E00464 Japan GAAP
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営環境は、国際的な穀物・エネルギー相場が高値で推移していることに加え、高病原性鳥インフルエンザ感染拡大の影響を受け、依然として厳しい状況が続いています。このような環境において、国内では市場担当制を活かしお客様の多様化するニーズに対応するとともに、収益性の高い体質づくり、新たな価値提案の実現に向けて取り組んでいます。海外では、引き続き中国・東南アジア・北米を中心にKEWPIEブランドの浸透を加速させ、成長ドライバーとして拡大を進めています。
当第3四半期連結累計期間の売上高は、海外の安定成長や調味料、タマゴ商品の価格改定による単価上昇などにより増収となりました。営業利益は、主原料およびエネルギー・一般原資材の高騰影響を受けたことにより減益となりました。経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益は、営業利益の減少により減益となりました。
当第3四半期連結累計期間の連結業績は次のとおりです。
(単位:百万円)
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前第3四半期 連結累計期間 (自 2021年12月1日 至 2022年8月31日) |
当第3四半期 連結累計期間 (自 2022年12月1日 至 2023年8月31日) |
増減(金額) |
増減(比率) |
売上高 |
318,214 |
335,897 |
17,683 |
5.6% |
営業利益 |
21,407 |
13,341 |
△8,066 |
△37.7% |
経常利益 |
22,945 |
15,083 |
△7,862 |
△34.3% |
親会社株主に帰属する 四半期純利益 |
14,541 |
11,081 |
△3,460 |
△23.8% |
◇ セグメント別の状況
[売上高の内訳] |
(単位:百万円) |
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前第3四半期 連結累計期間 (自 2021年12月1日 至 2022年8月31日) |
当第3四半期 連結累計期間 (自 2022年12月1日 至 2023年8月31日) |
増減(金額) |
増減(比率) |
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市販用 |
130,480 |
132,308 |
1,828 |
1.4% |
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業務用 |
116,101 |
122,038 |
5,937 |
5.1% |
|
海外 |
47,437 |
55,372 |
7,935 |
16.7% |
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フルーツ ソリューション |
12,537 |
13,132 |
595 |
4.7% |
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ファインケミカル |
7,621 |
8,420 |
799 |
10.5% |
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共通 |
4,035 |
4,625 |
590 |
14.6% |
|
合 計 |
318,214 |
335,897 |
17,683 |
5.6% |
[営業利益の内訳] |
(単位:百万円) |
|
前第3四半期 連結累計期間 (自 2021年12月1日 至 2022年8月31日) |
当第3四半期 連結累計期間 (自 2022年12月1日 至 2023年8月31日) |
増減(金額) |
増減(比率) |
市販用 |
11,017 |
7,327 |
△3,690 |
△33.5% |
業務用 |
5,635 |
2,396 |
△3,239 |
△57.5% |
海外 |
6,754 |
7,015 |
261 |
3.9% |
フルーツ ソリューション |
318 |
417 |
99 |
31.1% |
ファインケミカル |
1,151 |
555 |
△596 |
△51.8% |
共通 |
967 |
893 |
△74 |
△7.7% |
全社費用 |
△4,438 |
△5,263 |
△825 |
- |
合 計 |
21,407 |
13,341 |
△8,066 |
△37.7% |
<市販用>
・調味料の価格改定による単価上昇等で増収
・主原料高騰等による影響を受け減益
<業務用>
・価格改定効果やタマゴ商品の販売価格が鶏卵相場高騰により上昇し増収
・主原料高騰等による影響を受け減益
<海外>
・中国・東南アジア・北米が堅調に推移し増収
・北米の拡大と主原料高騰影響の緩和により増益
<フルーツ ソリューション>
・食品メーカー向けの販売増加や家庭用ジャム・スプレッドの価格改定効果等により増収増益
<ファインケミカル>
・通信販売が好調に推移し増収となったものの、広告宣伝の強化や原料販売でのコスト増等により減益
<共通>
・食品メーカー向け製造機械の販売増加により増収となったものの、販管費等の増加により減益
(2)財政状態
・総資産は、4,187億68百万円と前連結会計年度末に比べ153億84百万円増加
主に受取手形及び売掛金、商品及び製品、投資有価証券の増加による
・負債は、1,162億45百万円と前連結会計年度末に比べ74億84百万円増加
主に支払手形及び買掛金、賞与引当金、固定負債のその他の増加による
・純資産は、3,025億22百万円と前連結会計年度末に比べ78億99百万円増加
主に利益剰余金、その他有価証券評価差額金、非支配株主持分の増加による
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
なお、当社は財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めておりますが、当第3
四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、27億41百万円です。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。