売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00484 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類へ移行したことに伴い、行動制限が緩和され人流が回復した結果、個人消費が持ち直したほか、訪日外国人旅行者数が感染拡大前の水準で推移するなど、インバウンド需要にも持ち直しの動きが見られました。一方で、物価上昇による消費マインドの低下が懸念されるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。海外経済につきましては、欧米を中心とした金融引き締めや中国経済の先行き懸念による景気の下振れリスクや、地政学リスクの顕在化など、依然として先行き不透明な状況が続いております。

当社といたしましては、変化、多様化する消費者ニーズや顧客ニーズを的確に把握し、それらのニーズに合致した高付加価値製品の開発を実現すべく、新技術開発や新製法の確立に挑戦していくとともに、原材料コストの動向を注視しつつ、安心・安全な原材料の安定調達に取り組んでまいりました。

このような状況のもと、当社の当第3四半期累計期間における売上実績は、茶エキスを中心に緩やかな回復基調で推移しました。

茶エキスにつきましては、玄米茶エキスが減少したものの、緑茶エキス・紅茶エキス等が増加したため、売上高は 2,085百万円(対前年同四半期比 13.0%増)となりました。

粉末天然調味料につきましては、粉末ソース等が増加したものの、粉末鰹節・粉末魚介等が減少したため、売上高は 1,338百万円(同 5.8%減)となりました。

植物エキスにつきましては、野菜エキス等が減少したものの、果実エキスが増加したため、売上高は 587百万円(同 5.0%増)となりました。

液体天然調味料につきましては、鰹節エキス・昆布エキス等が減少したため、売上高は 524百万円(同 5.0%減)となりました。

粉末酒につきましては、ラムタイプ・ブランデータイプ等が減少したものの、清酒タイプ等が増加したため、売上高は 89百万円(同 2.1%増)となりました。

以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は 4,629百万円(同 3.6%増)となり、前年同四半期に比べ 159百万円増加しました。

利益面につきましては、売上高の増加により営業利益は 492百万円(同 2.5%増)となり、経常利益は 615百万円(同 1.5%減)となりました。また、法人税等 135百万円(同 6.2%増)を計上したため、四半期純利益は 482百万円(同 5.8%増)となりました。

なお、当社は食品加工事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載しておりません。

 

②財政状態

当第3四半期会計期間末における資産合計は 21,736百万円となり、前事業年度末に比べ 1,244百万円増加しました。

流動資産については 12,806百万円となり、前事業年度末に比べ 1,038百万円増加しました。主に、現金及び預金が 596百万円、売上債権が 428百万円、それぞれ増加したことによります。

固定資産については 8,929百万円となり、前事業年度末に比べ 206百万円増加しました。主に、有形固定資産が 131百万円減少したものの、投資有価証券が 414百万円増加したことによります。

負債合計は 2,084百万円となり、前事業年度末に比べ 634百万円増加しました。

流動負債については 1,891百万円となり、前事業年度末に比べ 511百万円増加しました。主に、仕入債務が 344百万円、未払法人税等が 100百万円、それぞれ増加したことによります。

固定負債については 193百万円となり、前事業年度末に比べ 123百万円増加しました。主に、従業員株式給付引当金として 83百万円計上したことによります。

純資産合計は 19,651百万円となり、前事業年度末に比べ 610百万円増加しました。主に、配当金の支出により 160百万円減少したものの、四半期純利益 482百万円を計上し、その他有価証券評価差額金が 281百万円増加したことによります。

 

(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3)研究開発活動

当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は 144百万円であります。
 なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。