売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01275 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。

 

 (1)財政状態及び経営成績の状況

当社グループは、競争市場で自動車のEV化をはじめとする大きな変革が起こっているなか、中長期の需要動向が大きく変わることを踏まえ、2021~2023年度の中期計画において、当社の強みである「高品質・小ロット・短納期」の更なる進化を目指し、お客様の要望する商品・サービスの提供に努めてまいりました。

当第3四半期連結累計期間の経営成績は、鉄鋼製品事業では、拡販や徹底したコスト低減に継続して取り組んでまいりましたが、主力のみがき帯鋼では、自動車部品向けにおいて、受注数量が減少しているなか、在庫評価差等がマイナス要因となり、加えて、加工品においては主要用途先であるプリント配線基板業界の一時的な減速もあり、前年同期比で減益となりました。

不動産事業においては、安定的に連結業績全体の利益面での下支えの役割を果たしております。

その結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

①財政状態

当第3四半期連結会計期間末における資産総額は9,221百万円となり、前連結会計年度末より375百万円増加いたしました。これは主に仕掛品が132百万円、原材料及び貯蔵品が153百万円、有形固定資産が47百万円減少しましたが、現金及び預金が509百万円、売上債権が155百万円増加したことによるものです。

負債総額は4,847百万円となり、前連結会計年度末より315百万円増加いたしました。これは主に未払法人税等が118百万円減少しましたが、仕入債務が686百万円増加したことによるものです。

純資産につきましては、4,374百万円となり前連結会計年度末より60百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金の増加によるものです。

 

②経営成績

当第3四半期連結累計期間の売上高は9,151百万円(前年同期比2.3%増)となり、利益につきましては、営業利益は263百万円(前年同期比58.0%減)、経常利益は269百万円(前年同期比57.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は165百万円(前年同期比57.7%減)となりました。

 

    セグメントごとの業績は次のとおりであります。

鉄鋼製品事業

みがき帯鋼では、自動車部品向けにおいて、受注数量が減少しているなか、在庫評価差等がマイナス要因となり、加えて、加工品においては主要用途先であるプリント配線基板業界の一時的な減速もあり、前年同期比で減益となりました。その結果、事業全体の売上高は9,009百万円(前年同期比2.3%増)となり、利益につきましては、経常利益は187百万円(前年同期比66.6%減)となりました。

 

不動産事業

不動産事業の業績は、売上高142百万円(前年同期比1.8%増)、経常利益は82百万円(前年同期比23.2%増)となり、引き続き業績面での下支えとなりました。

 

(2)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は15百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 (5)資本の財源及び資金の流動性

当社グループは、有利子負債の削減に努め、財務体質の改善を進めるとともに、グループ全体としての資金効率の向上と資金流動性の確保に努めております。

なお、当第3四半期連結累計期間において、資本の財源及び資金の流動性に関する事項について重要な変更はありません。