売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E30048 Japan GAAP

売上高

963.0億 円

前期

1,062.0億 円

前期比

90.7%

時価総額

928.0億 円

株価

3,275 (04/19)

発行済株式数

28,336,061

EPS(実績)

228.12 円

PER(実績)

14.36 倍

平均給与

705.8万 円

前期

674.0万 円

前期比

104.7%

平均年齢(勤続年数)

42.4歳(16.4年)

従業員数

52人(連結:652人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社及び子会社10社(連結子会社4社、非連結子会社6社)並びに関連会社3社で構成されております。
 主な事業内容は、天然ガスの開発から需要家へのガスの供給までをグループ内で一貫して行うガス事業、天然ガスの生産に付随するかん水を利用したヨウ素事業であります。当社グループの営んでいる事業内容と各社の位置付けは次のとおりであり、記載区分は事業の種類別セグメントと同一であります。

また、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。

 

(1) ガス事業

当事業には、連結子会社2社(関東天然瓦斯開発㈱、大多喜ガス㈱)及び非連結子会社2社等が関わっており、主な事業としては関東天然瓦斯開発㈱が天然ガスの開発・採取・販売を、大多喜ガス㈱が都市ガスの供給・販売、LPガスの販売、圧縮天然ガスの製造・販売を行っております。
 関東天然瓦斯開発㈱は、大多喜ガス㈱に対してガスを販売しております。

 

(2) ヨウ素事業

当事業には、連結子会社2社(関東天然瓦斯開発㈱、K&Oヨウ素㈱)が関わっており、関東天然瓦斯開発㈱がヨウ素の原料となるかん水の販売を、K&Oヨウ素㈱がヨウ素及びヨウ素化合物の製造・販売を行っております。
 関東天然瓦斯開発㈱は、K&Oヨウ素㈱に対して、かん水を販売しております。

 

(3) その他

その他の事業には、連結子会社3社(関東天然瓦斯開発㈱、大多喜ガス㈱、㈱WELMA)及び非連結子会社6社(KNG AMERICA, INC.、ほか5社)等が関わっており、電気の供給・販売、土木工事やガスの販売に伴う配管工事等を行う建設事業、ガス機器等の販売、地熱井等の掘削事業、地質・水質調査事業、米国内における石油・ガス開発事業等を行っております。

 

 

当社グループを事業の種類別セグメントごとに図示すると次のとおりであります。

 

※画像省略しています。
24/03/27

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、資産・負債及び収益・費用の金額に影響を与える会計上の見積りは、過去の実績等の連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー (以下、「経営成績等」という。) の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。

また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の規制が緩和され、社会経済活動の正常化が進み、緩やかな持ち直しの動きがみられました。一方、世界的な金融引き締めや物価上昇による影響もあり、依然として先行き不透明な状況が続きました。

こうしたなか、当連結会計年度の売上高については、主に販売量の減少によってガス事業の売上高が減少したことなどにより、9.3%減少の96,298百万円となりました。一方、好調な市況を背景としたヨウ素販売価格の上昇などにより、営業利益は32.4%増加の9,668百万円、経常利益については31.2%増加の10,408百万円、親会社株主に帰属する当期純利益については35.6%増加の6,464百万円となりました。

 なお、増減の比較については、全て「前連結会計年度」との比較であります。

 セグメントごとの業績は次のとおりであります。

<ガス事業>

 発電用途のガス販売量が減少したことなどにより、売上高については15.7%減少の75,880百万円、営業利益については3.9%減少の5,092百万円となりました。

<ヨウ素事業>

 好調な市況を背景に、ヨウ素販売価格が上昇したことに加え、為替相場も円安で推移したため、売上高については37.3%増加の12,210百万円、営業利益については47.1%増加の6,950百万円となりました。

<その他>

 建設事業・電力事業の売上高が増加したことなどにより、売上高については12.2%増加の8,207百万円、営業利益については109.0%増加の1,096百万円となりました。

 

(2) 財政状態の分析

 当連結会計年度末の資産、負債及び純資産の状況は、次のとおりであります。

増減の比較については、全て「前連結会計年度末」との比較であります。

<資産の部>
 流動資産は有価証券の増加などにより、3.3%増加の44,371百万円となりました。また、固定資産は0.3%増加の67,074百万円となりました。以上の結果、資産合計は1.5%増加の111,445百万円となりました。

<負債の部>
 流動負債は支払手形及び買掛金の減少などにより、28.4%減少の12,631百万円となりました。また、固定負債は繰延税金負債の増加などにより、1.5%増加の5,885百万円となりました。以上の結果、負債合計は21.0%減少の18,516百万円となりました。

<純資産の部>
 純資産合計は利益剰余金の増加などにより、7.6%増加の92,929百万円となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。

増減比較については、現金及び現金同等物の期末残高は「期首」との比較、キャッシュ・フローは「前連結会計年度」との比較であります。

<現金及び現金同等物の期末残高>
 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は、22,509百万円(7.6%増加)となりました。

<営業活動によるキャッシュ・フロー>
 税金等調整前当期純利益や減価償却費などにより、11,832百万円(2.8%減少)の収入となりました。

<投資活動によるキャッシュ・フロー>
 有価証券及び投資有価証券の取得や有形固定資産の取得などにより、8,982百万円(7.1%減少)の支出となりました。

<財務活動によるキャッシュ・フロー>
 配当金の支払いなどにより、1,260百万円(32.8%減少)の支出となりました。

 

(4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当社グループの主な資金需要は、営業活動における運転資金及び投資活動における設備投資資金であります。運転資金は自己資金により、設備投資資金は自己資金のほか金融機関からの借入により調達しております。また、当社グループはグループファイナンスを導入しており、グループファイナンスを通じてグループ各社との間で必要な資金の融通を行っております。

なお、キャッシュ・フロー関連指標は、次のとおりであります。

 

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

 

自己資本比率(%)

76.6

80.9

 

時価ベースの自己資本比率(%)

49.4

53.0

 

キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)

0.1

0.1

 

インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)

1,311.9

1,111.8

 

  (注)各指標は、いずれも連結ベースの財務諸表数値を用いて、以下の方法により算出しております。
    ①自己資本比率:自己資本/総資産
    ②時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
     ※株式時価総額は、自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
    ③キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フロー
     ※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っているすべての負債を対象と
      しております。
    ④インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動によるキャッシュ・フロー/利払い

 

(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

 

(6) 生産・受注及び販売の実績

<生産実績>

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

生産高(百万円)

前年同期比(%)

ガス事業

8,435

△4.7

ヨウ素事業

12,536

+8.6

合計

20,971

+2.8

 

(注) 1.上記の金額は、販売価格によっております。

2.ヨウ素事業に含まれているかん水の生産高については、グループ外への販売用のもののみであり、原料用のものを含んでおりません。

 

<受注実績>

当連結会計年度における受注実績については、受注高の販売高に対する割合が僅少であることから、記載を省略しております。

なお、当社グループの主たる事業であるガス事業においては、受注生産を行っておりません。

 

<販売実績>

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

販売高(百万円)

前年同期比(%)

ガス事業

75,880

△15.7

ヨウ素事業

12,210

+37.3

その他

8,207

+12.2

合計

96,298

△9.3

 

(注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合

相手先

前連結会計年度

当連結会計年度

販売高(百万円)

割合(%)

販売高(百万円)

割合(%)

五井コーストエナジー㈱

14,270

13.4

11,332

11.8

日本ファシリティ・ソリューション㈱

11,350

10.7

11,264

11.7

 

 

(7) 目標とする経営指標

当社グループは、「中計2024」において、経常利益、ROA(総資本当期純利益率)などの財務目標と国産天然ガス生産量、ヨウ素販売量等などの非財務目標を経営指標として定めております。

 

<財務目標>

 指標

2024年目標

経常利益

48億円

ROA(総資本当期純利益率)

2.9%

 

なお、財務目標における当連結会計年度の実績は、ヨウ素市況や為替相場が追い風となったことで、経常利益104億円、ROA5.8%と、2024年目標値に到達しておりますが、これは一時的な外部要因によるものであるため、目標値は据え置いております。

 

<非財務目標>

 指標

2024年目標

国産天然ガス生産量

1.9億㎥/年

再エネ開発件数

5件

事務所のCO2排出量の削減

70%(※1)

ガス販売量

10億㎥/年

ヨウ素販売量(ヨウ化カリウムを含む)

1,800t/年

小売電力販売量

66GWh/年

お客さまアカウント数(※2)

20万件

重大事故件数(※3)

0件

継続的な災害対策の向上、地域社会への防災貢献

新卒採用に占める女性割合

30%

シニア層の活躍推進や人材力強化に向けた制度の再構築

デジタル化の推進

コーポレートガバナンスの向上

 

※1:2020年比 クレジットの活用を含む。

※2:お客さまアカウント数とは、ガス・電気・その他サービスのお客さま数をいう。

※3:重大事故とは、都市ガス事業及びLPガス事業におけるガスの供給や消費に関する人身事故・爆発事故及び自社発注工事(配管・設備他)における人身事故・爆発事故、天然ガス鉱業における休業3日以上の届出鉱山災害・鉱害事故、建設業における社員及び請負社員の休業4日以上の労働災害、ヨウ素事業における届出労災事故・公害事故をいう。