売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00381 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く環境は、社会活動の正常化に伴う人流の回復や雇用・所得環境の改善などにより個人消費が持ち直したことで、景気は緩やかに回復いたしました。しかしながら、原材料価格の高騰、物価の上昇による消費マインドの悪化懸念や採用難による人手不足の深刻化など、依然として先行きは不透明な状況が続いております。

このような環境下において、当社グループは企業スローガンである『こころつなぐ。笑顔かがやく。』のもと、スイーツを通して心豊かな生活をお届けすることを基本姿勢として、安心、安全かつ高品質な商品をお客様に提供することに注力しました。

売上面につきましては、人流の回復に伴い、バレンタインデーやホワイトデーなどのイベント商戦が堅調に推移したことに加え、昨年は卵の供給制限により販売を休止していた商品を本年は通常通り販売できたことなどにより、当第1四半期連結累計期間の売上高は9,310百万円(前年同期比6.3%増)となりました。

損益面につきましては、原材料価格の高騰などの影響はあったものの、増収や一部商品の価格改定の効果に加え、店舗や工場の人員体制の最適化により利益創出に努めた結果、営業利益は728百万円(前年同期比10.3%増)、経常利益は732百万円(前年同期比10.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は500百万円(前年同期比15.4%増)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 

[洋菓子製造販売事業]

 干菓子につきましては、経済活動の正常化により需要が活性化したことで、バレンタインデーやホワイトデーの専用商品に加え、「フェイバリット」などのレギュラーチョコレートにつきましても好調に推移しました。また、昨年新たに2店舗出店したバターにこだわった焼菓子ブランド「ガレット オ ブール」の売上貢献などもあり、売上高は順調に推移しました。

 洋生菓子につきましても、昨年の卵不足により販売制限をかけていたカスタードプリンが好調であったことに加え、チーズケーキ発売55周年を記念した商品を発売し売上獲得に努めた結果、当事業の売上高は8,834百万円(前年同期比6.2%増)となりました。

 

[喫茶・レストラン事業]

 喫茶・レストラン事業につきましては、人流の回復に伴う売上高の増加に加え、メニューの改変等により売上拡大を図った結果、売上高は476百万円(前年同期比7.4%増)となりました。

 

②財政状態の状況

 当第1四半期連結会計期間末における資産は前連結会計年度末に比べ2,254百万円減少し、25,665百万円となりました。資産の増減の主なものは、現金及び預金の増加額2,304百万円、受取手形及び売掛金の減少額4,657百万円、商品及び製品の減少額1,264百万円等であります。負債は前連結会計年度末に比べ2,172百万円減少し、6,027百万円となりました。これは主に電子記録債務の減少額1,781百万円、未払法人税等の減少額348百万円等によるものであります。純資産は前連結会計年度末に比べ81百万円減少し、19,638百万円となりました。これは主にその他有価証券評価差額金の増加額55百万円、為替換算調整勘定の増加額24百万円、利益剰余金の減少額177百万円等によるものであります。

 

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、86,458千円であります。

 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。