株式会社ミューチュアル

上場廃止 (2022/08/29) 株式等売渡請求による取得 産業機械スタンダード

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E02959 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大を背景に経済活動の停滞や個人消費の減少等が継続しており、一部で持ち直しが見られるものの、厳しい状況で推移いたしました。海外経済におきましてもワクチン接種率の低い新興国や感染力の強いデルタ型等の変異ウイルスが流行している国もあり、依然として先行きは不透明な状況が続いております。

このような状況下、当社グループにおいても引続き社員や取引先様への感染防止を最優先とし、テレワークや時差出勤、WEB会議による商談・打合せを推進し、営業活動を行って参りました。新たなラインナップのオリジナル機、輸入機の販売を強化するとともに、展示会にも積極的に参加する等、受注獲得に注力して参りました。  また、ジョブ型制度を導入する等、人事面・管理面の強化も図って参りました。売上高につきましては、一部大口案件が第2四半期以降にずれ込んだ結果、前年同期比344百万円減収となりました。損益面におきましては、売上高総利益率が原価低減努力により前年同期比2.7ポイント改善しましたが、減収分は補えず売上総利益が47百万円減少した結果、営業利益以下の段階利益も減益となりました。

これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,537百万円(前年同期比18.3%減)、売上総利益は442百万円(同9.7%減)、営業利益は38百万円(同56.7%減)、経常利益は64百万円(同43.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は42百万円(同34.9%減)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

①産業用機械事業

当社グループの主力事業である産業用機械事業は、売上高全体では1,423百万円(前年同期比20.3%減)でありました。この内、医薬品業界が974百万円(同18.1%減)、化粧品業界が192百万円(同39.2%減)、食品業界が83百万円(同52.8%減)、その他業界が173百万円(同67.9%増)となりました。

②工業用ダイヤモンド事業

工業用ダイヤモンド事業は、事業売上高として113百万円(前年同期比19.5%増)となりました。主なユーザーは自動車業界、半導体業界であります。

 

当社グループの財政状態の分析につきましては、次のとおりであります。

(資産)

当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比875百万円減少し、14,551百万円となりました。これは主として前渡金が190百万円、仕掛品が93百万円それぞれ増加する一方で、受取手形及び売掛金、電子記録債権が合計で952百万円、現金及び預金が109百万円、投資有価証券が74百万円それぞれ減少したことによるものです。

(負債)

当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末比691百万円減少し、3,970百万円となりました。これは主として前受金が376百万円増加する一方で、支払手形及び買掛金、電子記録債務が合計で686百万円、未払法人税等が227百万円それぞれ減少したことによるものです。

(純資産)

当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末比183百万円の減少となりました。これは主として親会社株主に帰属する四半期純利益が42百万円ありましたが、配当金の支払い161百万円により利益剰余金が118百万円、その他有価証券評価差額金が53百万円減少したことによるものです。

 

 

(2)経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動費用の金額は2,690千円であります。

また、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。