リファインバース株式会社( )

上場廃止 (2021/06/29) リファインバースグループの完全子会社化 サービス業廃棄物処理-

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E32456 Japan GAAP

売上高

25.3億 円

前期

0.0 円

前期比

0%

平均給与

536.4万 円

前期

521.4万 円

前期比

102.9%

平均年齢(勤続年数)

43.7歳(5.7年)

従業員数

0.0人(連結:150人)

3【事業の内容】

1.当社グループの事業目的と事業概要

 当社は、製造業におけるプロダクトライフサイクル(製品製造工程)において、廃棄物の再資源化を行い、これまでの製造工程とは異なる新たなマテリアルサイクル(材料・物質の循環)を形成し、社会の持続的発展に寄与することを目的として設立されております。そのため当社の社名には、従来の物の流れを逆転させ(Inverse)、資源として精製する(Refine)という思いが込められております。

 

・当社事業目的のイメージ図

※画像省略しています。

 

 当社グループは、当社及び連結子会社2社(株式会社ジーエムエス、リファインマテリアル株式会社)で構成し、上述のとおり廃棄物の再資源化を目的とした事業展開を行っており、現在の事業区分は再生樹脂製造販売事業並びに産業廃棄物処理事業となっております。

 再生樹脂製造販売事業においては、設立当初から使用済みカーペットタイルの再資源化に着目しており、廃棄されたカーペットタイルに対して当社グループの独自技術により再生処理を行い再度カーペットタイルの製造に利用できる合成樹脂製品として販売しております。また直近では、カーペットタイルの再資源化により排出されるナイロンを利用して、製鉄所で使用する製鋼副資材を生産、販売する事業や、使用済みの漁網やエアバッグの工場端材を再資源化して、再生ナイロン樹脂製品として販売する事業など、再資源化事業における領域の拡大を図っております。

 産業廃棄物処理事業は主として、首都圏で排出される建築系廃棄物の収集運搬・中間処理を行っております。

 当社グループでは、再生樹脂製造販売事業を当社及びリファインマテリアル株式会社が行っており、産業廃棄物処理事業を株式会社ジーエムエスで行っております。

 

2.各事業の特長

(1)再生樹脂製造販売事業

 再生樹脂製造販売事業は、主として使用済みカーペットタイルを当社独自技術により再生処理を行い合成樹脂製品として販売しておりますが、現在ではカーペットタイルの再生処理のみならず、その他の廃材についても再生処理、販売を開始しております。

 以下に当社及びリファインマテリアル株式会社それぞれが製造する、再生樹脂の製造工程及びその特長について記載します。

 

(カーペットタイル再生処理の特長)

 当事業は、製造業としての側面に加えて産業廃棄物の中間処理事業としての側面も有しております。そのため当事業にかかる売上は、当社における使用済みカーペットタイルの受け入れ時に処理受託料として計上されるもの及び再生樹脂のカーペットタイルメーカー等への販売時に計上されるものがあります。

 使用済みカーペットタイルの受け入れに関しては、産業廃棄物処理業者への営業活動を行っております。現時点では最終処分場への処理委託より安価で当社グループが中間処理を受託できている状態にあるため、十分競争力のある状態であると考えております。

 再生樹脂の販売についても、オフィスビル運営者等のエコへの取り組みに対する機運の高まり等を背景に、大手カーペットタイルメーカー各社の再生樹脂利用ニーズは高まっております。一部商社経由での販売もあるものの、住江織物株式会社、東リ株式会社、株式会社サンゲツ、株式会社川島織物セルコン等主要なカーペットタイルメーカーの製品原料としての販売を実現しております。

 また、当社の再生樹脂は品質の安定したコスト競争力のある汎用樹脂として建築資材や自動車部品などカーペットタイル以外の用途でも積極的に採用されております。

 原料調達及び製品販売ともに継続的な取引関係に基づく販売がなされているため、少人数の人員による効率的な販売体制を構築できているものと認識しております。

 

 

(製鋼副資材の特長)

 リファインマテリアル株式会社での製造工程の最終段階では粉砕した繊維層を比重分離し、樹脂部分と繊維部分に分けております。現在この繊維部分については、生石灰等の無機物と一定割合で調合したものを製鉄製鋼副資材として販売しております。

 

(その他製品の特長)

 ナイロンリサイクル事業の一環として、当社一宮工場では使用済みの漁網やエアバッグの工場端材を仕入、加工してリサイクルナイロン製品として販売を開始いたしました。

 

(製造会社別の製造工程の特長)

製品名

製造会社

製造工程

製造工程の特長

リファインパウダー

当社

回収した使用済みカーペットタイルの樹脂部分と繊維部分を当社独自の切削技術により分離すると共に樹脂部分を粉体化

当社独自の技術により、繊維部分が縫い込まれた使用済みカーペットタイルのうち、樹脂純度の高い裏面樹脂層のみを剥離粉体化

リファインマテリアル株式会社

当社で再生樹脂製造時に剥離された使用済みカーペットタイルの表面(繊維層)を粉砕後、比重分離することで樹脂部分を取り出すことを中心に実施

当社再生樹脂並の純度での樹脂採取はできないものの、処分しなければならない廃棄物を削減可能

製鋼副資材

リファインマテリアル株式会社

使用済みカーペットタイルの表面(繊維層)を粉砕後生成される繊維くずと、生石灰等の無機物と一定割合で調合しペレット化

従来廃棄処分又はサーマルリサイクルしていた繊維部分を再資源化することで廃棄物の削減実施

再生ナイロン樹脂

当社

使用済み漁網とエアバッグの工場端材を裁断し、熱圧縮によりペレット化

ナイロン製の製品を裁断して熱加工し、ペレット化することにより再生原料としての適合範囲が広がり、付加価値を高められる。

 

 

 

(2)産業廃棄物処理事業

 主に首都圏において排出される産業廃棄物を対象とし、廃棄物を収集及び中間処理工場へ運搬する「収集運搬」業務、自社中間処理工場へ搬入された廃棄物を品目別に適切に選別し、異物除去、破砕、圧縮等の処理を行う「中間処理」業務を行っております。

 

・産業廃棄物の処理フローと株式会社ジーエムエスの業務範囲

※画像省略しています。

 

 

 産業廃棄物処理事業における主要な施設及び当該施設での業務内容は以下のとおりであります。

施設名称

施設所在地

施設の特長

業務内容

リファイン1

東京都葛飾区

東京都内で城東地域に位置することから、都心及び副都心地域はもとより、近接する埼玉県からの搬入・搬出において交通の利便性を有しています。

中間処理(破砕)

TACS3

東京都大田区

東京都内で城南地域に位置しており、都心及び副都心地域をはじめ、近接する神奈川県からの搬入において交通の利便性を有しています。また、葛飾区の当社中間処理施設「リファイン1」との位置関係より、東京都心部全域での産業廃棄物の受入が可能となっております。

また、TACS3は工業専用地域に設置されており、24時間操業が可能となっており、処理量の面での優位性を有しております。

中間処理(破砕、圧縮梱包)

 

 

 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

[事業系統図]

  ※画像省略しています。

 

 

19/09/26

1【業績等の概要】

(1)業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、緩やかな回復基調が続いておりますが、一方、海外経済においては、米国の政策動向やその影響等不確実性もあり、先行き注視すべき状態が続いております。

 このような状況を反映して、当社グループの当連結会計年度の経営成績は、再生樹脂製造販売事業においては、バージン樹脂製品価格との相対的割安感から、引き続き原料製品に対する引き合いは強く、順調に受注を獲得し、産業廃棄物処理事業においても、新規顧客の獲得、既存顧客での取引拡大、内装解体事業の受注増加などを通じ、年度当初から順調に推移してきました。

 また、当連結会計年度においては、今後の成長の核となる再生樹脂製造販売事業の事業領域の拡大に向けて、積極的な研究開発投資を行うことにより新たな事業分野で新規事業を開始するなど、持続的な成長のための事業基盤の強化に努めてまいりました。

 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高2,294,698千円(前年同期比8.2%増)、営業利益280,308千円(同5.0%増)、経常利益264,193千円(同6.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益315,854千円(同91.7%増)となりました。

 

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

 なお、記載のセグメント別の金額はセグメント間取引の相殺前の数値です。

 また、当連結会計年度より、従来「再生樹脂製造販売事業」に区分しておりました当社に係る全社費用につきまして、各セグメント別の経営成績をより適切に反映させるため、これを配分しない方法に変更しております。これに伴い、前連結会計年度のセグメント別の業績につきましても、変更後の方法に基づき作成したものを開示しております(以下、「2 生産、受注及び販売の状況」及び「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」においても同じ)。

(再生樹脂製造販売事業)

 再生樹脂製造販売事業につきましては、建築着工量は弱含みの状況が続く中、ホテル・オフィス関連を中心としたリニューアル需要は底堅く、使用済みカーペットタイルの調達量も順調に推移してきました。

 また、底堅いリニューアル需要を受け、原状回復時のカーペットタイルの張り替え件数が増えていることに加え、インテリア業界においては環境対応製品の市場がさらに拡大しており、その基礎原料としての当社グループの製品に対する需要は順調に増加しております。併せて設備稼働率の向上による原価低減効果も出現しておりますが、一方で積極的な新規事業開発により研究開発費等の先行投資的費用が増加したため、売上高は856,714千円(前年同期比10.6%増)、セグメント売上総利益は334,602千円(同21.7%増)、セグメント利益は145,073千円(同20.2%増)となりました。

(産業廃棄物処理事業)

 カーペットタイルリサイクルに関連したオフィス系改修工事に伴う内装系廃棄物処理は堅調に推移しております。また、インバウンド需要に関連した商業施設やホテル等の大型改修工事等の受注も増加していることに加えて、市場が拡大しているマンション等のリフォーム・リノベーション案件において解体工事から収集運搬・中間処理までの一括受注体制の強化が業績に寄与しております。

 その結果、売上高は1,479,848千円(前年同期比7.6%増)、セグメント売上総利益は402,700千円(同4.2%増)、セグメント利益は278,477千円(同3.8%増)となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、670,890千円(前連結会計年度比9.0%増)となりました。

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は130,544千円(前連結会計年度得られた資金は192,315千円)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益が240,764千円となった一方、たな卸資産の増加が62,547千円、消費税の還付に伴う未収消費税等の増加が32,697千円となったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果支出された資金は591,755千円(前連結会計年度支出された資金は71,956千円)となりました。これは主にRIVIC等に係る有形固定資産の取得による支出603,392千円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果得られた資金は516,698千円(前連結会計年度支出された資金は190,789千円)となりました。これは主にRIVICへの設備投資資金の調達に伴う短期借入れによる収入641,000千円、株式上場に伴う株式の発行による収入179,390千円の一方、長期借入金の返済による支出313,964千円によるものであります。

 なお、平成28年7月28日東京証券取引所マザーズ市場の上場に際し、公募増資及びオーバーアロットメントによる売出しに伴う第三者割当増資によって調達した資金手取額約173,990千円につきまして、ナイロン再生設備への設備投資として平成29年6月期に全額充当する予定でしたが、従来のナイロン再生事業に加え、新たに自動車用エアバッグの製造工程で発生する基布端材をリサイクルする技術を開発し、事業化を進めることとしたため、より多様性のある生産プロセスへの仕様に変更し、再度設計の見直しを行うこととなりました。これにより、同資金に関しては平成29年6月期には設備投資に充当せず、安定資産にて運用しております。