売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E01408 Japan GAAP

売上高

112.6億 円

前期

122.5億 円

前期比

91.9%

時価総額

18.1億 円

株価

1,300 (04/13)

発行済株式数

1,392,000

EPS(実績)

-240.89 円

PER(実績)

--- 倍

平均給与

509.9万 円

前期

545.6万 円

前期比

93.5%

平均年齢(勤続年数)

42.8歳(13.6年)

従業員数

128人(連結:213人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 当社グループは、当社(日本製罐株式会社)及び子会社1社(新生製缶株式会社)で構成され、金属缶製造販売事業、不動産賃貸事業を主たる業務としております。

 新生製缶株式会社は製造拠点を関西地区に有している18L缶の専業メーカーで、関東地区においては関東地区に製造拠点を有する当社が新生製缶株式会社のOEM生産を行っております。

 また、当社の関連当事者(主要株主)である伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社より主たる原材料を仕入れております。

 当社グループの事業に関する各社の位置づけ及び系統図は以下のとおりであります。

※画像省略しています。

 

 

25/06/25

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

①財政状態及び経営成績の状況

 当連結会計年度のわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり緩やかな回復基調で推移しました。その一方で、米国の経済政策の不確実性や中国経済の景気停滞、円安による諸物価の上昇やエネルギー価格の高騰、海外景気の下振れ懸念が、わが国の景気を下押しする要因となり、先行き不透明な状況が続いております。

 当社グループの主力品種である18L缶の当連結会計年度の売上高は前年対比で12.6%増加しております。また、美術缶につきましては新規生産設備の遅れなどがあり、当連結会計年度の売上高は前年対比で46.2%減少しております。

 このような中、当社グループの当連結会計年度の売上高は、11,259百万円(前年比8.1%減)、営業損失は540百万円(前年は営業利益256百万円)、経常損失は476百万円(前年は経常利益323百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は335百万円(前年は親会社株主に帰属する当期純利益271百万円)となりました。

 セグメントの概況は次のとおりです。

a.金属缶製造販売事業

 当社グループの販売実績は、18L缶につきましては、販売数量の増加、材料等の値上げの転嫁が順調に進み、全体では、対前年比で売上高12.6%増、となりました。美術缶につきましては、新規製造設備の稼働遅れもあり、前年対比で売上高46.2%減となりました。

 製品別売上高                                 (単位:千円、%)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

金額

構成比

金額

構成比

18L缶

7,782,029

64.4

8,765,017

79.0

美術缶

3,531,250

29.2

1,900,069

17.1

その他

776,628

6.4

430,606

3.9

12,089,908

100.0

11,095,694

100.0

 金属缶製造販売事業の売上高は11,095百万円(前年比8.2%減)、営業損失は624百万円(前年は営業利益176百万円)となりました。

b.不動産賃貸事業

 不動産賃貸事業の売上高は163百万円(前年比3.3%増)、営業利益は83百万円(前年比4.4%増)となりました。

 

(資産の部)

 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて2,238百万円減少し12,966百万円となりました。

 流動資産におきましては、前連結会計年度末に比べて580百万円減少し7,084百万円となりました。これは主に現金及び預金が1,259百万円増加し、受取手形及び売掛金が533百万円、電子記録債権が1,266百万円、原材料及び貯蔵品が114百万円減少したことによるものであります。

 固定資産におきましては、前連結会計年度末に比べて1,657百万円減少し5,882百万円となりました。これは主に有形固定資産が537百万円、無形固定資産が53百万円、投資その他の資産が1,066百万円減少したことによるものであります。

 

(負債の部)

 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べて1,104百万円減少し7,946百万円となりました。

 流動負債におきましては、前連結会計年度末に比べて866百万円減少し5,101百万円となりました。これは主に電子記録債務が967百万円、1年内返済予定の長期借入金が64百万円増加し、支払手形及び買掛金が1,659百万円、短期借入金が200百万円減少したことによるものであります。

 固定負債におきましては、前連結会計年度末に比べて238百万円減少し2,844百万円となりました。これは主に長期借入金が22百万円、退職給付に係る負債が59百万円増加し、繰延税金負債が320百万円減少したことによるものであります。

 

(純資産の部)

 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べて1,133百万円減少し5,019百万円となりました。

 これは主に利益剰余金が432百万円、その他有価証券評価差額金が665百万円減少したことによるものであります。

 この結果、自己資本比率は31.4%(前連結会計年度末は34.2%)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,259百万円増加し、当連結会計年度末には1,896百万円となりました。

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は896百万円(前年比131.6%増)となりました。これは主に税金等調整前当期純損失△250百万円、減価償却費408百万円、減損損失607百万円、投資有価証券売却益△920百万円、売上債権の減少1,799百万円、棚卸資産の減少118百万円、仕入債務の減少△692百万円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果得られた資金は640百万円(前年は使用した資金680百万円)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出△391百万円、投資有価証券の売却による収入1,038百万円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は277百万円(前年は得られた資金269百万円)となりました。これは主に長短有利子負債の減少△117百万円、配当金の支払△94百万円、非支配株主への配当金の支払△19百万円、自己株式の取得による支出△45百万円等によるものであります。

 

③生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

 当連結会計年度の生産実績を金属缶製造販売事業内の製品別に示すと次のとおりであります。

金属缶製造販売事業内製品区分

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

    至 2025年3月31日)

前年比(%)

18L缶 (千円)

8,024,479

115.3

美術缶 (千円)

1,417,827

46.1

その他 (千円)

282,234

46.2

計  (千円)

9,724,541

91.4

 

b.受注実績

 当連結会計年度における受注状況を金属缶製造販売事業内の製品別に示すと次のとおりであります。

金属缶製造販売事業内

製品区分

受注高(千円)

前年比(%)

受注残高(千円)

前年比(%)

18L缶

8,752,649

112.7

250,464

105.2

美術缶

2,119,143

60.6

33,619

13.3

その他

475,968

63.6

20,974

31.6

11,347,761

94.5

305,058

54.8

 

c.販売実績

 当連結会計年度の販売実績を金属缶製造販売事業内の製品別に示すと次のとおりであります。

金属缶製造販売事業内製品区分

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

前年比(%)

18L缶  (千円)

8,765,017

112.6

美術缶  (千円)

1,900,069

53.8

その他  (千円)

430,606

55.4

計       (千円)

11,095,694

91.8

 

 

(注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績に対する割合は次のとおりであります。

相手先

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

西部容器株式会社

1,657,228

13.6

1,833,751

16.3

株式会社明治

2,615,333

21.4

664,827

5.9

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として次のものがあります。

a.鋼材価格、印刷費、輸送費、ガス・電力費の価格上昇

 当社の業績は、鋼材価格、印刷費、ガス・電力費が急激、且つ大幅な上昇をした場合、如何に速やかに製品価格に転嫁できるかにかかっております。当連結会計年度は、順調に価格転嫁を進めることができましたが、今後も全力を挙げてこれに対処してまいります。

b.需要動向

 日本の国内需要は人口減少並びに日本企業の海外移管に伴いこの30年間を通じ、需要がほぼ半減しました。

 ここ数年の動向は減少速度も衰え、2024年度において若干のプラスに転じましたが、今後の見通しは楽観できるものではないと考えています。こうした中では当社の取るべき方向は市場調査を通じ客先のNEEDSをいち早く察知し他社と差別化を図り、売上の維持・拡大に全力を挙げてまいります。

c.金融情勢の動向

 負債資本倍率は0.8倍でした。当社グループの有利子負債の圧縮を目指しましたが、当連結会計年度は、減損損失の計上、早期退職者募集に伴う経費の計上等もあり大きな圧縮は出来ませんでした。

 今後の金融情勢により、収益の圧迫要因となる可能性があります。

d.販売実績

 当社グループの当連結会計年度の売上高は、11,259百万円となりました。

 金属缶製造販売事業においては、主力製品である18L缶の売上高は、販売数の増加、鋼材等の値上げの転嫁もあり8,765百万円となりました。

 美術缶につきましては新規製造設備の稼働遅れもあり、売上高は、1,900百万円となりました。

 不動産賃貸事業においては、自社保有の建物等の不動産賃貸を行っており、163百万円となりました。

 

 経営成績の分析

a.売上高

 売上高は前連結会計年度に比べ989百万円減少し11,259百万円(前年比8.1%減)となりました。金属缶製造販売事業セグメント内の18L缶においては、販売数量の増加、原材料やエネルギーコスト高騰を背景とした価格転嫁が進み、全体では前連結会計年度末に比べ982百万円増加し8,765百万円(前年比12.6%増)となりました。美術缶においては、新規製造設備の稼働遅れもあり、前連結会計年度末に比べ1,631百万円減少し1,900百万円(前年比46.2%減)となりました。

b.営業利益

 営業損失は540百万円(前年は営業利益256百万円)となりました。これは主に売上高の減少によるものであります。

c.経常利益

 経常損失は476百万円(前年は経常利益323百万円)となりました。これは主に売上高の減少によるものであります。

d.親会社株主に帰属する当期純利益

 親会社株主に帰属する当期純損失は335百万円(前年は親会社株主に帰属する純利益271百万円)となりました。これは主に売上高の減少と投資有価証券売却益の増加、減損損失と早期割増退職金の発生によるものであります。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

a.キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は1,896百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,259百万円増加いたしました。これは営業活動の結果得られた資金が896百万円、投資活動の結果得られた資金が640百万円、財務活動の結果使用した資金277百万円によるものであります。

 また、有利子負債残高は3,112百万円となりました。

 上記の他、各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

b.契約債務

 2025年3月31日現在の契約債務の概要は以下のとおりであります。

 

年度別要支払額(千円)

契約債務

合計

1年以内

1年超3年以内

3年超5年以内

5年超

短期借入金

200,000

200,000

長期借入金

2,911,767

938,993

1,382,122

441,479

149,172

リース債務

396

396

 上記の表において、連結貸借対照表の1年内返済予定の長期借入金は、長期借入金に含めており、リース債務は流動負債のリース債務の金額です。

c.財務政策

 当社グループは、運転資金及び設備資金等につきましては、内部資金または借入により資金調達することとしております。このうち、借入につきましては、長期借入金で調達することを基本としております。

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

 

(3)経営方針と経営上の目標達成状況

 2024年度は新美術缶ラインの稼働が大幅に遅れ、巨額の損失を計上することになりました。こうした状況を受け、且つ金属缶の今後の需要動向を鑑み、中長期的に安定した利益と成長を実現するために大規模な経営改革に踏み切る決断をしました。2025年度は経営改革を確実に実行し実現させることとし、同時に当社グループの中長期的にあるべき姿をキチンと確立していく事を考えています。