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最終更新:

ES0003 

売上高

7,540.0億 円

前期

7,900.0億 円

前期比

95.4%


アイリスオーヤマの強み

グローバル業態メーカーベンダーシステム

メーカーと問屋機能を併せ持ち、さまざまな素材の製品を世界各地から生産・調達するシステム

アイリスオーヤマはメーカー機能と問屋機能をあわせ持つ独自の「メーカーベンダー」という業態を作り上げました。商品を小売店にお届けするだけでなく、小売店の売場をコンサルティングしながら魅力的な売場作りや販売促進をサポートします。生活者の声がダイレクトにフィードバックされるため、生活者ニーズに対応したオンリーワン商品のスピーディな開発をも可能にしました。さらに、多様化するニーズに応えるため素材にとらわれた「業種」発想から、さまざまな素材とあらゆる技術を組み合わせて卸売業の「業態」視点で商品開発をおこなうビジネススタイルへと変貌しました。

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世界各地を拠点にしたモノづくり

生産拠点・販売拠点を世界へと広げ、アメリカ、ヨーロッパ、韓国に工場や物流センターを構えました。中国には9つの工場と世界最大級の自動倉庫を備えた物流センターが稼動しています。ほかにも、世界各地から生産に最も適したメーカーを商品ごとに選定し生産委託(アウトソーシング)をして、日本の品質基準に基づいた徹底した品質管理・技術指導をおこなっています。

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アイリスソリューションは、ここから動きだす。

アイリスオーヤマは、毎週月曜日に新商品開発会議をおこなっています。この会議で取り上げる新商品の企画は、機能・デザイン・価格などあらゆる側面から、徹底的に生活者の視点で検討されます。
生活用品の開発で養ってきた生活者の視点を元に、近年は家電カテゴリーの不満解消にも取り組んでいます。

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    新商品開発会議

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    2017年の総売上高に占める
    新商品※売上高の割合

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    2018年の総売上高に占める
    新商品※売上高の割合

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    2019年の総売上高に占める
    新商品※売上高の割合
    ※新商品…発売から3年以内の商品

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素材の壁を超え、カテゴリーの枠を超え、 多次元の商品開発を実現。

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年間1,000アイテム以上の新商品をつくりだすために、出身業種であるプラスチックという素材にこだわらず、生活者が求める商品に最も適した素材を使っています。
たとえば犬小屋ひとつにしても、軽くてお手入れの簡単なプラスチック製、エクステリアとしての質感を重視する方には木製のログハウス風、室内用には布を使ったクッションハウスと、素材の枠に縛られないことで幅広い開発ができます。ひとつの商品に対してあらゆる角度から生活者に提案をするだけでなく、シーツ、トイレ、ドライブグッズなど「もっとこんなアイテムがあればいいな」という生活者の発想から素材の制約を受けることなく関連商品を増やしていくことができます。こうして蓄積した商品開発ノウハウを収納用品やガーデニング用品などカテゴリーの枠も超えて次の商品にいかしていくことで、よりスピーディに商品の開発を実現しています。

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商品開発から店舗導入まで、事業部制の組織

「LED照明(法人)」「家電(生活・季節・調理・白物・テレビ・エアコン・照明)」「ホーム(収納インテリア・ハウスウェア)」「ガーデン・ハード・ペット」「ヘルスケア」など主要商品カテゴリーに分かれた事業部組織が作られています。

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商品開発を支える応用研究

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化学・物理・微生物などさまざまな領域の先端技術を掘り下げ、提案型の付加価値商品を生み出す技術を確立させます。
また安心して使用していただけるよう商品を評価、分析して、基本性能や安全性能に対する試験、測定を繰返しおこないます。大型の低温試験室や高温試験室などで耐衝撃、耐久、耐候といったテストを商品の特性に基づいて実施しています。

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お客様に信頼を届ける品質管理

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商品の開発段階から設計などの安全性評価や品質基準を定めて不良品の発生を防止する高い品質管理をおこなっています。また、お客様から商品やサービスに関する問い合わせを直接受けるコミュニケーションセンターを部内に併設しているため、お客様の声を商品の改善などにすぐに反映できるサポート体制を整えています。

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市場創造力

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生産・物流をコントロールする自動倉庫

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全工場合わせて約40万パレットの自動倉庫は国内最大級の保管能力を誇り、多品種の商品をチャンスロスなく供給できる体制が整っています。
受注から生産・出荷までが完全にコンピュータで管理されており、出荷指示に基づいて広大な倉庫の中から目的の商品のパレットが自動的に取り出され、搬送ロボットによって配送出口まで運ばれます。

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世界に広がるアイリスソリューション

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世界のどこであっても、そこに暮らしがある限り、生活者のニーズに応えるアイリスソリューションは展開されます。
アメリカ、ヨーロッパではアイリスオーヤマの収納用品がすでに各国の生活様式に溶け込み、数々のオリジナル商品も生まれています。中国では現在、中国全域・アジア各国にて問屋やネット通販など様々なチャネルを展開しています。韓国でも大型量販店を通じて、アイリスオーヤマ製品が普及している他、近年ではネット通販による売上も順調に伸びています。

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アイリス中国グループ

アイリスオーヤマの本格的な海外生産拠点づくりは、1996年の「大連アイリスオーヤマ工貿有限公司」設立を第1歩としてスタートしました。現在、中国では2017年11月に完成した広州工場を加え9つの工場が稼働し、さまざまな素材の商品を生産しています。2006年には、世界最大規模の自動倉庫を持つ物流センターが完成し、年間約2万3000本(20フィート換算)のコンテナを日本へ出荷しています。大連を中心とする中国の工場はメーカーベンダーシステムの中枢を担う重要戦略拠点となりました。

デパートメントファクトリー

中国・大連の7工場ではプラスチック・金属・LEDなどさまざまな素材を取り扱い、生産される商品のカテゴリーもLED照明・家具・電気製品など多岐に渡ります。私たちは、これらの7工場を「デパートメントファクトリー」と総称しています。
素材やカテゴリーの枠を超えて新たな市場を創りだすアイリスソリューションは、多品種・少ロット生産に対応できるデパートメントファクトリーがあってこそ実現しているのです。

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世界最大規模の物流センター

5万パレットという世界最大規模の自動倉庫を有する「大連アイリス物流センター」では、デパートメントファクトリーで生産される多品種の商品を、すべてコンピューターで入出庫管理しています。その膨大な収容能力は、お取引先様専用の在庫を持つことも可能であり、お取引先様の物流センターや店舗に直接納品するコンテナ直送においても、多品種のアイテムを適切な数量とタイミングで出荷できます。

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世界市場に信頼される高度な品質管理

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大連でつくられた製品には日本と同様の厳しい品質基準を設け、専任スタッフによる検査をおこなっています。例えば組み立て家具は人の手によって一度組み立てられ、部品の不足や不具合がないかどうかもチェックしたり、他の製品も成形や入庫前などさまざまな作業工程で抜き取り検査をおこなったりして不良品が混入していないか確認しています。生産されている製品の90%以上は日本側での無検査での受け入れが保証され、厳しい品質基準をクリアした製品だけが日本に出荷されるシステムを確立しています。
また、大連アイリスグループの品質管理スタッフには定期的に研修を実施し、品質保証レベルの確認や技術指導を徹底的におこなうことで品質保証の向上を図っています。

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ナレッジ集約型拠点

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大連アイリスグループでは、日本で研修を受けた優秀な人材が日本語でマネジメントしています。大連アイリスグループは労働集約型の生産拠点であると同時に、アイリスオーヤマがグローバル業態メーカーベンダーとしてさらに進化していくために欠かせない「ナレッジ集約型」の戦略拠点でもあります。

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アイリス中国グループ・各工場の機能

大連生活用品[第1製造/第2製造/第3製造/LED電気製造/物流センター](大連アイリス生活用品有限公司)

2000年に輸出加工区に設立。第1製造、第2製造、物流センターを備えた第3製造、第4製造の4工場があります。主な生産ラインはLED照明、電気製品、プラスチック成形品、金属製品、木製家具、ペットシーツ、マスク、造管(パイプ)です。

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大連アイリス(大連アイリスオーヤマ工貿有限公司)

1996年に中国進出の足掛かりとして保税区に設立。多品種小ロットによるジャストインタイムの生産方式を実現させました。主な生産ラインはプラスチック製品や使い捨てカイロ、プラダンです。

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大連木製品(大連アイリス木製品有限公司)

2006年に普蘭店市に設立。家具や収納用品に用いられるパーティクルボード(木材のチップを板状に成型したもの)を自社生産しています。また、木粉を使った猫トイレ用の砂や、その造粒技術を応用した培養土を生産しており、高品質の製品を安定供給しています。

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アイリスペットフード(大連アイリスペットフード有限公司)

2010年に金州新区に設立。農林水産省の定めたペットフード安全法の基準に見合った設備と生産環境を備えた工場です。衛生的なラインで、ペットフードを生産しています。

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蘇州工場(アイリス生活用品蘇州有限公司)

2011年11月から稼働開始し、収納用品を中心としたプラスチック製品を生産。
2019年2月には、これまでの3.5倍の規模に工場床面積を拡大して設備の増強を図り、家電製品やペットシーツの生産も行います。
今後は東南アジア向けの輸出も行う、中核工場としての役割を担います。

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広州工場

2017年11月から稼働開始。収納用品や家電製品を生産しており、中国で伸び続けるネット通販に向けた商品の生産を支えています。

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リテイルサポート

Sales Aid Staff セールスエイドスタッフ

お客様が喜ぶ売場作りへ専属スタッフが販売をサポート

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2002年よりお取引先様への派遣を開始したSAS(セールスエイドスタッフ:Sales Aid Staff)は、全国約650店舗で活躍しています。セルフ販売を主とするホームセンターでは、商品の機能を伝えるには限界があります。そこで、SASがお客様に直接伝えるという役割を担い、「お部屋のペット臭が気になる」「すき間を活用できる収納用品を探している」といったお客様の不満・要望を聞き出して的確に商品を紹介します。さらに、オリジナルのPOPを作成するなどして、せっかくの“売場”を“置き場”で終わらせない工夫も行っています。

店頭でお客様と接するSASは販売データの宝庫でもあります。お客様との対話の中からしか得られない情報がSASに蓄積され、商品開発部門にフィードバック。その情報が新たなソリューション商品のヒントとなるのです。

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23/01/23

■決算概要

アイリスグループの2023年度決算(12月)は、売上高7,540億円、経常利益率4.2%、アイリスオーヤマ株式会社は、売上高2,280億円、経常利益率6.9%の見込みです。

昨年は、円安に伴う原価の高騰や、コロナ禍の巣ごもり需要の減少に伴う家電事業とマスク事業の販売不振により、引き続き厳しい環境での経営となりました。しかし、2018年から5年間のCAGR(年平均成長率)はアイリスグループで約10%、アイリスオーヤマで約8%と、社会情勢の変化に柔軟に対応し、成長を持続しています。

BtoC事業では、製造の国内回帰を掲げて積極投資してきた食品事業の設備が順次本格稼働し、食品事業の売上をけん引しています。具体的には、角田工場(宮城県角田市)にパックごはんの生産ラインを増設し、新たに取得した富士裾野工場(静岡県裾野市)では飲料水の生産を開始しています。今後は、鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)でパックごはんと飲料水の生産を予定しているほか、事業の拡大に伴う物流量の増加に対応するため、当社で国内初となる「御殿場物流センター」(静岡県御殿場市)の新設を決定しています。さらに2025年竣工予定の岡山瀬戸内工場(岡山県瀬戸内市)では、家電製品に加えて食品※1の生産も決定しており、国内の生産・供給体制を一層強化します。

BtoB事業では、節電需要の高まりを受けて、省エネソリューション事業が順調に推移しました。LED照明に加えて、エナジーセーバーによる空調の最適制御で使用電力の可視化から制御までを行う、エネルギーマネジメントシステムへと事業領域を拡大しています。また、ロボティクス事業においては、深刻化する労働者不足への対応としてサービスロボットの導入が増加し、累計導入社数は5,000社、累計出荷台数は10,000台を越えています※2。さらに、自社でサービスロボットの設計・開発から製造・販売、アフターサービスまでを一貫して行うことで「ロボットメーカーベンダー」としての基盤を強化します。

2024年度は、5年連続となるベースアップを含めた賃上げ※3を実施し、更なる企業成長と人材確保のための採用強化を図り、アイリスグループ売上高8,800億円(前年比117%)、アイリスオーヤマ単体売上高2,555億円(前年比112%)を目指します。