株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーション( )

小売業書店スタンダード

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E03409 Japan GAAP

売上高

248.0億 円

前期

252.8億 円

前期比

98.1%

時価総額

80.4億 円

株価

1,023 (02/10)

発行済株式数

7,861,700

EPS(実績)

-145.52 円

PER(実績)

--- 倍

平均給与

441.8万 円

前期

420.7万 円

前期比

105.0%

平均年齢(勤続年数)

40.1歳(9.6年)

従業員数

104人(連結:404人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 当社の企業集団は、当社及び連結子会社である、株式会社ヴィレッジヴァンガード、TITICACA HONGKONG LIMITED、比利緹卡(上海)商貿有限公司の計4社で構成されており、書籍、SPICE(雑貨類)、ニューメディア(CD・DVD類)、食品、アパレル等を販売しております。

 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。

 なお、以下に示します区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメント区分と同一であります。

 

① ヴィレッジヴァンガード

 ヴィレッジヴァンガードは、お客様にお買い物を楽しんでいただくため、独創的なワン・アンド・オンリーの空間の創造を目指しております。

 各店舗では、書籍・SPICE(雑貨類)及びニューメディア(CD・DVD類)、アパレル等の商材を融合させ、店舗独自の「提案」を展開しております。

 主な業態店舗としては、「遊べる本屋」から「コト」も含め取扱分野を広げた「ヴィレッジヴァンガード」、大人も楽しめる空間を演出したライフスタイルショップ「new style」、アウトレット業態「VINTAGE VANGUARD」等を運営しております。

 

② その他

 当社グループには海外事業として海外子会社が2社ありますが、比利緹卡(上海)商貿有限公司につきましては2016年3月末をもって店舗を閉鎖、TITICACA HONGKONG LIMITEDにつきましても2017年6月末をもって店舗を閉鎖しております。今後、順次、会社清算へ向けた手続きを進めてまいります。

 

 企業集団についての主な事業系統図は次のとおりであります。

※画像省略しています。

(注) 連結子会社のうち2社(TITICACA HONGKONG LIMITED、比利緹卡(上海)商貿有限公司)は、事業系統図に記載すべき事業を行なっておりませんので、掲載しておりません。

 

24/08/26

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 (1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

 当連結会計年度(2023年6月1日~2024年5月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続いてお

り、景気は緩やかに回復することが期待されますが、世界的な資源価格の高騰や金融引き締めに伴う海外景気の下

振れにより、依然として国内外における経済の先行きは不透明な状態が続いております。

 小売業界におきましては、国際航空便の増便や円安進行による訪日外国人観光客の増加に伴い、国内消費は堅調

に推移しておりますが、その一方で、食品・生活必需品等の値上げが続いており、物価上昇による実質賃金が低下

している状況では、消費者の生活防衛意識が一層高まり、依然として厳しい経営環境が続いております。

 このような状況の下、当社グループは店舗・POPUP・オンラインの3つの事業を柱として、スタッフ一人一人の

個性を融合し、お客様の知的好奇心に寄り添うヴィレッジヴァンガードらしい売場や企画の展開を通じて企業価値

の向上に取り組んで参りました。

 このような事業活動の結果、当連結会計年度の売上高につきましては、24,799百万円と前連結会計年度と比べ482百万円の減収(1.9%減)となりました。売上総利益につきましては、売上高の減少が影響し、9,680百万円と前連結会計年度と比べ767百万円の減益(7.3%減)となりました。また販売費及び一般管理費の削減に取り組んでまいりましたが、営業損失は915百万円と前連結会計年度と比べ1,061百万円の減益、経常損失は934百万円と前連結会計年度と比べ1,086百万円の減益、親会社株主に帰属する当期純損失は1,144百万円と前連結会計年度と比べ1,168百万円の減益となりました。

 

 セグメント別の経営成績は以下のとおりであります。

(イ)ヴィレッジヴァンガード

 ヴィレッジヴァンガードは、お客様にお買い物を楽しんでいただくため、独創的なワン・アンド・オンリーの空間の創造を目指しております。

 各店舗では、書籍・SPICE(雑貨類)及びニューメディア(CD・DVD類)、アパレル等の商材を融合させ、店舗独自の「提案」を展開しております。

 主な業態店舗としては、「遊べる本屋」から「コト」も含め取扱分野を広げた「ヴィレッジヴァンガード」、大人も楽しめる空間を演出したライフスタイルショップ「new style」、アウトレット業態「Vintage Vanguard」等を運営しております。またオンライン業態では日本国内でオンラインの書籍・SPICE及びニューメディアの販売を行っており、クリエイター様やアーティスト様とのコラボ商品等、オリジナル性の高い商品を多数取り扱っております。

 当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高は、24,799百万円と前連結会計年度と比べ482百万円の減収(1.9%減)となりました。売上総利益につきましては、売上高の減少が影響し、9,680百万円と前連結会計年度と比べ767百万円の減益(7.3%減)となりました。また販売費及び一般管理費の削減に取り組んでまいりましたが、営業損失は914百万円と前連結会計年度と比べ1,061百万円の減益となりました。

 当社グループの当連結会計年度末の店舗数は、直営店10店舗出店し、直営店9店舗を閉鎖したことにより、直営店304店舗、FC店4店舗の合計308店舗となりました。

 

(ロ)その他

 当社グループには海外事業として海外子会社が2社ありますが、比利緹卡(上海)商貿有限公司につきましては2016年3月末をもって店舗を閉鎖、TITICACA HONGKONG LIMITEDにつきましても2017年6月末をもって店舗を閉鎖しております。順次、会社清算へ向けた手続きを進めてまいります。

 

 

② キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,684百万円減少し、当連結会計年度末には2,306百万円となりました。

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果使用した資金は936百万円(前連結会計年度は53百万円の支出)となりました。これは、主に仕入債務の増加額935百万円があったものの、税金等調整前当期純損失1,094百万円、棚卸資産の増加額1,217百万円があったためであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は406百万円(前連結会計年度は158百万円の支出)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出217百万円があったためであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は341百万円(前連結会計年度は863百万円の支出)となりました。これは、主に長期借入れによる収入3,190百万円があったものの、長期借入金の返済による支出3,368百万円があったためであります。

 

 

③ 仕入及び販売の状況

(イ)仕入実績

 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前年同期比(%)

ヴィレッジヴァンガード

16,377

109.6

その他

合計

16,377

109.6

(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

(ロ)販売実績

 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

前年同期比(%)

ヴィレッジヴァンガード

24,799

98.1

その他

合計

24,799

98.1

(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

   経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

(イ)財政状態の分析

 資産、負債及び純資産の状況

(資産)

 流動資産は、前連結会計年度末に比べて2.5%減少し、20,195百万円となりました。これは、現金及び預金が1,684百万円減少したことなどによるものです。

 固定資産は、前連結会計年度末に比べて2.9%減少し、2,718百万円となりました。これは、建物及び構築物(純額)が28百万円、ソフトウエアが31百万円減少したことなどによるものです。

 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて2.6%減少し、22,913百万円となりました。

 

(負債)

 流動負債は、前連結会計年度末に比べて11.7%増加し、8,470百万円となりました。これは、買掛金が935百万円、一年内償還社債が155百万円増加したことなどによるものです。

 固定負債は、前連結会計年度末に比べて2.5%減少し、8,220百万円となりました。これは、社債が112百万円減少したことなどによるものです。

 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて4.2%増加し、16,691百万円となりました。

 

(純資産)

 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて1,274百万円減少し、6,222百万円となりました。これは、利益剰余金が1,264百万円減少したことなどによるものです。

 

(ロ)経営成績の分析

 経営成績の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、店舗で販売するための商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要は、主に有形固定資産の取得等であります。

 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。

 短期運転資金は自己資金を基本としており、設備投資の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。

 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は9,767百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,306百万円となっております。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。

 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」をご参照ください。