売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00447 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第3四半期会計期間の末日現在において、当社が判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの5類感染症移行に伴い、経済活動に緩やかな回復傾向が見られました。しかしながら、急激な為替相場の変動や世界的な金融引締めに伴う影響のほか、長期化するウクライナ情勢や中東地域を巡る地政学的リスクの高まりなど、不安定な国際情勢により、依然として先行き不透明な状況が続いております。

国内食品業界においては、原材料価格の高騰、エネルギーコストの上昇を反映した食料品の値上げが相次いだことにより消費者の節約志向が高まっており、今後も厳しい経営環境が続くことが予想されます。

このような状況の中、当社は、厳しい環境の変化に対応するため、中期経営計画「Creative2024」において、「顧客満足度の向上」、「安定的な利益確保」、「ブランド力の向上による企業価値向上」という当社が目指すべき将来像を掲げ、全社一丸となって中期経営計画の達成に取り組んでおります。

 当第3四半期累計期間の売上高は、主力のアイスクリーム部門において、新規取引先の開拓や既存取引先への拡販等の取り組みに加え、夏季の猛暑が追い風となり、かき氷や新潟県内で高い知名度を誇る「もも太郎」、大容量のホームタイプアイスなど、自社ブランド品の販売が好調に推移いたしました。また、2023年11月に東北地方で人気を誇った「ビバオール」を復刻発売するなど秋冬向けの販売にも注力いたしました。一方で、OEM受注が伸び悩んだこと等により、3,491百万円(前期比6.4%増)となりました。

 損益面については、利益率の高い自社ブランド品の販売が好調であった反面、為替相場の影響等により原材料価格が想定を上回って推移しているほか、エネルギーコストの高止まりや人件費の高騰が利益を圧迫し、営業利益は73百万円(前年同期は営業利益35百万円)、経常利益は80百万円(前年同期は経常利益33百万円)、四半期純利益は61百万円(前年同期は四半期純利益21百万円)となりました。

なお、当社は夏季に集中して需要が発生するため、特に第2四半期会計期間の売上高は、他の四半期会計期間の売上高と比べ著しく高くなる傾向にあります。

②財政状態の分析

(資産)

当第3四半期会計期間末における総資産は前事業年度末に比べ217百万円減少し、2,661百万円となりました。これは主に現金及び預金の増加額79百万円、売掛金の減少額122百万円、商品及び製品の減少額147百万円等によるものであります。

(負債)

当第3四半期会計期間末における負債は前事業年度末に比べ265百万円減少し、1,111百万円となりました。これは主に買掛金の減少額224百万円、短期借入金の減少額100百万円等によるものであります。

(純資産)

当第3四半期会計期間末における純資産は前事業年度末に比べ48百万円増加し、1,550百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加額35百万円、その他有価証券評価差額金の増加額10百万円等によるものであります。

 

 

(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、10,382千円であります。

なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。