E39928 Japan GAAP
前期
64.2億 円
前期比
120.5%
株価
3,055 (01/09)
発行済株式数
2,517,900
EPS(実績)
108.18 円
PER(実績)
28.24 倍
前期
426.5万 円
前期比
98.6%
平均年齢(勤続年数)
30.4歳(3.0年)
従業員数
334人
当社は、企業理念に「『幸せ』への挑戦~関わるすべての人と共に~」を掲げ、ラーメン事業による直営店の運営(直営店部門)及びプロデュース店へラーメン食材販売や店舗運営のノウハウ提供等(プロデュース部門)、並びにレストラン事業による直営店の運営(直営店部門)及びライセンス店へ「CONA」及び「焼売のジョー」のライセンス貸与(ライセンス部門)を展開しております。
当社は、ビジョンである「『幸せ』の発信を『INGS』から」及びミッションである「『人』に挑戦し、食に挑戦し、感動と笑顔を創り続けます」をもとに、料理を提供するだけではなく、外食を通じてお客様と従業員及び関わる全ての人に笑顔と感動を届けるべく日々邁進しております。また、他社と差別化するために「街に愛される個人店のような味・空間(個店感)」を大切にし、料理の提供だけではなく、入店から退店に至るまでのサービス、居心地を追求し、街で一番に愛される店舗を目指して運営をしております。
当社における各事業の詳細は、次のとおりであります。
当社ラーメン事業では、気持ちのこもった「渾身の一杯(Quality)」、入店から退店までの「期待以上のサービス(Service)」、安心安全にラーメンを楽しんでいただくための「清潔で快適な空間(Clean)」を当たり前のように行うことを「当たり前を圧倒的に」というスローガンのもとに、一都三県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)を中心に都市型店舗(注1)を軸とし、郊外型・ロードサイド店舗(注2)及び商業施設内店舗の直営店を展開しております。
当社直営店のラーメンは、個店感を出すために、ブランド食材を使用し店内で炊き上げたスープと、当社オリジナル調合の醤油タレ及び麺を使用しております。また、トッピングの具材、産地、見た目にもこだわっており、調理方法、オペレーションの効率化により、主力ブランドの「らぁ麺 はやし田」においてはラーメン一杯分の調理時間が約1分であり、高回転率を実現しております。
各直営店では、「当日数量限定ラーメン」及び「季節限定ラーメン」を提供し、話題性とリピート率向上を図ると同時に、新ブランド開発や商品力の底上げの基礎にもなっております。
当社直営店の主力ブランドである「らぁ麺 はやし田」店内は、「和」を基調とし、カウンターは白木素材を使用し、寿司店や割烹料理店のような高級感と清潔感を演出し、老若男女どなたでもご来店しやすいシンプルかつ本格ラーメン店と思わせるようなデザインにしております。
当社ラーメン事業では、「限定ラーメン」の提供で培ったレシピやノウハウを活用し、全て自社で開発したブランドが9ブランドあり、「らぁ麺 はやし田」を中心に多ブランド展開をしております。出店エリアの立地特性、競合状況及び同エリアの直営店に対応したブランドで出店することにより、優良テナントを取りこぼすことなく展開することが可能であります。
当社ラーメン事業直営店部門におけるブランドの詳細な特徴は、次のとおりとなります。
(注1) 都市中心部を商圏とする駅周辺の店舗のことであります。
(注2) 都市から少し離れた郊外エリアを商圏とする生活道路や幹線道路に面している店舗のことであります。
(2025年8月31日現在)
※1.2025年8月単月実績
プロデュース部門では、直営店部門で培ったノウハウやレシピを生かし、ラーメン店の開業を希望する店舗オーナー様に対して、契約に基づき当社が定めた金額にて当社のPB(プライベートブランド)商品を販売、ラーメン店の開業に関する支援、メニュー開発、店舗運営ノウハウ(当社店舗での研修を含むスタッフの教育支援、コスト管理のサポート等)をプロデュースフィー(月額フィー)5万円(税別)で提供し、プロデュース店として全国的に展開しております。なお、PB(プライベートブランド)商品については当社の直営店で使用する当社オリジナル配合の麺・タレ・スープを販売しており、当社直営店と同等の品質のラーメンを提供することが可能となっております。
プロデュース店は、「フランチャイズ店」ではない「個人店」のような店舗にするために、屋号を「らぁ麺 はやし田」ではなく、オーナー様独自の屋号にて展開しており、ラーメンの麺・タレ・スープは当社販売によるものを使用しますが、トッピングや盛り付け方、サイドメニューは、オーナー様の意向により自由に選択することが可能となっております。また、加盟金0円、研修費0円とし、初期導入費用を抑えた料金体系とすることで、オーナー様の初期投資を抑えた出店を可能としております。
当社レストラン事業では、「いかにご来店いただくか」よりも「いかに心地良い気分でお帰りいただくか」をスローガンに、「目配り」「気配り」「心配り」のサービスを徹底し、老若男女、時間帯を問わず、様々なシチュエーションにて利用できるブランドであります。主軸となる、カジュアルイタリアンバルをイメージした「CONA」及び特製焼売を主軸商品とした大衆酒場である「焼売のジョー」を、一都三県を中心に展開しております。
当社レストラン事業部門におけるブランドの詳細な特徴は、次のとおりとなります。
(2025年8月31日現在)
※1.2025年8月単月実績
※2.この他に、その他ブランドが3店舗あります。
ライセンス部門では、「CONA」及び「焼売のジョー」のライセンス貸与、並びに店舗デザイン、接客サービス等の店舗運営ノウハウ、食材の提供を行い、店名は直営店と同じくブランド名とし、全国的に展開しております。また、食材の提供は、契約に基づき当社が定めた金額にて当社のPB(プライベートブランド)商品等を提供しております。「CONA」はイタリアンバル(イタリアンレストランや、バーが一緒になったような飲食店を指します。)という特徴や、低単価のブランドとして、独自のポジショニングを形成していることから、地方も含めたライセンス店の店舗展開が出来ている状況となっております。また、「焼売のジョー」は焼売を主軸商品とした居酒屋、かつ低単価のブランドとして、「CONA」同様に、地方も含めた店舗展開を図っております。出店場所の特性や店舗オーナー様の意向に応じて、一方のブランド、もしくは2つのブランドを提案し、ライセンスの展開に繋げております。なお、開業前支援料等については、「CONA」は150万円(※)とし、ロイヤリティ(月額フィー)については「CONA」が月額15万円(税別)、「焼売のジョー」が月店舗売上の4%(税別)となっております。
※「焼売のジョー」においては、ライセンス展開を開始して間もなくライセンス店加盟促進のため、現在、開業前支援料等については無しで運営しております。
店舗数の推移 (単位:店舗)
※ 一都三県は、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県を示しております。
当社の主要な事業系統図は次のとおりであります。
(事業系統図)
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。
当事業年度(2024年9月1日から2025年8月31日)におけるわが国経済は、社会・経済活動の正常化、雇用・所得環境の改善等を背景に緩やかに回復をしております。また、海外からの入国制限緩和等から、インバウンド消費もコロナ禍前を超えるような状況となっております。一方、原材料価格の高騰や、それに伴う物価上昇、米国の関税引き上げによる影響など不確定要素も多く、景気の動向は依然として不透明な状況が続いております。
当社が属する外食業界におきましては、経済正常化に伴う人流回復により、客数は引き続き回復傾向にある一方で、上述の原材料価格の上昇や労働力不足に伴う人件費の上昇等、引き続き厳しい経済環境が継続している状況となっております。このような状況の下、当社はメニューの変更や、価格の見直し、店舗運営におけるオペレーションの見直し等を行いながら、対応を図っております。
ラーメン事業におきましては、直営店では、「らぁ麺 はやし田」新橋店、渋谷宇田川町店、北千住店、アトレ新浦安店、田町芝浦店に加え、「日本油党」中野支部、新ブランドである「横浜家系ラーメン みどり」、「スタミナラーメン 鬼山」渋谷店の8店舗をオープンしており、合計38店舗となりました。引き続き「らぁ麺 はやし田」ブランドを中心に新規出店しながらも、その他ブランドでも複数出店をしております。
その他取り組みとしましては、売上高対策として、2025年2月以降「日本油党」におけるメイン商品の値上げを行ったこと、「らぁ麺 はやし田」においても一部サイドメニューの値上げを行ったこと、また、「Uber Eats」を始めとしたデリバリー需要の獲得も積極的に図っております。そのような中、既存店売上高は前年同期比で105.7%の結果となりました。
プロデュース店では、既存オーナーの増店もあり、新規で12店舗がオープンしておりますが、運営会社側の人員不足等の要因を背景に、12店舗減少(直営店への切り替え含む。)もあり、合計69店舗となりました。
この結果、ラーメン事業の売上高は4,083,240千円(前年同期比24.1%増)、セグメント利益は383,498千円(前年同期比15.3%増)となりました。
レストラン事業におきましては、直営店では、「CONA」田町芝浦店、町田店、京急蒲田店及び新ブランドである「金目樽」溝の口店、「魚の登竜門 すしショップ百太郎」の5店舗が新規オープンしており、「CONA」では合計20店舗、「焼売のジョー」及びその他ブランドでは合計16店舗となりました。
なお、ライセンス店では、「CONA」が直営店への切り替えに伴い1店舗減少し、合計27店舗、「焼売のジョー」は1店舗新規出店をしており、合計4店舗となっております。
その他取り組みとしましては、原価上昇の顕著な商品を入れ替えることでの原価コントロールや、2つの新ブランドがオープンしたことから、それらのメニューやオペレーションのブラッシュアップを図っております。そのような中、既存店売上高は前年同期比で105.4%の結果となりました。
なお、2018年10月における株式会社キャンディーBOX全株式の取得、2021年8月の同社吸収合併に伴い、当社の販売費及び一般管理費としてのれん償却費及び無形資産償却費108,481千円を計上しております。
この結果、レストラン事業の売上高は3,649,389千円(前年同期比16.7%増)、セグメント利益は107,326千円(前年同期比9.1%減)となりました。
上記のとおり、全社としての新規出店数は直営店で合計9店舗、プロデュース・ライセンス店で合計18店舗の出店となり、その結果、当事業年度の業績は、売上高7,732,630千円(前年同期比20.5%増)、営業利益490,824千円(前年同期比8.9%増)、経常利益449,930千円(前年同期比5.6%増)、当期純利益272,387千円(前年同期比4.7%減)となりました。
当事業年度末における総資産は、現金及び預金が573,822千円、新規出店に伴い有形固定資産が373,752千円、敷金及び保証金が109,018千円増加したことなどにより、4,563,617千円(前事業年度末比1,112,543千円の増加)となりました。
当事業年度末における負債は、買掛金が34,803千円、未払金が43,013千円、未払費用が52,199千円、1年内返済予定の長期借入金が31,540千円増加したものの、1年内償還予定の社債が73,000千円、未払法人税等が21,227千円、社債が25,000千円、長期借入金が116,856千円減少したことなどにより、2,603,203千円(前事業年度末比77,616千円の減少)となりました。
当事業年度末における純資産は、新規上場に伴う公募増資等により資本金及び資本剰余金が計917,770千円増加したこと、また、当期純利益272,387千円を計上したことにより1,960,414千円(前事業年度末比1,190,159千円の増加)となりました。
当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末と比べて573,822千円増加し、1,579,575千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローは597,724千円の収入となりました(前事業年度は665,665千円の収入)。
主な増加要因は、税引前当期純利益425,095千円、減価償却費164,021千円、のれん償却額92,467千円、仕入債務の増加額34,803千円、未払費用の増加額52,199千円などであり、主な減少要因は、法人税等の支払額191,969千円などであります。
当事業年度における投資活動によるキャッシュ・フローは738,138千円の支出となりました。(前事業年度は434,958千円の支出)。
主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出522,045千円、敷金及び保証金の差入による支出110,986千円などであります。
当事業年度における財務活動によるキャッシュ・フローは714,237千円の収入となりました(前事業年度は113,604千円の収入)。
主な増加要因は、長期借入れによる収入340,000千円、株式の発行による収入909,616千円などであり、主な減少要因は、長期借入金の返済による支出425,316千円、社債の償還による支出98,000千円などであります。
当社の事業は提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
当事業年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は、仕入価格によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
当事業年度における販売実績をセグメントごと及びその内訳として事業部門ごとに括弧書きで示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に含めて記載しております。
財政状態の状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に含めて記載しております。
キャッシュ・フローについては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。
当社の資金需要の主な内容は、運転資金及び店舗に関する設備投資資金であります。これらの事業運営上必要な資金を安定的に確保するために、事業収益から得られる資金のほか、金融機関からの借入により調達することを基本方針としております。
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際と異なる可能性があります。
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、当社では、「売上高成長率」、「新規出店数(直営店及びプロデュース・ライセンス店)」、及び「事業部毎の既存店売上高(前年比)」を重要な経営指標としております。