売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E31012 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

(1) 業績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの5類感染症移行に伴い、経済活動に緩やかな回復傾向が見られました。しかしながら、原料価格やエネルギー価格の高騰、働き手不足の深刻化による物価上昇、実質賃金の伸び悩みなどもあり、個人消費マインドの持ち直しに足踏みがみられ、依然として先行き不透明な状況が続いております。
 国内食品業界におきましては、原料価格の高騰、エネルギーコストの上昇を反映した食料品の値上げが相次いだことにより消費者の節約志向が高まっており、今後も厳しい経営環境が続くことが予想されます。
 このような状況のもと当社は、直接貿易で調達したえび商品の販売や年末に向けた商品の販売など、積極的に営業活動を進めてまいりました。以上の結果、骨なし魚事業におきましては、「ダイスカットシリーズ」など当社独自商品の拡販や原料値上げに伴う販売価格改定により売上高8,225,560千円(前年同期比5.0%増)、ミート事業におきましては、「楽らく匠味シリーズ」の販売強化などにより売上高1,902,499千円(前年同期比0.9%増)、その他事業におきましては、大手ユーザーへの商品拡販などにより売上高11,345,404千円(前年同期比2.0%増)となりました。これにより当第3四半期累計期間の売上高は21,473,463千円(前年同期比3.0%増)となりました。
 損益面につきましては、粗利率の低下は想定通りに推移したものの、えび商品の販売軟調や滞留在庫消化による値引金額増加により、営業利益は902,626千円(前年同期比30.9%減)、経常利益は906,669千円(前年同期比30.6%減)、四半期純利益は616,250千円(前年同期比30.7%減)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(資産の部)
 当第3四半期会計期間末における総資産は、13,981,060千円となり、前事業年度末と比較して1,154,246千円増加となりました。これは主に現金及び預金が749,631千円減少した一方で、受取手形及び売掛金が1,261,039千円、商品が535,476千円増加したことによるものです。
(負債の部)
 当第3四半期会計期間末における負債合計は、4,406,265千円となり、前事業年度末と比較して889,695千円増加となりました。これは主に未払法人税等が350,353千円減少した一方で、買掛金が722,563千円、短期借入金が510,000千円増加したことによるものです。
(純資産の部)
 当第3四半期会計期間末における純資産合計は、9,574,794千円となり、前事業年度末と比較して264,550千円増加となりました。これは主に四半期純利益の616,250千円計上と配当金の支払354,580千円により利益剰余金が261,670千円増加したことによるものです。

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(6) 研究開発活動

該当事項はありません。