売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E00464 Japan GAAP

売上高

5,134.2億 円

前期

4,839.9億 円

前期比

106.1%

時価総額

6,268.5億 円

株価

4,430 (03/05)

発行済株式数

141,500,000

EPS(実績)

215.59 円

PER(実績)

20.55 倍

平均給与

688.9万 円

前期

687.8万 円

前期比

100.2%

平均年齢(勤続年数)

42.1歳(16.1年)

従業員数

2,388人(連結:10,773人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

  当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社、子会社54社、関連会社26社およびその他の関係会社1社により構成されており、食品の製造販売を主たる業務としています。

  当社グループの事業内容および当社と主要な関係会社の当該事業における位置づけの概略は次のとおりです。

  なお、下記事業区分は、報告セグメントと同一の区分です。

 

                                         (2025年11月30日現在)

事  業  区  分

当 社 お よ び 主 要 な 関 係 会 社

主 な 取 扱 商 品・サ ー ビ ス

市販用

キユーピー株式会社

株式会社ケイパック

株式会社ディスペンパックジャパン

マヨネーズ・ドレッシング類

デリア食品株式会社

株式会社旬菜デリ

サラダ・惣菜等

株式会社サラダクラブ

パッケージサラダ等

業務用

キユーピー株式会社

マヨネーズ・ドレッシング類

キユーピータマゴ株式会社

液卵、鶏卵加工品等

キユーピー醸造株式会社

食酢等

コープ食品株式会社

調理食品等

海外

キユーピー株式会社

杭州丘比食品有限公司

北京丘比食品有限公司

Q&B FOODS,INC.

KEWPIE(THAILAND)CO.,LTD.

マヨネーズ・ドレッシング類

フルーツ ソリューション

アヲハタ株式会社

ジャム類、フルーツ加工品等

ファインケミカル

キユーピー株式会社

ヒアルロン酸等

共通

株式会社芝製作所

食品製造機械の販売

 

 以上の当社グループの状況について事業系統図を示すと、次頁のとおりです。

 

(注)アヲハタ株式会社(連結子会社)は、2025年11月1日の株式交換により当社の完全子会社となりました。

   これに伴い、同社株式は東京証券取引所スタンダード市場における上場を廃止しています。

 

  [  事業系統図  ](2025年11月30日現在)

 

 

※画像省略しています。

(注)株式会社トウ・ソリューションズは2025年12月1日付でキユーピーデジタルイノベーション株式会社に社名

   変更しています。

 

 

26/02/24

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。

 

①財政状態および経営成績の状況

 当連結会計年度における当社グループの経営環境は、各国の政策を巡る不確実性や地政学リスク、為替の変動などにより、不安定な状況が続きました。国内では、所得環境の改善やインバウンド消費の回復が見られたものの、食品価格の上昇に伴う消費者の節約志向の高まりに加え、原材料価格の高騰などにより、厳しい経営環境が続きました。特に、鶏卵においては高病原性鳥インフルエンザや猛暑による供給減少、生産コストの上昇を背景に価格が高止まりしたことに加え、天候不順による野菜相場の変動も収益に影響を及ぼしました。

 このような経営環境において、海外事業では、アジアパシフィック・米州での新工場の本格稼働による供給能力強化および生産効率の向上を推進しました。また、KEWPIEブランドの認知度向上に向けた取り組みや現地料理と融合した提案型プロモーションを展開し、需要拡大に注力しました。

 国内では、多様化するニーズに対応した高付加価値商品の展開を強化するとともに、原材料価格上昇に対応した適切な価格改定を実施しました。また、ロボット導入による生産自働化を推進し、収益性および生産性の向上に取り組みました。また、中長期的な成長基盤構築に向け、人的資本やサステナビリティ、新規領域への投資を計画的に実施しました。

 これらの結果、当連結会計年度の売上高は、海外事業の継続的な成長に加え、国内におけるタマゴ商品の販売回復やカット野菜の需要拡大および単価上昇により増収となりました。営業利益は、主原料価格高騰の長期化や物流コスト上昇の影響を受けたものの、海外での販売増や国内での価格改定の浸透などにより増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、営業利益の増益に加え工場跡地売却による特別利益の計上により増益となりました。

 当連結会計年度の連結業績は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2023年12月1日

至 2024年11月30日)

当連結会計年度

(自 2024年12月1日

至 2025年11月30日)

増減(金額)

増減(比率)

売上高

483,985

513,417

29,432

6.1%

営業利益

34,329

34,628

299

0.9%

経常利益

36,874

37,389

515

1.4%

親会社株主に帰属する

当期純利益

21,419

30,506

9,087

42.4%

 

◇ セグメント別の状況

 

[売上高の内訳]

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2023年12月1日

至 2024年11月30日)

当連結会計年度

(自 2024年12月1日

至 2025年11月30日)

増減(金額)

増減(比率)

市販用

186,747

189,823

3,076

1.6%

業務用

170,086

185,584

15,498

9.1%

海外

92,199

100,262

8,063

8.7%

フルーツ ソリューション

17,001

17,575

574

3.4%

ファインケミカル

11,382

11,836

454

4.0%

共通

6,568

8,334

1,766

26.9%

合  計

483,985

513,417

29,432

6.1%

 

 

 

[営業利益の内訳]

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2023年12月1日

至 2024年11月30日)

当連結会計年度

(自 2024年12月1日

至 2025年11月30日)

増減(金額)

増減(比率)

市販用

14,277

12,577

△1,700

△11.9%

業務用

11,951

11,857

△94

△0.8%

海外

12,467

13,586

1,119

9.0%

フルーツ ソリューション

197

680

483

245.2%

ファインケミカル

572

712

140

24.5%

共通

1,352

1,358

6

0.4%

全社費用

△6,489

△6,145

344

-

合  計

34,329

34,628

299

0.9%

(注)当連結会計年度において、各セグメントの損益の実態をより適正に反映させるため、全社費用の配賦基準の変更を行っており、前連結会計年度に係る各数値については、遡及後の数値を反映させています。

 

 

   <市販用>

        ・調味料、カット野菜の単価上昇により増収

・鶏卵、野菜相場高騰などによる原材料高により減益

<業務用>

・価格改定による単価上昇とタマゴ商品販売数量増により増収

・価格改定効果があったものの、鶏卵相場高騰や原材料高影響を受け減益

<海外>

・米州・アジアパシフィックの販売が堅調に推移し増収

・アジアパシフィックを中心とした売上増による売上総利益増や中国の生販効率化取り組みにより増益

<フルーツ ソリューション>

・家庭用ジャム・スプレッドと産業用フルーツ加工品が好調に推移し増収増益

<ファインケミカル>

・医薬原料の販売数量減も、通信販売が好調に推移し増収増益

<共通>

・外部向け機械販売および原料販売増加により増収増益

 

◇ 財政状態の状況

・総資産は、4,805億31百万円と前期末比181億59百万円増加

 主に受取手形及び売掛金の増加33億33百万円、有価証券の増加50億円、投資有価証券の増加43億93百万円、退職給付に係る資産の増加118億50百万円、投資その他の資産のその他に含まれる長期定期預金の増加35億49百万円、現金及び預金の減少125億41百万円によるものです。

・負債は、1,329億30百万円と前期末比21億96百万円増加

 主に未払法人税等の増加28億22百万円、繰延税金負債の増加45億51百万円、流動負債のその他に含まれる未払金の減少15億27百万円、未払消費税等の減少15億59百万円、前受金の減少12億8百万円、契約負債の減少4億34百万円によるものです。

・純資産は、3,476億円と前期末比159億62百万円増加

 主に利益剰余金の増加217億43百万円、資本剰余金の減少74億77百万円によるものです。

 

 

②キャッシュ・フローの状況

 

 現金及び現金同等物の残高は、658億49百万円と前期末比146億63百万円減少となりました。

 各キャッシュ・フローの状況は、下記のとおりです。

 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が475億17百万円、減価償却費が182億91百万円、固定資産除売却益が113億62百万円、法人税等の支払いが105億48百万円となったことなどから318億2百万円の収入(前期は631億26百万円の収入)となりました。

 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出が155億94百万円、有形固定資産の売却による収入が112億17百万円、定期預金の預入による支出が193億86百万円となったことなどから169億5百万円の支出(前期は238億93百万円の支出)となりました。

 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いが87億57百万円、非支配株主への配当金の支払いが34億20百万円、自己株式の取得による支出が162億88百万円となったことなどから301億2百万円の支出(前期は211億26百万円の支出)となりました。

 

 なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標の推移は、下記のとおりです。

 

2021年

11月期

2022年

11月期

2023年

11月期

2024年

11月期

2025年

11月期

自己資本比率(%)

64.5

66.4

66.2

65.4

67.4

時価ベースの自己資本比率(%)

84.2

84.3

84.2

103.4

127.6

キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)

1.1

1.2

1.4

0.4

0.7

インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)

159.0

110.6

61.1

202.5

113.0

(注)自己資本比率:自己資本/総資産

時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー

インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い

※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。

※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しています。

※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っているすべての負債を対象としています。

※キャッシュ・フローおよび利払いは、それぞれ連結キャッシュ・フロー計算書の「営業活動によるキャッシュ・フロー」および「利息の支払額」を使用しています。

 

 

③ 生産、受注および販売の実績

a.生産実績

  当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。

セグメントの名称

当連結会計年度(百万円)

(自  2024年12月1日

至  2025年11月30日)

前年同期比(%)

市販用

123,702

105.5

業務用

130,625

133.1

海外

61,062

106.7

フルーツ ソリューション

12,796

98.7

ファインケミカル

5,988

107.9

共通

3,435

151.6

合計

337,610

115.1

(注) セグメント間の取引については相殺消去しています。

 

b.商品仕入実績

  当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。

セグメントの名称

当連結会計年度(百万円)

(自  2024年12月1日

至  2025年11月30日)

前年同期比(%)

市販用

20,157

105.3

業務用

16,637

133.4

海外

2,296

67.4

フルーツ ソリューション

1,399

97.6

ファインケミカル

104

105.0

共通

6,382

241.7

合計

46,977

119.8

(注) セグメント間の取引については相殺消去しています。

 

c.受注実績

  主要製品以外の一部の製品について受注生産を行うほかは、すべて見込み生産のため記載を省略しています。

 

 

d.販売実績

  当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。

セグメントの名称

当連結会計年度(百万円)

(自  2024年12月1日

至  2025年11月30日)

前年同期比(%)

市販用

189,823

101.6

業務用

185,584

109.1

海外

100,262

108.7

フルーツ ソリューション

17,575

103.4

ファインケミカル

11,836

104.0

共通

8,334

126.9

合計

513,417

106.1

(注) セグメント間の取引については相殺消去しています。

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりです。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。

 

①重要な会計方針および見積り

  当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、決算日における資産・負債の報告金額および報告期間における収益・費用の報告金額に影響する見積り、判断および仮定を必要としています。過去の実績や状況を踏まえ合理的と考えられるさまざまな要因に基づき、継続的に見積り、判断および仮定を行っていますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

  なお、連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5  経理の状況」に記載していますが、次の重要な会計方針が財務諸表作成における重要な判断と見積りに大きな影響を及ぼすと考えています。

 

(1)  固定資産の減損処理

  保有する固定資産について、原則として継続的に収支の把握を行っている管理会計上の区分(会社別、事業別かつ事業所別)を単位としてグルーピングを行い、当該資産グループ単位で減損の兆候を把握しています。減損損失を認識するかどうかの判定および使用価値の算定に際して用いられる将来キャッシュ・フローは、経営環境などの外部要因に関する情報や当社グループが用いている内部の情報に基づき、合理的な仮定を置いて計算しています。将来の市場環境の変化などにより、見積り額と実態に乖離が生じた場合には、減損損失が発生する可能性があります。

 なお、将来キャッシュ・フローの見積りの算定における主要な仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。

 

(2)  貸倒引当金の計上基準

  貸倒引当金については、債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については過年度実績率を基礎とした将来の貸倒予測率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しています。将来、顧客の財政状態が悪化し支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上または貸倒損失が発生する可能性があります。

 

(3)  投資有価証券の減損処理

  投資有価証券の評価方法については、市場価格のない株式等以外のものについては時価法を、市場価格のない株式等については原価法を採用しています。保有する有価証券につき、市場価格のない株式等以外のものは株式市場の価格変動リスクを負っていること、市場価格のない株式等は投資先の業績状況等が悪化する可能性があること等から、合理的な基準に基づいて投資有価証券の減損処理を行っています。

  この基準に伴い、将来の市況悪化または投資先の業績不振等により、現状の簿価に反映されていない損失または簿価の回収不能が発生し、減損処理が必要となる可能性があります。

 

(4)  繰延税金資産の回収可能性の評価

  繰延税金資産については、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を十分に検討し、回収可能見込額を計上しています。しかし、繰延税金資産の回収可能見込額に変動が生じた場合には、繰延税金資産の取崩しまたは追加計上により利益が変動する可能性があります。

 

②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容

 a.財政状態および経営成績の分析

 当連結会計年度における財政状態および経営成績の分析につきましては、「4  経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (1)経営成績等の状況の概要  ①財政状態および経営成績の状況」に記載のとおりです。

 

 b.資金の財源および資金の流動性

(1)  キャッシュ・フロー

 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況につきましては、「4  経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (1)経営成績等の状況の概要  ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。

(2)  資金の需要

 さらなる企業価値の向上を図るための設備投資、事業投資、債務の返済および運転資金などの資金需要に備え、資金調達および流動性の確保に努めています。

 

(3)  資金の調達

 必要な資金は内部資金より充当し、不足が生じた場合は銀行借入および社債発行により調達しています。

 

(4)  資金の流動性

 複数の金融機関との当座貸越契約を設定しています。また、当社および国内連結子会社における余剰資金の一元管理を図り、資金効率の向上と金融費用の削減を目的として、キャッシュ・マネジメント・システムを導入しています。

 

 c.目標とする経営指標の達成状況等

 当社グループは、2025年度からの4年間を対象とする中期経営計画を策定し、最終年度である2028年11月期において、「ROE(自己資本利益率) 8.5%以上」「国内事業利益率 8.0%以上」「海外売上高伸長率(現地通貨ベース) (年率)二桁%以上」を目標として掲げています。

 当連結会計年度におきましては、ROE(自己資本利益率)が9.7%、国内事業利益率が6.6%、海外売上高伸長率(現地通貨ベース)は前年比8%の増加となりました。

 

◇経営指標

 

2025年11月期

2028年11月期目標

ROE(自己資本利益率)

9.7%

8.5%以上

国内事業利益率

6.6%

8.0%以上

海外売上高伸長率(現地通貨ベース)

(前年比)8%

(年率)二桁%以上