売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00447 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第1四半期会計期間の末日現在において、当社が判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が緩やかに改善しているほか、インバウンド消費の拡大等により回復の兆しが見られました。しかしながら、急激な為替相場の変動、ウクライナや中東情勢の長期化といった不安定な国際情勢により、依然として先行き不透明な状況が続いております。

国内食品業界においては、原材料価格の高騰や人件費、物流費の上昇に伴う商品価格の値上げが継続的に行われており、消費者の節約志向は依然として強く、今後も厳しい経営環境が続くことが予想されます。

このような状況の中、当社は、厳しい環境の変化に対応するため、「中期経営計画2027」において7つの戦略的推進事項と当社が目指すべき将来像を掲げ、全社一丸となって中期経営計画の達成に取り組んでまいりました。事業環境等に左右されることなく常に安定的な利益の確保に努める経営戦略と、全社員が自身と会社の成長を実感できる働きがいのある職場環境づくりを両立し、さらなる企業価値向上に取り組んでまいります。

当第1四半期累計期間の売上高は、主力のアイスクリーム部門において、新規取引先の開拓や既存取引先への拡販等が順調に推移していることに加え、価格改定や全国的に平年よりも気温が高かった影響等もあり、かき氷や新潟県内で高い知名度を誇る「もも太郎」等、氷菓を中心に自社ブランド品が好調に推移いたしました。この結果、1,120百万円(前期比5.1%増)となりました。

損益面については、原材料価格の高騰やエネルギーコストの高止まりは続いているものの、原価低減活動により製造ロスが減少したことで利益率が改善し、営業利益は34百万円(前年同期は営業損失5百万円)、経常利益は37百万円(前年同期は経常損失3百万円)、四半期純利益は31百万円(前年同期は四半期純損失5百万円)となりました。

なお、当社は夏季に集中して需要が発生するため、特に第2四半期会計期間の売上高は、他の四半期会計期間の売上高と比べ著しく高くなる傾向にあります。

 

②財政状態の分析

(資産)

当第1四半期会計期間末における総資産は前事業年度末に比べ462百万円増加し、3,382百万円となりました。これは主に現金及び預金の増加額41百万円、売掛金の増加額317百万円、商品及び製品の増加額107百万円等によるものであります。

(負債)

当第1四半期会計期間末における負債は前事業年度末に比べ444百万円増加し、2,085百万円となりました。これは主に短期借入金の増加額370百万円、未払金の増加額72百万円、未払消費税等の減少額25百万円、賞与引当金の増加額17百万円等によるものであります。

(純資産)

当第1四半期会計期間末における純資産は前事業年度末に比べ18百万円増加し、1,297百万円となりました。これは主にその他有価証券評価差額金の増加額10百万円等によるものであります。

 

 

(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、3,799千円であります。

なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。