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最終更新:

E00503 Japan GAAP

売上高

202.9億 円

前期

195.3億 円

前期比

103.9%

時価総額

207.1億 円

株価

2,497 (04/30)

発行済株式数

8,292,000

EPS(実績)

26.91 円

PER(実績)

92.80 倍

平均給与

535.5万 円

前期

509.0万 円

前期比

105.2%

平均年齢(勤続年数)

42.9歳(19.5年)

従業員数

433人(連結:590人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

当社グループは、当社および子会社5社で構成され、食料品の製造および販売を主な内容とし、その他に食品製造設備の設計、販売等の事業活動をおこなっております。また、当社は親会社であるキユーピー株式会社の企業集団に属しております。

当社グループの事業に係わる位置づけは下記のとおりであります。

なお、当社グループは、食品事業の単一セグメントであるため、製品等の区分により記載しております。

家庭用

ジャム、マーマレード、スプレッド等は、当社が製造・販売しております。

産業用

フルーツ・プレパレーションおよびデザート類等は、当社が製造・販売しております。フルーツなどの素材原料の販売は、当社がおこなっております。

生産受託他

業務用ジャム類、介護食、調理食品等は当社が製造しキユーピーグループへ販売しております。

(国内子会社)

レインボー食品株式会社は、牡蠣加工品などの地域特産品の販売等をおこなっております。

(海外子会社)

杭州碧幟食品有限公司は、中国国内でフルーツ加工品の製造・販売をおこなっております。烟台青旗農業科技開発有限公司は、中国山東省にてイチゴの苗の育成・販売をおこなっております。青島青旗食品有限公司は、中国国内および海外向けに農畜水産品およびその加工品の仕入・販売をおこなっております。Santiago Agrisupply SpAは、農産物の加工・販売をおこなっております。

  事業の系統図は下記のとおりであります。

※画像省略しています。

24/02/22

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

①財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度における国内経済は、社会・経済活動が活性化し、雇用・所得環境が改善するとともに、インバウンド需要の増加等もあり、景気は緩やかな回復基調となりました。一方で、不安定な国際情勢による地政学リスクの影響、輸入コストおよびエネルギーコストの高止まり等による物価の高騰が続いていることから、依然として消費者の節約志向は続きました。

このような状況のなか、当社グループは2022年度からの中期経営計画に基づき、「フルーツのアヲハタ」実現へ向けた取り組みを進めてまいりました。

 

(イ)財政状態

当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ6億22百万円減少し170億62百万円となりました。資産の増減の主な要因は、機械装置及び運搬具の減少3億17百万円、原材料及び貯蔵品の減少2億67百万円、商標権の減少2億10百万円、繰延税金資産の減少1億37百万円、建物及び構築物の減少1億6百万円、投資その他の資産のその他の減少71百万円、現金及び預金の増加5億77百万円などであります。

負債合計は、前連結会計年度末に比べ9億43百万円減少し36億41百万円となりました。負債の増減の主な要因は、短期借入金の減少5億円、退職給付に係る負債の減少3億1百万円、長期借入金の減少2億85百万円、流動負債のその他の増加86百万円などであります。

純資産合計は、前連結会計年度末に比べ3億20百万円増加し134億21百万円となりました。純資産の増加の主な要因は、退職給付に係る調整累計額の増加2億4百万円、利益剰余金の増加58百万円などであります。

 

(ロ)経営成績

売上につきまして、主力のジャム・スプレッドは、2022年に実施した価格改定による販売減から回復の兆しがみえてきました。また、加工メーカー向けフルーツ加工品やお土産品向け商品などの需要も戻ってきており販売が増加しました。以上の結果から売上高は202億87百万円(前年同期比3.9%増)となりました。

利益につきましては、生産性向上の取り組みを進めましたが、原材料の高騰や、エネルギーコスト上昇などの影響もあり、営業利益は3億42百万円(前年同期比1.2%減)、経常利益は4億22百万円(前年同期比5.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は、海外子会社の固定資産の減損損失を計上した影響により、2億23百万円(前年同期比3.5%減)となりました。

 

 

当社グループは、食品事業の単一セグメントでありますが、製品等の区分別の営業概況は、次のとおりであります。

(家庭用)

家庭用につきましては、「アヲハタ・55」シリーズの復調や「ヴェルデ・トーストスプレッド」シリーズ等の伸長、新たな需要創出を目指して展開しております「アヲハタ・Spoon Free」、1食食べ切りタイプの冷凍フルーツ加工品類等の新商品も貢献し増収となりました。

この結果、家庭用の売上高は119億29百万円(前年同期比2.9%増)となりました。

 

(産業用)

産業用につきましては、加工メーカー向けフルーツ加工品やお土産品向け商品などの需要が戻ってきており販売が増加しました。

この結果、産業用の売上高は53億20百万円(前年同期比7.5%増)となりました。

 

(生産受託・その他)

生産受託につきましては、介護食「キユーピー・やさしい献立」シリーズなどの家庭内食向け商品が伸長しました。一方、海外(中国)では、主要取引先である外食・中食市場のコロナ禍からの売上回復の遅れに加えて生産品目の選択と集中を進めていることもあり、減収となりました。

この結果、生産受託・その他の売上高は30億36百万円(前年同期比1.7%増)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ5億77百万円増加し、13億15百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は、16億92百万円(前年度は14百万円の支出)となりました。主な要因は、減価償却費9億6百万円、税金等調整前当期純利益3億96百万円、棚卸資産の減少額3億63百万円などによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果支出した資金は、1億78百万円(前年度は2億71百万円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出1億72百万円などによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果支出した資金は、9億50百万円(前年度は49百万円の収入)となりました。主な要因は、短期借入金の純減による支出5億円、長期借入金の返済による支出2億85百万円、配当金の支払額1億64百万円などによるものであります。

 

 

③生産、受注及び販売の実績

(イ)生産実績

当社グループは、食品事業の単一セグメントでありますが、当連結会計年度の生産実績を製品等の区分ごとに示すと、次のとおりであります。

区分

当連結会計年度

(自 2022年12月1日

至 2023年11月30日)

前年同期比(%)

家庭用(千円)

10,653,218

99.3

産業用(千円)

3,557,628

108.8

生産受託・その他(千円)

3,345,510

113.4

合計(千円)

17,556,356

103.6

 (注)金額は販売価格によっております。

 

(ロ)受注実績

当社グループは受注生産をおこなっておりませんので、該当事項はありません。

(ハ)販売実績

当社グループは、食品事業の単一セグメントでありますが、当連結会計年度の販売実績を製品等の区分ごとに示すと、次のとおりであります。

区分

当連結会計年度

(自 2022年12月1日

至 2023年11月30日)

前年同期比(%)

家庭用(千円)

11,929,963

102.9

産業用(千円)

5,320,760

107.5

生産受託・その他(千円)

3,036,412

101.7

合計(千円)

20,287,135

103.9

 (注)主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。

相手先

前連結会計年度

(自 2021年12月1日

至 2022年11月30日)

当連結会計年度

(自 2022年12月1日

至 2023年11月30日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

加藤産業株式会社

4,772,885

24.4

4,762,523

23.5

キユーピー株式会社

2,487,868

12.7

2,759,689

13.6

三菱食品株式会社

2,743,390

14.0

2,133,245

10.5

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は以下のとおりであります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2023年11月30日)現在において当社グループが判断したものです。

①財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容

当社グループの連結会計年度の経営成績及び財政状態は、以下のとおりであります。

(イ)財政状態および経営成績の分析

財政状態および経営成績の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照下さい。

 

(ロ)当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について

経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源および資金の流動性に係る情報

(イ)キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 なお、キャッシュ・フロー指標のトレンドは、以下のとおりであります。

 

2019年
11月期

2020年
11月期

2021年
11月期

2022年
11月期

2023年
11月期

 自己資本比率(%)

61.5

66.5

72.8

74.1

78.7

 時価ベースの自己資本比率(%)

102.3

104.0

109.7

114.0

121.3

 キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%)

665.1

154.2

91.4

-

63.3

 インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)

47.3

146.6

231.1

-

156.5

(注)自己資本比率:自己資本/総資産

時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー

インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い

1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。

2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。

3.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

4.2022年11月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率およびインタレスト・カバレッジ・レシオについては、営業キャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。

 

(ロ)資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当社グループは、運転資金および設備投資資金などの資金需要につきましては、自己資金において賄っております。また、当社グループでは、グループ内の資金の一元化と低コストで安定的な資金調達を目的として、「アヲハタグループ・キャッシュ・マネジメント・システム」を導入しております。

 

③重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。