売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E21342 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年12月31日)における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症における行動制限の緩和により、経済活動の正常化が進むと共に個人消費が回復傾向となったものの、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化により、エネルギーや原材料等の価格動向が依然として先行き不透明な状況となっております。

このような状況のなか、当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の事業につきましては、主力である石炭事業部門において、前連結会計年度に発生した石炭市況の高騰は、当第3四半期連結累計期間に入り、エネルギー需要が緩み、軟化傾向が見られるようになりました。

当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高16,882百万円(前年同期比48.9%減)、経常利益5,377百万円(前年同期比548.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5,300百万円(前年同期比601.0%増)と減収増益となりました。

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

①石炭事業部門

当第3四半期連結累計期間は、石炭販売取引において販売数量が減少しましたが、豪州ワンボ炭鉱からの受取配当金が増加したこと等から、売上高は16,219百万円(前年同期比50.1%減)、セグメント利益は5,659百万円(前年同期比431.0%増)と減収増益となりました。

②新素材事業部門

当第3四半期連結累計期間は、自動車部品向け研磨材販売の一部納品が、当初計画から第4四半期へずれ込み、またスマートフォン、HDD向け市場の需要低迷の影響等により、売上高は203百万円(前年同期比14.0%減)、セグメント利益は32百万円(前期同期比47.5%減)と減収減益となりました。

③採石事業部門

当第3四半期連結累計期間は、風力発電工事向けの路盤材出荷が当初計画よりも増加したこと等から、売上高は459百万円(前年同期比44.3%増)、セグメント利益は134百万円(前年同期比166.8%増)と増収増益となりました。

(資産)

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、売上債権や商品及び製品等が減少したものの、現金及び預金等の増加により、前連結会計年度末に比べて3,046百万円増加し、29,189百万円となりました。

(負債)

当第3四半期連結会計期間末の負債は、仕入債務等が増加したものの、短期借入金等の減少により、前連結会計年度末に比べて1,323百万円減少し、4,460百万円となりました。

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産は、自己株式の取得及び剰余金配当の実施による減少等があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により、前連結会計年度末に比べて4,369百万円増加し24,729百万円となり、自己資本比率は84.7%となりました。

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更又は新たに生じた課題はありません。

(3)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の実績は、0百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究活動の状況に重要な変更はありません。