北海道コカ・コーラボトリング株式会社

食料品飲料スタンダード

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00408 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

また、当社グループは、飲料の製造・販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間(2024年1月1日~2024年3月31日)におけるわが国を取り巻く経済状況は、観光業や飲食業の復活、外国人観光客の増加などにより消費活動は活発化し、物価上昇の影響を受けつつも個人消費は緩やかな増加を続けており、景気は持ち直しの動きを見せています。その一方で、日銀によるマイナス金利政策の解除が、限定的ではあるものの経済や企業経営などに影響を与えることも見込まれます。

北海道経済においても、観光業の復活によるインバウンド需要の回復や個人消費の緩やかな改善などにより、景気は持ち直し基調で推移しています。

このような状況の中で、飲料ビジネスの主な営業活動として、スーパーマーケット等の量販店においては、定番シェア拡大を目的に利益性の高い商品の品ぞろえに注力いたしました。自動販売機ビジネスにおいては、札幌圏の再開発事業を好機に自動販売機の新たな設置場所の拡大に努めております。

新商品としては、北海道限定の人気商品「ジョージア ミルクコーヒー」から、2023年発売のバナナに続く第二弾フレーバー商品として「ジョージア メロンミルクコーヒー」を発売いたしました。また、コンビニエンスストア限定で「コスタ デイ&リフレッシュカフェ(ブラック/リトルスイートラテ)」を発売いたしました。

グループビジネスについては、新規の殺菌乳のタンク輸送を開始するなど、物流業務、バックオフィス業務、メンテナンス業務、オペレーション事業を集中的に事業の拡大をはかっています。

その他、設備投資として本年4月にリニューアル発売される「綾鷹650ml新ボトル」対応のアセプティックペットボトルラインの改修工事を行い、生産効率の向上とGHGの排出量削減に努めました。また、ペットボトル資源循環の促進を目的に、岩見沢市と資源循環連携協定を締結いたしました。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は自動販売機やコンビニエンスストア、Web販売等の好調や昨年来の価格改定が奏功し12,437百万円(前年同期比2.5%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は、原材料資材・エネルギー価格の高騰は続いているものの、自動販売機を中心とした道内販売の増収に加え、継続した収益改善の取り組みにより160百万円(前年同期は230百万円の営業損失)、経常利益は182百万円(前年同期は233百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は174百万円(前年同期は176百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

当第1四半期連結会計期間末の資産、負債、純資産については、総資産は、建設仮勘定の増加などにより、前連結会計年度末に比べ348百万円増加し、51,422百万円となりました。

負債は、買掛金や未払金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ379百万円増加し、10,600百万円となりました。

純資産は、利益剰余金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ31百万円減少し、40,822百万円となりました。

 

(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

該当事項はありません。