E00387 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、雇用・所得環境の改善などにより、景気は持ち直しの動きが見られました。一方で、原材料価格の高騰や訪日客数の伸びの鈍化、また、継続的な物価上昇による消費者の節約志向の強まりなどにより、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
このような状況のもと、当社グループは、持続的な成長を目指すべく、中長期経営目標「Value Up Vision2030」を本年5月に公表し、「お菓子の総合プロデューサー」をビジョン(Vision)に掲げ、美味しさと地域性を追求した「プレミアムギフトスイーツ」の創造と育成に注力いたしております。また、経営理念をベースとした「全員参画による超現場主義経営」の徹底実践を成長テーマに位置づけ、目標突破に向けて各種の事業施策に取り組んでおります。
この結果、当中間連結会計期間の売上高は35,787百万円(前年同期比8.8%増)、営業利益は7,441百万円(前年同期比0.5%減)、経常利益は7,517百万円(前年同期比0.0%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は5,016百万円(前年同期比0.5%増)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
従来、「シュクレイ」及び「九十九島グループ」は、それぞれ独立セグメントとしておりましたが、2025年4月1日付で実施した連結子会社間の組織再編(会社分割)に伴い、当中間連結会計期間より統合し、セグメント区分を「シュクレイグループ」に変更いたしており、以下の記載における前中間連結会計期間との比較は、変更後の区分方法により作成した数値を使用しております。また、「寿製菓・但馬寿」としていた報告セグメントの名称を当中間連結会計期間より「寿製菓グループ」に変更いたしております
① シュクレイグループ
シュクレイグループは、首都圏エリアでは、主力ブランド「東京ミルクチーズ工場」のリブランドの第一弾として本年6月に看板商品のリニューアルを実施いたしました。また、「ザ・ドロス」の新定番商品「サンドクッキー(マスカルポーネ&ヘーゼルナッツ)」の発売や昨年12月発売の「フィオラッテ」の「サンドクッキー」の販売強化など、各ブランドにおいて主力商品を軸に季節限定などの新商品を順次投入し、ブランド訴求力の向上に努めました。福岡・長崎エリアでは、新商品「赤い風船」の「博多いちごいちご」の販売強化、また、「タンテ・アニー」を本年6月、ハウステンボス本店開設以来、初となる常設店を長崎駅に出店(ブランド変更を伴う移転)いたしました。インバウンド対策では、国際線ターミナルでの売場拡大に向け、販売人員の増強や「抹茶ちとせ」商品の拡販などに注力いたしました。出退店では、本年9月、ニュウマン高輪に「東京ミルクチーズ工場」がリブランド後初のフラッグシップ店舗をオープンするなど、2店の出店及び2店の退店を行いました。その結果、売上高は16,563百万円(前年同期比6.7%増)、営業利益は2,641百万円(前年同期比7.2%減)となりました。
② ケイシイシイ
「ルタオ」を擁するケイシイシイは、更なるブランド価値の増大に向け、直営店舗の「ルタオ新千歳空港店」及び「ルタオ札幌大丸店」の全面リニューアルを行い、また、新紅茶カテゴリー「&LeTAO」の発売や新作限定スイーツを順次投入するなど、新商品開発を推進いたしました。インバウンド対策では、国際線ターミナルでの売場拡大に向け、販売人員の増強や提案営業の推進などに注力いたしました。通信販売では、母の日などの季節イベント対策を推進し、また、本年6月、「ルタオ」のポイント制度のリニューアルを行い、店舗とオンラインショップとの相互連携を図りました。「ナウオンチーズ」などの首都圏ブランドでは、ブランド認知度を高めるため、期間限定出店に注力いたしました。その結果、売上高は10,272百万円(前年同期比9.8%増)となり、営業利益は1,830百万円(前年同期比8.1%減)となりました。
③ 寿製菓グループ
寿製菓グループは、主要代理店や販売子会社とのタイアップを密にし、主力商品対策や売場提案、新商品開発などの提案営業を推進いたしました。販路拡大では、沖縄において、OEM展開の推進や自社ブランドでありますパイナップルスイーツ専門店「ニューキュー」の展開強化などに取り組みました。地元の山陰地区では、本年8月にJR鳥取駅の商業ゾーンのリニューアルにあわせ、セレクトショップ「鳥取 菓の座」をリニューアルオープンいたしました。また、本年5月30日から6月15日に開催された「第28回 全国菓子大博覧会・北海道」に出展し、山陰地区で展開している主力商品をアピールいたしました。その結果、売上高は8,141百万円(前年同期比11.9%増)、営業利益は1,789百万円(前年同期比13.6%増)となりました。
④ 販売子会社
販売子会社は、各販売拠点において主力商品対策及び地域特性にマッチした新商品の発売などに注力いたしました。エリア別では、東海地区は、季節限定新商品「伊勢奉祝水まんじゅう」の発売、関西地区は、主力商品「大阪はちみつクワトロフォルマッジ」の販売強化などに取り組みました。また、福岡地区では、10周年を迎えた「博多まっかな苺」ブランドの展開強化を推進しました。その結果、売上高は3,741百万円(前年同期比4.9%増)、営業利益は474百万円(前年同期比6.3%増)となりました。
⑤ その他
その他は、損害保険代理業、健康食品事業、海外(台湾)における菓子事業が含まれております。売上高は310百万円(前年同期比0.6%増)となり、営業利益は5百万円(前年同期比67.7%減)となりました。
(2)財政状態の状況
当中間連結会計期間末における総資産は、50,985百万円となり前連結会計年度末と比べ994百万円減少いたしました。
主な要因は、現金及び預金の減少(1,322百万円)、受取手形及び売掛金の減少(1,011百万円)、有形固定資産の増加(563百万円)、商品及び製品の増加(482百万円)などによるものです。
負債は、10,679百万円となり前連結会計年度末と比べ1,215百万円減少いたしました。
主な要因は、未払法人税等の減少(802百万円)、1年内返済予定の長期借入金の減少(300百万円)などによるものです。
純資産は、40,305百万円となり前連結会計年度末と比べ220百万円増加いたしました。
主な要因は、配当金の支払いによる減少(4,939百万円)、親会社株主に帰属する中間純利益計上による増加(5,016百万円)などによるものです。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ1.9ポイント増加し79.0%となり、1株当たり純資産額は260円97銭となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ3,322百万円減少し、21,758百万円(前期末比13.2%減)となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、5,263百万円(前年同期比0.2%増)となりました。
主な要因は、税金等調整前中間純利益7,511百万円、売上債権の増減額1,014百万円、非資金項目であります減価償却費778百万円の増加要因があった一方、法人税等の支払額が△3,262百万円、棚卸資産の増減額が△636百万円となったこと等による減少要因によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、3,353百万円(前年同期比104.6%増)となりました。
主な要因は、定期預金の預入による支出が3,000百万円、有形固定資産の取得による支出が1,240百万円等の減少要因があった一方、定期預金の払戻による収入が1,000百万円となったこと等による増加要因によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、5,242百万円(前年同期比20.3%増)となりました。
主な要因は、配当金の支払額が4,939百万円となったことによります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当中間連結会計期間における研究開発費の総額は、31百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)従業員数
当中間連結会計期間において、当社グループの従業員数に著しい増減はありません。