売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03269 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、「感染症」)の感染症法上の位置づけが5類に移行したこともあり、経済活動は緩やかな持ち直しの動きが見られました。一方で、ウクライナ情勢の長期化および諸外国の金融政策に伴う為替の変動等により、資源・原材料価格の高騰が消費財全般に影響を与えており、今後の国内経済の見通しは不透明な状況が続いております。

そのようななか、当社グループにおいては基幹事業であるカー用品事業は減収減益、ブライダル事業は増収減益となり、建設不動産事業は増収増益となりました。

なお、セグメント別の状況は以下の通りとなります。売上高につきましてはセグメント情報等の外部顧客への売上高を基準としております。

(カー用品事業)

2023年5月にあったタイヤ値上げにおいて、値上げ前の営業活動による需要取り込みがあったのちもタイヤ販売は堅調に推移しました。また、収益性の高いピットサービス部門も順調に推移し、車の出張買取等の施策を強化した車両販売も計画を上回る推移をしておりました。しかしながら当第3四半期会計期間において例年以上に気温の高い日が続いた結果、冬季商材の動きが想定以上に鈍り、前年同期と比べ減収となりました。

利益面においても、キャッシュレス決済や車両売買の増加に伴う手数料、店舗POSシステム入替等の費用の増加により、前年同期と比べ減益となりました。

(ブライダル事業)

感染症の影響が落ち着いているなか、お客様の安全を第一とした感染防止対策を徹底しつつ婚礼を実施いたしました。また、第1四半期会計期間において婚礼受注の強化に努めたことと、アルカンシエル横浜の一部会場の改装がお客様の支持を得られたことにより、前年同期と比べ増収となりました。利益面においては、広告宣伝の強化およびシステム開発等の費用の増加により、前年同期と比べ減益となりました。

(建設不動産事業)

保有する不動産物件の戦略的な売却と収益性を重視した優良賃貸物件の賃貸稼働率の向上に努めながら、当第3四半期会計期間において大型の不動産物件売却をしたことにより、前年同期と比べ増収増益となりました。

(その他の事業)

コメダ事業については、売上高は順調に推移しました。また、販売費及び一般管理費の低減に努めた結果、前年同期と比べ増収増益となりました。

 

(総括)

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、27,321百万円(前年同期比1.1%増)となり、営業利益につきましては1,540百万円(前年同期比9.8%増)、経常利益につきましては1,624百万円(前年同期比8.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、1,060百万円(前年同期比9.0%増)となりました。

 

セグメントの業績を示すと次のとおりであります。

①カー用品事業

売上高は、22,543百万円(前年同期比0.9%減)、セグメント利益は、952百万円(前年同期比7.1%減)となりました。

②ブライダル事業

売上高は、3,157百万円(前年同期比0.6%増)、セグメント利益は、210百万円(前年同期比22.2%減)となりました。

③建設不動産事業

売上高は、1,689百万円(前年同期比56.1%増)、セグメント利益は、290百万円(前年同期比908.6%増)となりました。

④その他の事業

売上高は、1,306百万円(前年同期比1.2%増)、セグメント利益は、93百万円(前年同期比21.3%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

流動資産

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末と比べ、784百万円増加し、11,749百万円となりました。これは、主に売掛金の増加によるものであります。

固定資産

当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末と比べ、46百万円減少し、16,679百万円となりました。これは、主に建物及び構築物の減少によるものであります。

流動負債

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ、256百万円増加し、9,068百万円となりました。これは、主に未払法人税等の増加によるものであります。

固定負債

当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ、443百万円減少し、4,957百万円となりました。これは、主に長期借入金の減少によるものであります。

純資産

当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ、924百万円増加し、14,401百万円となりました。これは、主に利益剰余金の増加によるものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針、経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(6)経営成績に重要な影響を与える要因

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。

 

(7)資本の財源及び資金の流動性について

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。