売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01260 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緩やかに回復しているものの、一部指標で弱さが見られるなど、先行きは不透明な状況が続いている。

 当社グループの関連業界においては、新設住宅着工戸数の減少や建設関連業界の人手不足問題により建設工事の進捗が停滞していることから、建設向け鋼材需要は減少した。このような需要環境のもと、電力料金の上昇分の価格転嫁、半製品の輸出等、各種取り組みを実施した。しかしながら、想定以上に建設向け鋼材需要が落ち込んでいる影響により、販売数量が減少したことに加え、販売価格については、電力料金の上昇分を十分に転嫁するまでには至らず、厳しい事業環境となった。

 この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は24,086百万円(前年同四半期比2.7%増)、経常利益は616百万円(前年同四半期比31.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は411百万円(前年同四半期比38.6%減)となった。

 

(2)財政状態の分析

① 資産

 当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ852百万円増加して、28,814百万円となった。

 これは主に、受取手形及び売掛金の増加(前連結会計年度末比787百万円の増加)などにより、流動資産が前連結会計年度末に比べ592百万円増加して15,815百万円になったことや、有形固定資産の増加(前連結会計年度末比307百万円の増加)などにより、固定資産が前連結会計年度末に比べ259百万円増加して12,999百万円になったことによるものである。

② 負債

 当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ576百万円増加して、12,121百万円となった。

 これは主に、長期借入金の増加(前連結会計年度末比417百万円の増加)などにより、固定負債が前連結会計年度末に比べ415百万円増加して2,851百万円になったことによるものである。

③ 純資産

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ275百万円増加して、16,692百万円となった。

 これは主に、保有株式の時価が上昇したことでその他有価証券評価差額金が前連結会計年度末に比べ190百万円増加したことによるものである。

 また、自己資本比率については、前連結会計年度末の58.7%から0.8ポイント減少して、当第3四半期連結会計期間末には57.9%となった。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はない。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はない。

 

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の試験研究費の総額は、30百万円である。

 なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はない。