E00461 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間における我が国経済は、緩やかに回復しておりますが、アメリカの通商政策等による不透明
感がみられる状況にありました。先行きにつきましては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあっ
て、緩やかな回復が続くことが期待されますが、物価上昇やアメリカの政策動向及び金融資本市場の変動等の影響
を注視する必要があります。
このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。
この結果、当中間連結会計期間の経営成績は、売上高は256,074百万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は39,772百万円(前年同期比0.1%減)、経常利益は43,784百万円(前年同期比1.0%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は33,325百万円(前年同期比0.6%減)となりました。
なお、当中間連結会計期間の為替換算レート(期中平均レート)は、146.04円/米ドル(前中間連結会計期間は、152.63円/米ドル)であります。
また、当中間連結会計期間より、在外子会社等の収益及び費用は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算する方法から、期中平均相場により円貨に換算する方法に変更したため、遡及適用後の数値で前年同中間期比較を行っております。(会計方針の変更の詳細は「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項 (会計方針の変更)」をご覧ください。)
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 水産食品事業
水産食品事業は、積極的な営業活動により外食向け商品等の販売数量が伸長いたしました。その結果、売上高は15,785百万円(前年同期比4.4%増)、セグメント利益は、一部の商品において価格改定を実施したことにより利益率が改善したことに加え、利益率の高い商品の構成比が高まったこと等により898百万円(前年同期比65.4%増)となりました。
② 海外即席麺事業
海外即席麺事業は、米国では7月に価格改定を実施いたしましたが、販売数量は節約志向の状況下、効果的な販売促進を実施することができず減少いたしました。メキシコでは4月に実施した価格改定後もカップ麺は堅調に、袋麺は好調に推移いたしました。その結果、ドルベースでは増収となりましたが、為替の影響により売上高は115,839百万円(前年同期比1.9%減)、セグメント利益は、包材の紙カップ化や輸入原材料の高騰による原材料費の増加等を価格改定等でカバーし、ドルベースでは増益となりましたが、為替の影響により28,905百万円(前年同期比1.3%減)となりました。
③ 国内即席麺事業
国内即席麺事業は、主力商品を中心に、カップ麺では「赤いきつねうどん」、発売45周年となる記念商品を発売した「緑のたぬき天そば」がともに堅調だったほか、「マルちゃん焼そば」も想定以上に伸長し、増収となりました。袋麺では「マルちゃん正麺」シリーズが堅調に推移し、増収となりました。その結果、売上高は46,342百万円(前年同期比1.5%増)、セグメント利益は、売上の拡大等はあったものの、原材料費や運送費、人件費等の増加により3,665百万円(前年同期比7.8%減)となりました。
④ 低温食品事業
低温食品事業は、生麺では発売50周年となる「マルちゃん焼そば3人前」シリーズにてキャンペーン等の販売促進に加え、期間限定品の発売によりシリーズの活性化を図り、好調に推移いたしました。その他、涼味商品が伸長いたしました。冷凍食品では冷凍調理品や冷凍野菜関連商品は4月に、冷凍麺は6月に価格改定を実施いたしました。冷凍調理品や冷凍野菜関連商品は低調となりましたが、冷凍麺は引き続き産業給食や外食・行楽関係向けの商品が堅調に推移いたしました。その結果、売上高は32,482百万円(前年同期比4.1%増)、セグメント利益は、人件費や運送費、動力費等の増加はあったものの、売上の拡大等により4,754百万円(前年同期比10.8%増)となりました。
⑤ 加工食品事業
加工食品事業は、米飯商品では昨年に引き続き6月に価格改定を実施いたしましたが、無菌米飯商品を中心に堅調に推移いたしました。その結果、売上高は10,830百万円(前年同期比0.8%増)、セグメント損失は、6月に実施した米飯商品の価格改定による売上の拡大等の効果はあったものの、更なる原材料費の高騰やフリーズドライ商品の新工場稼働に伴う減価償却費の増加等により562百万円(前年同期はセグメント利益319百万円)となりました。
⑥ 冷蔵事業
冷蔵事業は、全国的に気温の高い日が多かったことによりアイスクリームを中心とした国内品の取扱いが堅調に推移したこととともに、関連する運送、付帯作業等が増収となりました。その結果、売上高は13,513百万円(前年同期比6.7%増)、セグメント利益は、物価上昇等の影響による人件費や補修費、運送費等の増加はあったものの、売上が堅調に推移したことにより1,552百万円(前年同期比35.2%増)となりました。
⑦ その他
その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は21,279百万円(前年同期比7.7%増)、セグメント利益は896百万円(前年同期比16.5%増)となりました。
当中間連結会計期間末の当社グループの総資産は605,974百万円で、前連結会計年度末に比べ10,996百万円(1.8%)増加しました。当中間連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
① 流動資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べ4,579百万円(1.2%)減少し、362,142百万円となりました。これは主に、商品及び製品が3,977百万円、流動資産のその他が3,093百万円増加しましたが、現金及び預金が13,221百万円減少したことによるものであります。
② 固定資産
固定資産は、前連結会計年度末に比べ15,575百万円(6.8%)増加し、243,832百万円となりました。これは主に、建物及び構築物が5,880百万円、建設仮勘定が5,113百万円増加したことによるものであります。
③ 流動負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べ5,150百万円(7.0%)減少し、68,150百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が2,244百万円、未払費用が1,998百万円減少したことによるものであります。
④ 固定負債
固定負債は、前連結会計年度末に比べ2,644百万円(9.4%)増加し、30,678百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が3,036百万円増加したことによるものであります。
⑤ 純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べ13,501百万円(2.7%)増加し、507,146百万円となりました。これは主に、自己株式の取得により自己株式が9,354百万円増加しましたが、利益剰余金が21,370百万円増加したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ17,404百万円(44.2%)増加し、56,786百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は、前年同期に比べ9,113百万円(21.6%)減少し、33,009百万円となりました。これは主に、棚卸資産の増減額、仕入債務の増減額により減少したことによるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果得られた資金は、前年同期に比べ6,502百万円(26,289.1%)増加し、6,527百万円となりました。これは主に、定期預金の預入による支出が増加、有価証券の償還による収入が減少しましたが、定期預金の払戻による収入が増加したことによるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は、前年同期に比べ13,775百万円(39.0%)減少し、21,533百万円となりました。これは主に、自己株式の取得による支出が減少したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は871百万円であります。