売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01236 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績

 当第3四半期連結累計期間における当社の受注は、素形材関連の鉱山機械向け鋳鋼品や、EV用工作機械向け鋳鉄品は前年同期より増加しましたが、半導体製造装置向け鋳鋼品は、中国経済の失速等による半導体需要の減少で一部受注が先送りされ、当初の想定ほど伸びませんでした。エンジニアリング関連では高速道路向けおよびモノレール軌道向け支承がそれぞれ増加し、建築物用柱脚も物流倉庫向けが増加しました。

 売上は、半導体製造装置向け鋳鋼品が減少しましたが、その他の製品では豊富な受注残を背景に、鉱山機械向け鋳鋼品や支承、建築物用柱脚が増加しました。

 これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、11,793百万円(前年同期比11.6%増)となりました。営業利益は、原材料価格、電力料等は横ばいで推移したことにより717百万円(同84.4%増)となりました。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経常利益は709百万円(同85.9%増)となりました。なお、池上地区での操業を2023年9月に終了し、「固定資産の減損に係る会計基準」を適用した結果、第2四半期連結累計期間に減損損失227百万円が発生し、棚卸資産評価減等その他の損失と合わせ工場再編損失として特別損失268百万円を計上しており、親会社株主に帰属する四半期純利益は317百万円(同25.1%増)となりました。

 

 

(2)財政状態

 総資産は、前連結会計年度末からほぼ横ばいの23,007百万円となりました。負債は、前連結会計年度末からほぼ横ばいの11,462百万円となりました。純資産は親会社株主に帰属する四半期純利益と配当金の支払により11,545百万円となり、自己資本比率は前連結会計年度末からほぼ横ばいの50.2%となりました。

 

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

 

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、251百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

(6)主要な設備

 当第3四半期連結累計期間において、池上地区の操業を終了し、生産拠点を再編いたしました。