売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04330 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

①財政状態

当社グループは、適切な流動性の維持、事業活動のための資金確保及び健全なバランスシートの維持を財務方針としております。

(総資産)

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ14億87百万円増加して562億33百万円となりました。このうち、流動資産は5億14百万円減少して271億88百万円、固定資産は20億1百万円増加して290億45百万円となりました。流動資産の減少の主な要因は、受取手形、売掛金及び契約資産の減少によるものであります。固定資産の増加の主な要因は、有形固定資産の増加によるものであります。

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ10億34百万円減少して122億67百万円となりました。このうち、流動負債は12億89百万円減少して72億51百万円、固定負債は2億54百万円増加して50億15百万円となりました。流動負債の減少の主な要因は、未払法人税等の減少によるものであります。固定負債の増加の主な要因は、退職給付に係る負債の増加によるものであります。

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ25億22百万円増加して439億65百万円となりました。このうち、株主資本は9億63百万円増加して393億8百万円、その他の包括利益累計額は14億22百万円増加して30億58百万円、非支配株主持分は1億35百万円増加して15億98百万円となりました。株主資本の増加の主な要因は、利益剰余金の増加によるものであります。

 

②経営成績

当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善する下で、各種政策の効果もあって、景気は緩やかな回復が続くことが期待されます。しかし、世界的な金融引き締めの影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクとなっております。また、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があり、依然として不透明な状況が続きました。

名古屋港における物流業界の輸出入貨物におきましては、自動車や自動車部品が好調に推移したことなどにより、増加傾向となりました。

このような状況のなか、当社グループにおきましては、一時的に高騰していた海上運賃が沈静化したことにより売上は昨年度より落ち込みました。しかし、金属加工機を主軸に取扱貨物量は堅調に推移した結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は438億94百万円(前年同期比17.6%減)となりました。作業種別の内訳は次のとおりであります。

船内荷役料54億57百万円(前年同期比1.5%増)、はしけ運送料38百万円(同8.5%減)、沿岸荷役料59億60百万円(同10.1%減)、倉庫料26億13百万円(同15.8%増)、海上運送料90億53百万円(同53.1%減)、陸上運送料52億71百万円(同0.5%増)、附帯作業料154億3百万円(同7.3%増)、手数料95百万円(同0.6%増)であります。

利益面におきましては、営業利益は28億46百万円(前年同期比39.2%減)、経常利益は35億60百万円(同34.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は22億20百万円(同37.6%減)となりました。

 

(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

該当事項はありません。