売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E03465 Japan GAAP

売上高

81.0億 円

前期

69.2億 円

前期比

117.0%

時価総額

102.7億 円

株価

1,905 (01/09)

発行済株式数

5,392,500

EPS(実績)

98.23 円

PER(実績)

19.39 倍

平均給与

531.4万 円

前期

519.0万 円

前期比

102.4%

平均年齢(勤続年数)

38.2歳(7.0年)

従業員数

224人(連結:232人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3 【事業の内容】

当社グループは、連結財務諸表提出会社(以下、「当社」という)、連結子会社2社により構成されており、パソコン、サーバー、タブレットといったIT機器のレンタルやIT環境の運用管理・通信・クラウド等のITサービスをサブスクリプションで提供するITサブスクリプション事業、使用済みIT機器の回収・データ消去、リユース・適正処理を行うITAD事業、観光業界を中心にイヤホンガイドⓇの製造販売・保守サービスを行うコミュニケーション・デバイス事業を展開しております。

 

当社グループの事業における位置付け及び事業の種類別セグメントとの関係は、次のとおりであります。以下に示す区分は、事業の種類別セグメントと同一区分であります。

 

 

① ITサブスクリプション事業

法人・官公庁が業務で使用するIT機器のサブスクリプション(レンタル)、IT環境の運用保守・クラウド等のITサービスです。サブスクリプション型サービスが大部分を占めます。

 

② ITAD事業(※1)

使用済みIT機器のセキュアな回収、データ消去、適正処理サービスです。適正処理サービスについては、高価値品はテクニカルセンターで製品化し、リユース品として販売。再利用困難な機器については分解して素材化し、当社の監査基準を満たすリサイクル業者へ販売し、廃棄物削減と適正処理を推進しております。

 

(※1)ITAD

   IT Asset Dispositionの略、IT機器資産の適正処分の意味

情報セキュリティ上安全、かつ適法(環境法、国際条約、資源有効利用等)な処分は、コンプライアンス・ガバナンスにおいて経営上の重要事項と位置付けられ、欧米で一般化しています。

 

③ コミュニケーション・デバイス事業

観光業界を中心にイヤホンガイドⓇ(※2)の製造販売・保守サービスを展開しております。株式会社ケンネットの事業が該当いたします。

 

(※2)イヤホンガイドⓇ

送信機と複数の受信機からなる、手のひらサイズの音声ガイド用機器。観光地ガイドを中心に、国際会議での通訳、騒音の多い工場見学、大きな声を出せない美術館や博物館等、各種ガイド用途で利用されており、国内の旅行関連市場では株式会社ケンネットが、ガイドレシーバーのシェア90%以上を有しています。

 

事業の系統図は、概ね次のとおりであります。

※画像省略しています。

 

25/08/27

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)  経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

PC調達手段としてのニーズの高まりを受け、ITサブスクリプション事業は、順調に拡大しています。ITAD事業も、OS更新に伴うPC入替需要を追い風に、採算性の高い使用済みPCの確保とサービス収益の拡大を受け増収・増益となりました。コミュニケーション・デバイス事業は、旅行業界と連動して着実に業績が向上しております。

投資面では、引き続き2025年10月の Windows 10 サポート終了に伴うPC入替需要の拡大を見据え、戦略投資を拡大したことで、先行コストが増加いたしました。具体的には、(1)人的資本への投資(人材の積極採用、賃上げ、従業員のリスキリング)、(2)DXの推進(AIの活用、RPAによる自動化、ノーコードでのアプリ開発)、(3)マーケティング強化(展示会への出展、デジタルマーケティングや営業支援サービスの採用)などです。

2024年9月には、サービス提供力の向上と作業環境の改善を目的に大阪テクニカルセンターを移転、2024年11月には、生産性向上と事業拡大のため本社の増床も行いました。また、2024年12月より、マーケティング戦略と業務改善の専門チームであるデマンドセンターを新設、同部門がハブとなり、関係部門の業務最適化を図るとともにサービスプロモーションの強化、顧客の開拓を進めました。

 

この結果、すべてのセグメントで増収・増益を達成しており、売上高と営業利益ともに、創業以来最高となりました。

 

この結果、当連結会計年度の業績は、売上高8,099,541千円前年同期比17.0%増)、営業利益842,253千円前年同期比28.0%増)、経常利益774,343千円前年同期比21.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益529,682千円前年同期比22.6%増)となりました。

 

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

 

<ITサブスクリプション事業>

当社のサービスは、企業のIT部門の負荷軽減に大きく貢献しており、そのニーズは益々高まっております。特に、重点課題である長期サブスクリプション売上高は順調に拡大しており、事業基盤の安定性が向上しております。また、第4四半期連結会計期間は繁忙期にあたることから、短期レンタルやIT機器の販売が好調に推移し、売上が大きく拡大しました。

 

長期サブスクリプションの売上高の拡大に伴い、サブスクリプション資産(勘定科目:レンタル資産)の保有台数も増加しております。需要期ということもあり、資産の入荷及びレンタル満了に伴なう返却品の数量が一時的に増加した影響で、稼働率はやや低下しましたが、引き続き高水準での稼働を維持しております。また、需要期には売り上げに対し減価償却費が先行しやすい傾向にありますが、サプライチェーンの見直しなどにより売上総利益率が改善し、収益性を確保することができました。

 

この結果、セグメント業績は、売上高5,849,456千円前年同期比18.3%増)、セグメント利益687,901千円前年同期比9.1%増)となりました。

 

<ITAD事業>

当社は、外部環境の影響を受けにくい事業構造の実現を目指し、データ消去、引取回収といったサービス収益の拡大を進めております。サービス範囲の拡張と営業強化の取り組みにより、これらのサービス売上は順調に拡大しております。また、第4四半期連結会計期間においては、OS更新・入替需要を背景に、使用済みPCの入荷量が増加したこと、採算性の高い使用済みPCを確保したことにより、リユース販売の収益性が向上しました。さらに、生産体制の見直しや、効率的な業務オペレーションが事業全体の収益性を押し上げたことで、通期では売上高・利益ともに前年を大きく上回る結果となりました。

 

この結果、売上高2,063,720千円前年同期比14.6%増)、セグメント利益741,704千円前年同期比29.3%増)となりました。

 

<コミュニケーション・デバイス事業>

第4四半期連結会計期間における旅行・観光業界は繁忙期を迎え、クルーズ船をはじめとする団体需要や訪日旅行者向け案件も増加しました。加えて、前四半期にリニューアルしたサービスサイトの効果も継続し、新規先からの問い合わせ件数は引き続き高水準で推移しております。これにより、従来の旅行業に加え、工場見学をはじめとした一般法人からの新たなニーズも顕在化し、旅行・観光分野以外での受注拡大が進んでおり、当四半期出荷台数は過去最多を記録しました。

 

この結果、売上高321,289千円前年同期比32.8%増)、セグメント利益65,549千円前年同期比61.0%増)となりました。

 

(資産)

流動資産は前連結会計年度末に比べ0.4%増加2,360,327千円となりました。これは主に売掛金が210,631千円増加し、現金及び預金が167,124千円、商品が32,762千円それぞれ減少したことによります。

固定資産は前連結会計年度末に比べ22.9%増加10,004,534千円となりました。これは主にレンタル資産(純額)が1,770,894千円、建物(純額)が58,063千円それぞれ増加したことによります。

この結果、総資産は前連結会計年度末に比べ17.8%増加12,364,861千円となりました。

 

(負債)

流動負債は前連結会計年度末に比べ29.6%増加4,129,762千円となりました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が644,525千円、買掛金が57,847千円、未払金が150,727千円それぞれ増加したことによります。

固定負債は前連結会計年度末に比べ14.4%増加4,856,856千円となりました。これは主に長期借入金が593,689千円増加したことによります。

この結果、負債は前連結会計年度末に比べ20.9%増加8,986,618千円となりました。

 

(純資産)

純資産は前連結会計年度末に比べ10.3%増加3,378,242千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益529,682千円の計上による増加と剰余金の配当215,360千円による減少であります。

なお、当連結会計年度末における自己資本比率は27.3%、1株当たり純資産額は642円83銭となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ167,124千円減少し、1,215,270千円となりました。 

また、当連結会計年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー) 

当連結会計年度における営業活動の結果、得られた資金は3,569,788千円前連結会計年度比41.6%増)となりました。収入の主な内訳は、税金等調整前当期純利益774,492千円、減価償却費2,812,095千円、仕入債務の増加額57,847千円、有形固定資産から棚卸資産への振替79,682千円であり、支出の主な内訳は、売上債権の増加額210,732千円、法人税等の支払額209,222千円であります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は4,728,350千円(前連結会計年度比7.2%増)となりました。支出の主な内訳は、レンタル資産を始めとする有形固定資産の取得による支出4,618,249千円であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における財務活動の結果、得られた資金は991,494千円(前連結会計年度比52.8%減)となりました。収入の主な内訳は、長期借入れによる収入3,950,000千円であり、支出の主な内訳は、長期借入金の返済による支出2,711,785千円、配当金の支払額215,263千円であります。

 

 

③ 生産、受注及び販売の実績

a. 生産実績

当社グループは、生産活動をしておりませんので記載しておりません。

 

b. 仕入実績

当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

仕入高(千円)

前年同期比(%)

ITサブスクリプション事業

138,174

63.5

ITAD事業

696,170

10.1

コミュニケーション・デバイス事業

136,343

7.4

合計

970,688

15.1

 

(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。

   2 仕入高には他勘定受入高が含まれております。

   3 ITサブスクリプション事業の仕入高の増加は、新品PC等の販売を強化したことにより増加しております。

   4 ITAD事業の仕入高の増加は、採算性の高い使用済みPCの確保を進めるとともに、優良リユース品となる当社サブスクリプション終了品の販売が好調に推移したことによります。

   5 コミュニケーション・デバイス事業の仕入実績は、生産委託品等の仕入実績を示しております。

 

c. 受注実績

当社グループは、受注生産活動をしておりませんので記載しておりません。

 

d. 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

販売高(千円)

前年同期比(%)

ITサブスクリプション事業

5,717,511

17.1

ITAD事業

2,063,720

14.6

コミュニケーション・デバイス事業

318,308

34.0

合計

8,099,541

17.0

 

(注)セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。

この連結財務諸表の作成にあたりましては、当社グループ経営陣による会計方針の選択・適用、決算日における財政状態や経営成績に影響を与える見積りを必要といたします。当社グループ経営陣は、これらの見積りについては過去の実績や現状等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なることがあります。

  連結財務諸表を作成するにあたって、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

a. 経営成績等

「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。

b. キャッシュ・フローの分析

「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。