売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01005 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間(2023年1月1日~2023年9月30日)の世界経済は、欧米の長引く高インフレや中国の不動産急落を始めとする経済の変調、途上国の過剰債務問題等世界規模で悪化の兆候が表れ、またそれによる消費構造の変化とモノの需要低迷も顕在化し、更に下振れ懸念が強まりました。

当第3四半期連結会計期間における当社グループは、『中期経営計画(23-27)』における一部施策の前倒し実行により、原料処理、ワックス・重油生産面での構造転換を迅速かつ着実に推進したものの、販売面では海外主要原料供給元の長期操業停止が続き一部製品の販売抑制を継続せざるを得なかったことに加え、回復を見込んでいた国内ワックス需要の低迷が続きました。

その結果、当社グループ業績は当第3四半期連結会計期間では第2四半期に引き続き黒字を確保したものの、当第3四半期連結累計期間では第1、2四半期に引き続き対前年同期比減益となりました。

 

 

前第3四半期

連結累計期間

当第3四半期

連結累計期間

対前年同期比

・国内ワックス販売

 

 

 

  売上高(百万円)

9,137

8,515

△621

  数量(トン)

25,798

19,456

△6,341

・輸出ワックス販売

 

 

 

  売上高(百万円)

9,130

4,386

△4,743

  数量(トン)

37,975

14,276

△23,698

・重油販売

 

 

 

  売上高(百万円)

11,688

2,725

△8,962

  数量(キロリットル)

134,973

30,878

△104,094

・その他商品販売

 

 

 

  売上高(百万円)

134

134

0

・総売上高(百万円)

30,090

15,763

△14,327

・営業損失(△)(百万円)

△734

△687

+47

・経常損失(△)(百万円)

△739

△805

△65

・親会社株主に帰属する四半期純損失(百万円)

△838

△1,261

△422

 

(2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比較して1,936百万円減少の31,238百万円となりました。これは主として現金及び預金の減少額655百万円、棚卸資産の減少額904百万円等によるものです。

これに対して負債合計は、前連結会計年度末に比較して276百万円減少の27,502百万円となりました。これは主として短期借入金の減少額303百万円、長期借入金の減少額566百万円、再評価に係る繰延税金負債の増加額317百万円等によるものです。

また純資産合計は、前連結会計年度末に比較して1,659百万円減少の3,735百万円となりました。これは主として利益剰余金の減少額1,256百万円等によるものです。

 

(3)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は69百万円です。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。