売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E00387 Japan GAAP

売上高

723.5億 円

前期

640.4億 円

前期比

113.0%

時価総額

2,885.9億 円

株価

1,854 (01/09)

発行済株式数

155,658,402

EPS(実績)

77.88 円

PER(実績)

23.81 倍

平均給与

930.8万 円

前期

811.5万 円

前期比

114.7%

平均年齢(勤続年数)

47.6歳(12.5年)

従業員数

7人(連結:1,758人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」
社名変更

3【事業の内容】

 当社グループは、純粋持株会社であります寿スピリッツ株式会社(当社)及び子会社18社で構成され、菓子の製造・販売を主たる業務としております。

 当社グループは、主に地域事業会社を基礎としたセグメントで構成されており、「シュクレイ」、「ケイシイシイ」、「寿製菓・但馬寿」、「販売子会社」、「九十九島グループ」、「その他」の6つを報告セグメントとしております。

 なお、株式会社ケーエムエフ(沖縄県宮古島市、セグメント名称「寿製菓・但馬寿」)は、2024年7月に連結子会社寿製菓株式会社が株式会社宮古島の雪塩(旧:株式会社パラダイスプラン)と合弁により設立し、連結子会社となりました。

 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

 報告セグメントは、以下のとおりであります。

 

セグメント名称

 

 

主な事業内容

 

 

会社名

 

シュクレイ

菓子の製造・販売(ショップブランド「ザ・メープルマニア」、「東京ミルクチーズ工場」、「フランセ」他)

株式会社シュクレイ(連結子会社)

ケイシイシイ

菓子の製造・販売

(ショップブランド「ルタオ」、「ナウオンチーズ」他)

株式会社ケイシイシイ(連結子会社)

寿製菓・但馬寿

菓子の製造・販売

(ショップブランド「お菓子の壽城」、「カノザ」他)

寿製菓株式会社(連結子会社)

株式会社但馬寿(連結子会社)

株式会社ケーエムエフ(連結子会社)

販売子会社

菓子の販売(ショップブランド「コンディトライ神戸」他)

株式会社寿堂(連結子会社)

南寿製菓株式会社(連結子会社)

株式会社寿香寿庵(連結子会社)

株式会社ひだ寿庵(連結子会社)

株式会社三重寿庵(連結子会社)

株式会社せとうち寿(連結子会社)

株式会社東海寿(連結子会社)

株式会社寿庵(連結子会社)

株式会社花福堂(連結子会社)

九十九島グループ

菓子の製造・販売

(ショップブランド「赤い風船」、「アイボリッシュ」他)

株式会社九十九島グループ(連結子会社)

その他

損害保険代理業

健康食品の販売

菓子の販売

株式会社ケーエスケー(連結子会社)

純藍株式会社(連結子会社)

台灣北壽心股份有限公司(連結子会社)

 

〔事業系統図〕

※画像省略しています。

(注)2024年7月25日に寿製菓株式会社が株式会社宮古島の雪塩(旧:株式会社パラダイスプラン)との合弁により株式会社ケーエムエフを設立しております。

 

25/06/23

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。

 

①経営成績の状況

 当連結会計年度における当社グループを取り巻く事業環境は、雇用・所得環境は改善基調が続き、また、インバウンド消費の増大により、総じて緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、物価上昇を背景に消費マインドの冷え込みが見られるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 このような状況の中、当社グループは、「超絶マッハ経営!」を経営スローガンに掲げ、美味しさをより一層追求した「プレミアムギフトスイーツ」の創造と育成に注力し、商品力・販売力・売場力・人財力のValue Up対策の推進、インバウンド対策の強化、新ブランドによる新規出店などの重点施策の遂行にスピード感をもって取り組みました。

 また、経営の効率化を図るため、株式会社シュクレイと株式会社九十九島グループの両社間においてサポート部門の統合や製造面では、株式会社シュクレイの富士山静岡工場(2024年8月稼働)の設置を機に株式会社九十九島グループの老朽化した工場の閉鎖や製造ラインの移管を行うなど両社間において生産体制の最適化に取り組みました。

 以上の結果、当連結会計年度の売上高は、72,349百万円(前期比13.0%増)、営業利益は、17,610百万円(前期比11.6%増)、経常利益は、17,686百万円(前期比11.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、12,122百万円(前期比11.9%増)となり、売上面、利益面ともに過去最高値を更新いたしました。

 

 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。

 

 

区分

売上高

営業利益

前連結

会計年度

(百万円)

当連結

会計年度

(百万円)

増減

(百万円)

前連結

会計年度

(百万円)

当連結

会計年度

(百万円)

増減

(百万円)

シュクレイ

26,455

30,095

3,639

5,843

6,314

470

ケイシイシイ

18,052

21,482

3,429

3,818

5,024

1,205

寿製菓・但馬寿

12,834

14,545

1,711

2,776

3,240

464

販売子会社

6,957

7,227

270

889

946

56

九十九島グループ

6,382

6,363

△19

783

388

△394

その他

743

692

△51

87

55

△31

小計

71,427

80,407

8,980

14,198

15,970

1,771

(調整額)

△7,391

△8,058

△667

1,582

1,640

58

合計

64,035

72,349

8,313

15,780

17,610

1,830

 

 1)シュクレイ

 シュクレイは、インバウンド対策では、注力している国際線ターミナルでの展開として、販売体制の強化や2024年7月に立ち上げました新ブランド「抹茶ちとせ」商品の拡販などに取り組みました。また、直営店や催事出店では、主力商品を軸に季節限定などの新商品を加え、ブランド訴求力の向上などに取り組みました。出退店では、2024年4月にJR新宿駅「イイトルミネ」に新ブランド「ウーフィ」を、また、同月には、そごう横浜店に「東京ミルクチーズ工場」と「ザ・テイラー」を同時出店するなど、計4店の出店及び6店の退店を行いました。その結果、売上高は30,095百万円(前期比13.8%増)、営業利益は6,314百万円(前期比8.1%増)となりました。

 2)ケイシイシイ

 ケイシイシイは、インバウンド対策に注力するとともに、「ルタオ」の更なるブランド価値の向上及び首都圏ブランドの育成に注力し、各店舗において主力商品対策及び新作限定スイーツの販売強化などに取り組みました。新規出店では、2024年4月にJR新宿駅「イイトルミネ」に新ブランド「カナリナ」を出店、同年10月には明治27年に完成した小樽市の指定建造物「旧小樽倉庫」の南部分に「小樽洋菓子舗ルタオ 運河プラザ店」を出店するなど、計4店の出店を行いました。海外展開では、フランチャイズ形態で2024年8月に「ルタオ」ブランドで初めてアメリカに出店いたしました。その結果、売上高は21,482百万円(前期比19.0%増)となり、営業利益は5,024百万円(前期比31.6%増)となりました。

 3)寿製菓・但馬寿

 寿製菓・但馬寿は、販路拡大に向け、沖縄市場での展開強化など主要代理店や販売子会社とのタイアップを密にし、主力商品対策や売場提案、新商品開発などの提案営業を推進いたしました。地元の山陰地区では、「因幡の白うさぎ」などの主力商品の販売強化などに取り組みました。その結果、売上高は14,545百万円(前期比13.3%増)、営業利益は3,240百万円(前期比16.7%増)となりました。

 4)販売子会社

 販売子会社は、交通拠点チャネルを重点に、主力商品及び新商品による売場面積の拡大などに注力いたしました。エリア別では、東海地区は、新ブランド「シェフズコーチン」による新商品「ゴールデンタルト」の発売、関西地区は、新商品「神戸ショコラパフェサンド」の販売強化や2024年8月には京都駅に新ブランド「ノウ」の出店などに取り組みました。福岡地区は、主力ブランド「博多まっかな苺」の販売強化に注力し、2号店を2024年4月、福岡空港国内線に出店いたしました。中国地区では、2025年3月、JR岡山駅に新ブランド「ハレマス岡山」を出店いたしました。その結果、売上高は7,227百万円(前期比3.9%増)、営業利益は946百万円(前期比6.4%増)となりました。

 5)九十九島グループ

 九十九島グループは、2024年9月に主力商品「九十九島せんぺい」初の姉妹品「九十九島せんぺいフィナンシェ」を発売するなど、各ブランドにおいて新商品の発売や積極的な催事出店によりブランド認知度の向上に取り組みました。出店では、2024年6月、JR博多駅に新ブランド「ラメリー」を出店(既存店舗のブランド変更)、また、同年12月には、JR博多駅に新ブランド「コクネコ」を出店いたしました。退店では、2025年1月にアイボリッシュららぽーと海老名店及び立川店を退店いたしました。その結果、売上高は6,363百万円(前期比0.3%減)、営業利益は388百万円(前期比50.3%減)となりました。

 6)その他

 その他は、損害保険代理業、健康食品事業、海外(台湾)における菓子事業が含まれております。売上高は692百万円(前期比6.9%減)となり、営業利益は55百万円(前期比36.3%減)となりました。

 

②財政状態の状況

(資産)

 当連結会計年度末における総資産は、51,980百万円となり前連結会計年度末と比べ5,469百万円増加いたしました。

 主な要因は、現金及び預金の増加(2,391百万円)、有形固定資産の増加(2,055百万円)などによるものです。

(負債)

 負債は、11,894百万円となり前連結会計年度末と比べ607百万円増加いたしました。

 主な要因は、支払手形及び買掛金の増加(464百万円)、未払法人税等の増加(305百万円)などによるものです。

(純資産)

 純資産は、40,085百万円となり前連結会計年度末と比べ4,862百万円増加いたしました。

主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益計上による増加(12,122百万円)、配当金の支払いによる減少(4,356百万円)などによるものです。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ1.4ポイント増加し77.1%となりました。

 

③キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ2,391百万円増加し、25,081百万円(前期比10.5%増)となりました。

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、13,204百万円(前期比21.8%増)となりました。

 主な要因は、税金等調整前当期純利益が17,641百万円となり、非資金項目であります減価償却費が1,462百万円になったことによる増加要因があった一方、法人税等の支払額が△5,062百万円、棚卸資産の増減額が△650百万円、売上債権の増減額が△386百万円になったことなどによる減少要因によります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、3,438百万円(前期比71.5%増)となりました。

 主な要因は、有形固定資産の取得による支出3,124百万円などの減少要因によります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は、7,372百万円(前期比217.4%増)となりました。

 主な要因は、配当金の支払額4,356百万円、自己株式の取得による支出3,011百万円などの減少要因によります。

 

(2)生産、受注及び販売の実績

①生産実績

当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

前年同期比(%)

シュクレイ(百万円)

26,114

119.0

ケイシイシイ(百万円)

18,867

119.8

寿製菓・但馬寿(百万円)

16,446

111.7

九十九島グループ(百万円)

6,810

92.9

合計(百万円)

68,238

114.2

(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。

 

②受注実績

当社グループは、基本的に販売計画に基づいた見込生産を行っているため、記載を省略しております。

 

③販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

前年同期比(%)

シュクレイ(百万円)

30,095

113.8

ケイシイシイ(百万円)

21,482

119.0

寿製菓・但馬寿(百万円)

14,545

113.3

販売子会社(百万円)

7,227

103.9

九十九島グループ(百万円)

6,363

99.7

 報告セグメント計(百万円)

79,715

112.8

その他(百万円)

692

93.1

セグメント間の内部売上高又は振替高(百万円)

△8,058

109.0

合計(百万円)

72,349

113.0

 

(3)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。

 

①経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

(売上高)

 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ、8,313百万円増加し、72,349百万円(前期比13.0%増)となりました。これは当期初めて100億円を突破したインバウンド売上高(国際線ターミナル売上高)の伸長及び新規出店等による増加要因によるものであります。

 販売チャネル別で見ますと、国内小売が前期比15.8%増の34,940百万円、国内卸売が前期比13.2%増の29,900百万円とそれぞれ増収となり、また、通信販売は、前期比4.0%増の6,127百万円となりました。海外事業は、前期比10.9%減の1,370百万円となりました。

 なお、各セグメントの売上高の状況は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載しております。

(売上総利益率)

 当連結会計年度の売上総利益率は、前連結会計年度に比べ0.3ポイント減少の61.9%となりました。これは主に、原材料価格の上昇や新工場設置に伴う製造経費の増加などによる減少要因と、価格改定効果などの増加要因によります。

 

(販売費及び一般管理費)

 販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ3,169百万円増加し、27,193百万円(前期比13.2%増)となり、対売上高比率は、前連結会計年度に比べ0.1ポイント増加の37.6%となりました。これは主に、売上高の伸長による増収効果により給与水準の引き上げによる人件費の増加などを概ね吸収したことによるものであります。

(営業利益)

 上記の結果、営業利益は、17,610百万円(前期比11.6%増)となりました。

 なお、セグメント別の営業利益の状況は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載しております。

(経常利益)

 経常利益は、17,686百万円(前期比11.5%増)となりました。これは主に、上記の結果に伴う営業利益によるものであります。

 なお、当社グループは売上高経常利益率を目標指標としており、当該指標の分析等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)目標とする経営指標」に記載しております。

(親会社株主に帰属する当期純利益)

 親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失に、固定資産除却損26百万円及び減損損失20百万円を計上し、また、法人税等を5,518百万円計上したことにより12,122百万円(前期比11.9%増)となりました。

 

②財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容

 当連結会計年度における財政状態の状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載しております。

 

③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、運転資金及び設備資金は、主として自己資金及び金融機関からの借入金により充当いたしております。当連結会計年度末における有利子負債の残高は、前連結会計年度末と同額の300百万円であります。また、現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して2,391百万円増加の25,081百万円であります。

 また、複数の金融機関と当座貸越極度を設定することで、将来の事業活動のための手元流動性の確保に努めております。

 

④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成にあたり、資産、負債、収益及び費用の報告に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は、実際の結果と異なる可能性があります。

 当社グループの連結財務諸表で採用した重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載いたしております。また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載いたしております。