan GAAP

売上高

800.5億 円

前期

813.4億 円

前期比

98.4%


3【事業の内容】

 当社グループ(連結財務諸表提出会社及び関係会社(子会社12社及び関連会社1社(平成30年3月31日現在))

により構成)は、「事業活動を通じての社会への貢献」「全従業員の物心両面の幸福の追求」を経営理念とし、中

古書籍等の小売店舗「BOOKOFF」を中心に、「リユース」を切り口とした小売店舗の運営及びフランチャイズ事業

を行っております。

 

 当社グループの事業内容における位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。

 

(リユース店舗事業)

1.当社は、書籍・ソフト等のリユースショップ「BOOKOFF」のチェーン本部としてフランチャイズシステムの運営及び直営店舗の運営を行っております。また、総合リユースショップの展開を目指し、「BOOKOFF」を中心に様々なリユース商材を集めた大型複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR」と「BOOKOFF」にアパレル商材を複合させた「BOOKOFF PLUS」の運営を行っており、書籍・ソフト等の他、家電商品(オーディオ・ビジュアル商品、コンピューター等)、アパレル・スポーツ用品・ベビー用品・腕時計・ブランドバッグ・貴金属・食器・雑貨等の買取及び販売を行っております。

2.子会社㈱ブックオフウィズは、国内で「BOOKOFF」店舗の運営及びアパレル・ベビー用品等のリユース店舗の運営を行っております。また腕時計・ブランドバック・貴金属等のリユースショップのチェーン「キングラム」にフランチャイズ加盟し、店舗の運営を行っております。

3.子会社リユースコネクト㈱は、国内で「BOOKOFF」店舗の運営を行っております。

4.子会社㈱ブックレットは、国内で「BOOKOFF」店舗の運営及びアパレル等のリユース店舗の運営を行っております。

5.子会社㈱ブックオフ沖縄は、国内で「BOOKOFF」店舗の運営及びアパレル等のリユース店舗の運営を行っております。

6.子会社㈱マナスは、国内で「BOOKOFF」店舗の運営を行っております。

7.子会社BOOKOFF U.S.A.INC.は、米国で「BOOKOFF」店舗の運営を行っております。

8.子会社SCI BOC FRANCE は、フランス共和国で所有する不動産を賃貸しております。

9.子会社BOK MARKETING SDN.BHD.は、マレーシアでアパレル等のリユース店舗の運営を行っております。

 

(ブックオフオンライン事業)

 子会社ブックオフオンライン㈱は、インターネット上で書籍・ソフト等のリユースショップ「BOOKOFF Online」の運営を行っております。

 

(ハグオール事業)

 子会社㈱ハグオール(注)は、店舗型のビジネスに限定しないリユース業を運営しており、より幅広い商材の買取及び販売を行っております。

(注)子会社㈱ハグオールは平成30年3月21日付で子会社ブックオフオンライン㈱と合併し、消滅いたしました。

 

(その他)

1.当社は、新刊書店「青山ブックセンター」「流水書房」「yc-vox」の店舗運営を行っております。また、各事業の店舗の内外装工事の企画・設計施工等を行っております。

2.子会社ビーアシスト㈱は、店舗で販売する商品の加工業務等を行っております。

3.子会社㈱ブクログはインターネットレビューサイト「ブクログ」の運営を行っております。

 

 事業の系統図は概ね次のとおりであります。

 

※画像省略しています。

(注1)連結子会社には○印、関連会社(持分法適用会社)には□印を付しております。

(注2)※1を付した㈱ブックオフウィズは、重要性が増したため、当連結会計年度より連結の範囲に含めております。

(注3)※2を付した㈱マナスは、平成29年4月に同社株式を当社が譲受けて子会社化し、当連結会計年度より連結の範囲に含めております。

(注4)※3を付したBOK MARKETING SDN.BHD.は、重要性が増したため、当連結会計年度より連結の範囲に含めております。

 

18/06/25

1【業績等の概要】

(1)業績

 当社グループは『ものを捨てたくない人が、捨てない生活をするためのインフラとしての役割を果たすブックオフ』=『捨てない人のブックオフ』を事業ミッションに掲げ、「ご家庭で不要となったものを、新しい持ち主のために役立てる」という「リユース業」を中核事業とし、書籍・CD・DVD・ゲーム・家電・アパレル・スポーツ用品・ベビー用品・雑貨など様々なジャンルのリユースを通じて循環型社会の実現に取り組んでおります。

 グループ経営理念の実現とさらなる事業成長を遂げるため、『グループの総合力を活かした仕入の最大化』、『店舗並びにインターネットを通じて最大の販売効率の追求』の2つの方針に基づき、継続的な事業成長を実現してまいります。

 当連結会計年度は、大型複合店を中心とした出店を継続しつつ、「中古家電」「店舗商品のネット販売」の効果発現及びコストコントロールの徹底に注力し、仕入増強と販売効率向上を進めてまいりました。

 このような経営方針の下、「BOOKOFF」を中心に様々なリユース商材を集めた大型複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR」と「BOOKOFF」にアパレル商材を複合させた「BOOKOFF PLUS」を当社グループの中核パッケージとして出店とリニューアルの促進をはかっており、当連結会計年度において、「BOOKOFF SUPER BAZAAR」を5店舗、「BOOKOFF PLUS」を1店舗出店しました。また「BOOKOFF」単独店から「BOOKOFF PLUS」へのリニューアルを6店舗実施しました。

 「BOOKOFF」既存店においては、前連結会計年度に引き続き、積極的な中古家電の買取・販売と、店舗商品のインターネット・オークションサービス「ヤフオク!」への出品を推し進めました。また、中古家電と共に既存商材の買取及び販売の増加に向けて、前連結会計年度に拡充した店舗パート・アルバイトスタッフの教育研修を進める一方で、店舗ごとに買取・販売の実勢に応じたコスト削減を積極的に進めてまいりました。

 ブックオフオンライン事業では前連結会計年度に実施した倉庫拡張により、中古本の品揃え最大化による事業拡大を進めてまいりました。また、ハグオール事業では前連結会計年度に引き続き、事業構築に加えて売上規模拡大による収益化の実現に向けて、先行投資を進めてまいりました。

 これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高81,344百万円(前連結会計年度比6.2%増)、営業利益116百万円(前連結会計年度は営業損失530百万円)、経常利益588百万円(前連結会計年度は経常利益5百万円)となりました。

 既存店の減損損失等特別損失を計上したことに加え、繰延税金資産の取り崩しに伴う法人税等調整額を計上することにより、親会社株主に帰属する当期純損失は1,159百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失528百万円)となりました。

 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しており、以下の前連結会計年度比較については、前連結会計年度の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細は以下に記載のとおりであります。

 

セグメント

主な事業内容

リユース店舗事業

・書籍・ソフト等のリユースショップ「BOOKOFF」のチェーン本部としてフランチャイズシステムの運営及び直営店舗の運営

・「BOOKOFF」にアパレル商材を複合させたリユースショップ「BOOKOFF PLUS」の店舗運営

・書籍・ソフト等の他、家電商品(オーディオ・ビジュアル商品、コンピューター等)・アパレル・スポーツ用品・ベビー用品・腕時計・ブランドバッグ・貴金属・食器・雑貨等を取扱うリユースショップ「BOOKOFF SUPER BAZAAR」の店舗運営

ブックオフオンライン事業

インターネット上での書籍・ソフト等のリユースショップ「BOOKOFF Online」の運営

ハグオール事業

店舗型のビジネスに限定しないリユース業の運営

その他

・新刊書店「青山ブックセンター」「流水書房」「yc-vox」の店舗運営

・店舗の内外装工事の企画・設計施工等

・ブックレビューコミュニティサイトの運営

・その他上記セグメントに含まれない事業

 

 

 各セグメント別の売上状況は以下のとおりです。

(リユース店舗事業)

 当セグメントの当連結会計年度業績は、売上高71,150百万円(前連結会計年度比3.8%増)となりました。

 当連結会計年度の出店は、グループ直営店9店舗、FC加盟店2店舗となりました。また閉店はグループ直営店11店舗(同一建物内の複数店舗を1つの屋号に統合したことによる閉店1店舗を含む)、FC加盟店26店舗(同一建物内の複数店舗を1つの屋号に統合したことによる閉店8店舗を含む)となりました。

 前連結会計年度に引き続き「BOOKOFF」既存店において、中古家電の買取・販売を推進する一方で、店舗商品のヤフオク!への出品を拡充いたしました。また、買取及び販売向上のため連結会計年度に拡充した店舗パート・アルバイトスタッフの教育研修を進める一方で、店舗ごとに買取・販売の実勢に応じたコスト削減を積極的に進めてまいりました。

 既存店の売上高の増加に加え、新規大型複合店の出店等により増収となりました。

 

(ブックオフオンライン事業)

 当セグメントの当連結会計年度業績は、売上高6,522百万円(前連結会計年度比16.6%増)となりました。

 ECサイト「BOOKOFF Online」の会員数増に加え、前連結会計年度に実施した倉庫の拡張や店舗と連携した在庫拡充施策によるECサイト上の商品アイテム数の増加、ヤフオク!への出品連携の拡充、顧客データ活用によるECサイト改善等が奏功し増収となりました。

 

(ハグオール事業)

 当セグメントの当連結会計年度業績は、売上高2,244百万円(前連結会計年度比131.2%増)となりました。

 東京23区内を中心にした訪問買取サービスに加え、複数の百貨店内での「総合買取ご相談窓口」の運営を中心に、買取施策に積極的に取り組みました。それに伴い、主要な販路であるECサイトでの販売のほか、BtoB販売、催事販売等が奏功し増収となりました。

 

(その他)

 当セグメントの当連結会計年度業績は、売上高1,426百万円(前連結会計年度比2.3%減)となりました。

 

(2)キャッシュ・フロー

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ140百万円増加し15,268百万円となりました。
 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因は次のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果、増加した資金は1,965百万円(前連結会計年度は604百万円増加)となりました。これは、税金等調整前当期純損失が137百万円でしたが、減価償却費2,033百万円、減損損失650百万円、のれん償却額106百万円、未払金の増加114百万円等により資金が増加した一方、たな卸資産の増加333百万円、法人税等の支払額521百万円等により資金が減少したことが主な要因です。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果、減少した資金は2,054百万円(前連結会計年度は3,537百万円減少)となりました。これは、新規出店等に伴う有形固定資産の取得1,761百万円、システムへの追加投資等による無形固定資産の取得352百万円、差入保証金の増加307百万円があった一方、閉店等による差入保証金の減少386百万円があったことが主な要因です。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果、増加した資金は224百万円(前連結会計年度は2,674百万円増加)となりました。これは社債の償還による支出1,000百万円、配当金の支払額513百万円、リース債務の返済による支出552百万円、長期未払金の返済による支出103百万円により資金が減少した一方で、借入金の純額が2,394百万円増加したことが主な要因です。