売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E03391 Japan GAAP

売上高

593.1億 円

前期

583.5億 円

前期比

101.6%

時価総額

98.4億 円

株価

731 (07/16)

発行済株式数

13,458,800

EPS(実績)

18.62 円

PER(実績)

39.26 倍

平均給与

484.5万 円

前期

504.6万 円

前期比

96.0%

平均年齢(勤続年数)

44.1歳(13.0年)

従業員数

83人(連結:469人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

当社グループは、当社及び小売販売会社6社(連結子会社4社と持分法適用関連会社2社)、卸販売会社1社(連結子会社)により構成されており、100円ショップの運営及びその付随業務の単一セグメントであります。

当社グループは、文具、掃除、台所、衛生用品といった日用消耗品を中心とした「100円ショップ」を、『Watts(ワッツ)』『Watts with(ワッツウィズ)』『meets.(ミーツ)』『silk(シルク)』等の名称で直営店舗にてチェーン展開することを主な事業の内容とするとともに、他の小売販売会社への卸販売も行っております。

当社グループの100円ショップ店舗数は、2023年8月31日現在1,769店舗であり、一部ロードサイド型独立店舗がありますが、その多くはショッピングセンター、スーパーマーケット、百貨店等の量販店内におけるテナント型店舗であります。なお、当社グループは上記事業を遂行するために、メーカー及び問屋の協力を得て各店舗への直送体制を構築し、迅速な商品供給と運賃負担の軽減を実現しております。また、外部委託の物流センターを設置することにより、売れ筋商品については機動的な小口配送体制を確立しております。

ほかに国内では、心地よい生活を提案する雑貨店「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」を15店舗、生鮮スーパーとのコラボである「バリュー100」を1店舗、日用品全般を取扱うディスカウントショップ「リアル」を5店舗、時間をテーマにしたおうち雑貨店「Tokino:ne(ときのね)」を2店舗運営しております。海外におきましては、均一ショップ「KOMONOYA(こものや)」をタイで25店舗、ペルーで10店舗、また、均一ショップ「小物家園(こものかえん)」を中国で4店舗運営しております。加えて、100円ショップ向け卸売業の「㈱ニッパン」にて事業展開しております。

主な事業の系統図は、次のとおりであります。

 

※画像省略しています。

 

23/11/28

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費においては「ウィズコロナ」下での行動制限解除に伴う国内旅行需要の回復や、賃上げによる需要喚起の効果は一時的に見られたものの、円安相場の定着と資源価格の高止まりによるコストプッシュ型の物価高から個人消費は総じて伸び悩みました。インバウンド需要は円安のメリットをフルに受けて回復しており、今後さらなる増加が見込まれる状況が持続しています。企業部門では、依然として不透明な海外景気見通しや慢性化した感のある人員不足、コスト高はあるものの、半導体に代表される部材不足の緩和や旺盛な設備投資需要を受け、総じて堅調に推移いたしました。

 

このような環境のもと、100円ショップ「Watts(ワッツ)」「Watts with(ワッツ ウィズ)」「meets.(ミーツ)」「silk(シルク)」等を展開する当社グループは、収益源の多角化を図るべく、国内100円ショップ事業だけではなく、ファッション雑貨店やディスカウントショップの運営等の国内その他事業、並びに海外事業にも取り組んでおります。

 

国内100円ショップ事業につきましては、「ワッツオンラインストア」に「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」「Tokino:ne(ときのね)」の商品の他、オンラインショップ限定商品も導入し、掲載商品数は1万9千アイテム以上と大幅に拡充いたしました。

また、精算業務の効率化による生産性向上等を目的にセルフレジ導入を進めるとともに、前連結会計年度にM&Aで取得した「FLET'S(フレッツ)」等の店舗のリニューアルや売り場の見直しを実施いたしました。

 

出店状況につきましては、通期計画の236店舗に対して228店舗の出店を行いました。一方で不採算店舗の整理や母店閉鎖等による退店が100店舗(うちFC4店舗)あり、当連結会計年度末店舗数は、直営が1,750店舗(132店舗純増)、FCその他が19店舗(4店舗減)の計1,769店舗となりました。また、Wattsブランド店舗である「Watts」「Watts with」については、1,247店舗(218店舗純増)と全体の70.5%となりました。

 

 

国内その他事業につきましては、心地よい生活を提案する雑貨店「Buona Vita」は15店舗(8店舗減)となりました。店舗数減少の主な要因は、2022年9月1日付で100円ショップを営む㈱ワッツ東日本販売が「Buona Vita」を営む㈱ワッツ・コネクションを吸収合併したため、当社100円ショップ内に出店していた「Buona Vita」の委託販売型店舗6店舗を店舗数から除外したことによるものです。

 

時間をテーマにしたおうち雑貨店「Tokino:ne」は直営2店舗(増減なし)に加え、当社100円ショップへのコーナー展開を約200店舗で開始いたしました。生鮮スーパーとのコラボである「バリュー100」は1店舗(増減なし)、ディスカウントショップ「リアル」は5店舗(1店舗減)となっております。

 

海外事業につきましては、東南アジアを中心とした均一ショップ「KOMONOYA(こものや)」は、タイで25店舗(12店舗減)、ペルーで10店舗(4店舗減)となりました。中国での均一ショップ「小物家園(こものかえん)」は、4店舗(増減なし)となっており、自社屋号の「KOMONOYA」「小物家園」の店舗数は39店舗(16店舗減)となりました。

 

以上の結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

a.財政状態

当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ111百万円減少し、25,489百万円となりました。

当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ145百万円減少し、13,524百万円となりました。

当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ33百万円増加し、11,964百万円となりました。

 

(資産)

当連結会計年度末における流動資産は18,919百万円となり、前連結会計年度末に比べ358百万円増加いたしました。これは商品及び製品が985百万円、流動資産のその他に含まれる預け金が233百万円、受取手形及び売掛金が110百万円、それぞれ増加した一方、現金及び預金が1,041百万円減少したことなどによるものであります。

固定資産は6,569百万円となり、前連結会計年度末に比べて469百万円減少いたしました。これは建物及び構築物が150百万円、のれんが131百万円、無形固定資産のその他に含まれるソフトウエアが124百万円、差入保証金が75百万円、それぞれ減少したことなどによるものであります。

この結果、総資産は25,489百万円となり、前連結会計年度末に比べて111百万円減少いたしました。

 

(負債)

当連結会計年度末における流動負債は9,966百万円となり、前連結会計年度末に比べて33百万円増加いたしました。これは電子記録債務が85百万円、1年内返済予定の長期借入金が85百万円、それぞれ増加した一方、未払消費税等が68百万円、流動負債のその他に含まれる未払金が62百万円、それぞれ減少したことなどによるものであります。

固定負債は3,557百万円となり、前連結会計年度末に比べ178百万円減少いたしました。これは長期借入金が207百万円減少した一方、退職給付に係る負債が43百万円増加したことなどによるものであります。

この結果、負債合計は13,524百万円となり、前連結会計年度末に比べ145百万円減少いたしました。

 

(純資産)

当連結会計年度末における純資産合計は11,964百万円となり、前連結会計年度末に比べ33百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が46百万円増加したことによるものであります。

この結果、自己資本比率は46.9%(前連結会計年度末は46.6%)となりました。

 

 

b.経営成績

当連結会計年度の売上高は59,309百万円(前期比1.6%増、計画比100.5%)となりました。

100円以外の商品の売上比率上昇に伴う原価率低減効果が一定程度見られたものの、売上総利益率は前連結会計年度より0.3ポイント低下いたしました。また、光熱費や運賃の増加等により、営業利益は621百万円(前期比37.7%減、計画比155.4%)、経常利益は648百万円(前期比43.5%減、計画比162.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は250百万円(前期比67.9%減、計画比167.1%)となりました。(前期比は前連結会計年度実績比、計画比は2023年7月10日付「業績予想の修正に関するお知らせ」にて公表した2023年8月期連結会計年度の連結業績予想比)

なお、当社グループの事業は、100円ショップの運営及びその付随業務の単一セグメントであるため、セグメントの記載をしておりません。

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,041百万円減少し、5,646百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は221百万円(前年同期は1,721百万円の獲得)となりました。収入の主な内訳は減価償却費615百万円、税金等調整前当期純利益336百万円、減損損失241百万円であります。支出の主な内訳は棚卸資産の増加額954百万円であります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は667百万円(前年同期は975百万円の使用)となりました。主な内訳は有形固定資産の取得による支出547百万円、敷金及び保証金の差入による支出114百万円であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は633百万円(前年同期は328百万円の使用)となりました。支出の主な内訳は長期借入金の返済による支出822百万円、自己株式取得のための預け金の増加額233百万円、配当金の支払額203百万円であります。収入の主な内容は長期借入れによる収入700百万円であります。

 

③ 仕入及び販売の実績

当連結会計年度の仕入、販売の実績は次のとおりであります。

a.商品仕入実績

当連結会計年度における事業部門別の商品仕入実績は、以下のとおりであります。

区分

当連結会計年度

(自 2022年9月1日

至 2023年8月31日)

前年同期比(%)

100円ショップ事業(千円)

37,812,086

104.7

合計(千円)

37,812,086

104.7

 

b.販売実績

当連結会計年度における事業部門別の販売実績は、以下のとおりであります。

区分

当連結会計年度

(自 2022年9月1日

至 2023年8月31日)

前年同期比(%)

100円ショップ事業(千円)

直営

52,996,828

102.3

卸他

6,312,320

96.8

合計(千円)

59,309,148

101.6

(注)1.上記の100円ショップ事業「卸他」には、100円ショップ以外の業態の販売額を含めております。

2.販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上の得意先はありません。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

a.売上高及び売上総利益

売上高は59,309百万円(前期比1.6%増)で、内訳は、100円ショップ事業直営店舗が52,996百万円(同2.3%増)、卸他が6,312百万円(同3.2%減)であります。

また、売上総利益率は37.9%(同0.3ポイント減)、売上総利益は22,454百万円(同0.8%増)となりました。

 

b.販売費及び一般管理費及び営業利益

販売費及び一般管理費は21,832百万円(同2.6%増)となりました。これは、社会保険適用拡大による人件費の増加や光熱費の上昇等によるものであり、売上高に占める比率は36.8%(同0.3ポイント増)となりました。

この結果、営業利益率は1.0%(同0.7ポイント減)、営業利益は621百万円(同37.7%減)となりました。

 

c.営業外損益及び経常利益

営業外収益は84百万円で、前連結会計年度に比べ96百万円減少いたしました。営業外費用は58百万円で前連結会計年度に比べ26百万円増加いたしました。

この結果、経常利益率は1.1%(同0.9ポイント減)、経常利益は648百万円(同43.5%減)となりました。

 

d.特別損益及び親会社株主に帰属する当期純利益

特別利益は2百万円で、前連結会計年度に比べ34百万円減少いたしました。特別損失は314百万円で、前連結会計年度に比べ104百万円増加いたしました。

この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は250百万円(同67.9%減)となりました。また、1株当たり当期純利益は18円46銭であります。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

当社グループの運転資金需要の主なものは、商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、新規出店及び改装に係る設備投資等によるものであります。

当社グループの運転資金及び設備資金につきましては、自己資金及び借入金等にて充当しております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、2,891百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は5,646百万円となっております。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。連結財務諸表の作成においては、過去の実績やその時点で合理的と考えられる情報に基づき、会計上の見積りや判断を行っておりますが、見積りや判断は特有の不確実性を伴うため、実際の結果と異なることがあり、結果的に連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。

また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載のとおりであります。

 

(3)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当社グループの経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。

なお、売上高経常利益率は、2021年8月期が3.1%、2022年8月期が2.0%、2023年8月期が1.1%と推移しております。ROEは、2021年8月期が8.9%、2022年8月期が6.7%、2023年8月期が2.1%と推移しております。

当該指標の目標達成に向けて、引き続き取り組んでまいります。