売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

ニュース

  • ニュースリリースデータがありません。


最終更新:

E26815 Japan GAAP

売上高

514.3億 円

前期

465.3億 円

前期比

110.5%

時価総額

946.2億 円

株価

775 (06/14)

発行済株式数

122,091,903

EPS(実績)

62.65 円

PER(実績)

12.37 倍

平均給与

1,127.4万 円

前期

1,374.3万 円

前期比

82.0%

平均年齢(勤続年数)

40.5歳(7.8年)

従業員数

167人(連結:422人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

 

3 【事業の内容】

当社及び当社の連結子会社(以下、「GMO-FH」といいます。)は12社で構成されており、主な事業として、証券、FX等の金融商品取引を提供する「証券・FX事業」、暗号資産取引を提供する「暗号資産事業」を展開しております。

また、NFTマーケットプレイス「Adam byGMO」の運営を行うNFT事業、バーチャルオフィス事業については、報告セグメントには含まれない「その他」の区分に含めております。

GMO-FHは、GMOインターネットグループ株式会社を中核とした企業グループ(以下、「GMOインターネットグループ」といいます。)におけるインターネット金融事業、暗号資産事業のうち暗号資産交換事業を担っており、GMOインターネットグループ株式会社は当社の親会社に該当いたします。GMOインターネットグループにおいてGMO-FH以外ではインターネット金融事業及び日本国内における暗号資産交換事業は行われておらず、グループ内での競合関係はありません。

なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については、連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。

 

 

 [事業系統図]

GMO-FHの事業系統図は、下記のとおりであります。

 

※画像省略しています。

 

24/03/22

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 (1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度におけるGMO-FHの経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。

 

① 経営成績の状況

当連結会計年度における国内株式市場は、米国・欧州経済の減速が懸念される中で、外国為替市場での円安進行や日本国内企業の好調な業績の後押しを受けた海外投資家による日本株買いが拡大した結果、日経平均株価は上昇基調で推移し、6月16日の終値がバブル期後約33年ぶりの最高値を記録しました。7月3日に再び最高値を更新して以降は米国の金利上昇の影響を受けて一時軟調に転じましたが、日経平均株価は総じて堅調に推移し、前連結会計年度末の26,094円50銭から28%上昇して33,464円17銭で当連結会計年度の取引を終えました。このような相場展開を受けて、個人投資家の株式等委託売買代金は前連結会計年度と比較して20%増加しました。

外国為替市場においては、年初に1ドル=131円台で始まったドル円相場は、1月中旬に127円台まで円高が進行しました。その後、4月に日銀新総裁が金融政策の修正に慎重な姿勢を見せたことで日米金利差拡大観測が強まった結果、円安が急速に進行し、2023年11月には151円台をつけました。このようなボラティリティの高まりを受けて、国内店頭FXの取引金額は過去最高を記録した前連結会計年度と同水準となり、2年連続で1京円を超えました。

暗号資産市場においては、2023年6月以降、代表的な暗号資産であるビットコインを運用対象とする上場投資信託(ETF)が米国証券取引委員会に承認されるとの期待から、低迷していたビットコイン価格が上昇基調に転じました。2023年12月には約2年ぶりとなる600万円台の高値をつけ、年初の210万円台から大幅に価格が上昇しました。2023年10月のビットコイン価格の急騰以降、取引高も増加したものの、年間の国内暗号資産取引高は前連結会計年度比で53.6%の減少となりました。

このような外部環境の中、当社及び当社の連結子会社(以下、「GMO-FH」という。)は、「強いものをより強くする」の方針のもと、既存事業における組織再編を実行し経営の機動性と効率の向上を図るとともに、新規事業の育成と成長性が期待される新たな事業領域への進出に取り組みました。

 

(証券・FX事業)

強みである店頭FXは、スプレッド縮小や各種キャンペーンの実施などの取引活性化やCFDとのクロスセル推進に向けた施策に取り組み、顧客基盤の拡大を図りました。第2の収益の柱として注力するCFDについては、少額投資のニーズに応えた最低取引数量の引き下げ、銘柄追加などの利便性向上施策、商品認知度向上に向けたマーケティング活動の積極的な展開を実施しました。

証券・FX事業の営業収益・営業利益は、収益性が大きく改善した店頭FXが全体の業績を牽引し、CFDの売買代金・収益も高水準で推移したことから、前連結会計年度比で増収増益となりました。

また、FX事業の一層の効率化と経営基盤の強化を目的として、2023年9月1日付でGMOコイン株式会社が株式会社FXプライムbyGMOを吸収合併し、両社のノウハウをかけ合わせることでGMOコイン株式会社が2023年4月に提供を開始した店頭FX取引サービスの高度化と収益の安定化に向けた取り組みを推進しました。

 

(暗号資産事業)

 暗号資産事業においては、アルトコイン銘柄の追加をはじめ、チャート機能の拡充やステーキング、貸暗号資産サービスの強化に取り組み、顧客基盤が順調に拡大しました。低調な暗号資産市場を受けて売買代金は前連結会計年度比で大幅に減少したものの、収益性の改善により営業収益は同9.1%の減少にとどまったほか、コスト削減が寄与し2年ぶりの通期黒字となりました。

 

(その他)

 NFT事業では、NFTマーケットプレイス「Adam byGMO」において新機能追加やコンテンツ拡充への取り組みを推進し、サービスの提供開始から約2年となる2023年7月にユーザー数が10万人を突破しました。バーチャルオフィス事業においては、お客様のニーズに合わせたオフィス住所の追加でユーザー数の獲得が進み、2023年10月に1万ユーザーを突破しました。

 また、金融事業で培ってきたノウハウ・技術を活かして医療分野におけるデジタル化促進に貢献するべく、医療プラットフォーム事業への新規参入に向けて2023年12月19日に共同出資による子会社の設立を決議し、2024年1月11日付でGMOヘルステック株式会社を設立しました。

 

 以上の結果、当連結会計年度の営業収益は51,432百万円(前連結会計年度比10.5%増)、純営業収益は48,114百万円(同9.6%増)、営業利益は14,451百万円(同57.9%増)、経常利益は14,107百万円(同79.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,649百万円(同531.1%増)となりました。

 

当連結会計年度における主な収益、費用、利益の状況は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減額

増減率

営業収益

46,533

51,432

4,898

10.5%

受入手数料

4,295

3,607

△688

△16.0%

トレーディング損益

35,181

39,825

4,644

13.2%

金融収益

6,385

7,622

1,237

19.4%

その他の営業収益

86

103

17

20.3%

その他の売上高

585

273

△311

△53.2%

金融費用

2,261

3,294

1,033

45.7%

売上原価

388

23

△364

△93.9%

純営業収益

43,884

48,114

4,230

9.6%

販売費及び一般管理費

34,734

33,663

△1,070

△3.1%

営業利益

9,150

14,451

5,301

57.9%

経常利益

7,875

14,107

6,231

79.1%

親会社株主に帰属する当期純利益

1,212

7,649

6,437

531.1%

 

当連結会計年度におけるセグメント別の状況は次のとおりです。

 

[参考]営業収益内訳(セグメント別/商品別)                      (単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減額

増減率

証券・FX事業

42,253

47,806

5,552

13.1%

株式・ETF等※

1,357

1,304

△52

△3.9%

先物・オプション

134

65

△69

△51.3%

取引所FX

926

716

△209

△22.6%

通貨関連店頭デリバティブ

24,543

29,861

5,317

21.7%

CFD・株BO

8,838

8,104

△733

△8.3%

金融収益

6,384

7,621

1,236

19.4%

その他

69

131

62

90.9%

暗号資産事業

3,677

3,342

△335

△9.1%

暗号資産

3,677

3,342

△335

△9.1%

その他

616

311

△304

△49.4%

その他

616

311

△304

△49.4%

調整額

△13

△27

△14

営業収益合計

46,533

51,432

4,898

10.5%

 

※ 株式・ETF等の取引に係る委託手数料及びその他の受入手数料、募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の

  取扱手数料、投資信託に係るその他の受入手数料が含まれています。

 

 

(証券・FX事業)

 証券・FX事業においては、強みである店頭FXの収益性改善施策をはじめ、スプレッド縮小や各種キャンペーンの実施など、取引活性化やCFDのクロスセル推進に向けた施策に取り組むとともに、CFDの最低取引数量の引き下げや銘柄追加を実施し、顧客利便性の向上を図りました。店頭FXの収益性は前期比で大きく改善し、収益も増加しました。CFDについては、売買代金・収益ともに前期比では減少したものの、引き続き高水準で推移しました。

 これらの結果、当連結会計年度における当セグメントの営業収益は47,806百万円(前期比13.1%増)、営業利益は14,541百万円(同53.2%増)の大幅増益となり、営業収益・利益ともに過去最高となりました。

 

(暗号資産事業)

 暗号資産事業においては、暗号資産市場が低調に推移する中、銘柄追加や取引活性化に向けたキャンペーンを展開し顧客基盤拡大を図りました。当連結会計年度末における口座数は60万口座を突破し、順調に増加しました。売買代金は前期比で54.9%減少したものの、収益性の向上により収益の減少は限定的となりました。

 これらの結果、当連結会計年度における当セグメントの営業収益は3,342万円(前期比9.1%減)、広告宣伝費を中心としたコスト削減により営業利益は163百万円(前期は営業損失34百万円)となりました。

② 財政状態の状況

 (単位:百万円)

 

前連結会計年度末

当連結会計年度末

増減額

総資産

991,482

1,125,498

134,016

負債

950,151

1,079,058

128,906

純資産

41,330

46,440

5,109

 

 

(総資産)

 当連結会計年度末における資産合計は1,125,498百万円(前期末比134,016百万円の増加)となりました。これは主に、預託金の増加25,510百万円、自己保有暗号資産の増加11,691百万円、利用者暗号資産の増加95,209百万円、信用取引資産の減少15,567百万円によるものです。

 

(負債)

 当連結会計年度末における負債合計は1,079,058百万円(前期末比128,906百万円の増加)となりました。これは主に、有価証券担保借入金の減少10,535百万円、預り暗号資産の増加95,197百万円、受入保証金の増加14,880百万円、借入暗号資産の増加8,679百万円、社債の発行9,800百万円、長期借入金の増加8,925百万円などによるものです。

 

(純資産)

 当連結会計年度末における純資産は46,440百万円(前期末比5,109百万円の増加)となりました。これは主に、2023年4月13日を効力発生日として当社を株式交換完全親会社、GMOコイン株式会社を株式交換完全子会社とする株式交換を行ったことによる資本剰余金の増加1,603百万円、親会社株主に帰属する当期純利益の計上と配当金の支払いによる利益剰余金の増加4,671百万円、為替換算調整勘定の増加712百万円、GMOコイン株式会社の完全子会社化等による非支配株主持分の減少1,723百万円によるものです。

 

③ キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物は、営業活動による収入が10,505百万円、投資活動による支出が10,819百万円、財務活動による収入が9,136百万円となった結果、当連結会計年度末には81,148百万円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、10,505百万円のプラスとなりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上12,750百万円、信用取引資産の減少による収入19,469百万円、預り暗号資産の増加による収入95,197百万円、受入保証金の増加による収入14,795百万円預託金の増加による支出25,402百万円、自己保有暗号資産の増加による支出11,691百万円、利用者暗号資産の増加による支出95,209百万円があったことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、10,819百万円のマイナスとなりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出9,780百万円があったことによるものです。 

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー) 

 財務活動によるキャッシュ・フローは、9,136百万円のプラスとなりました。これは主に、長期借入れによる収入19,000百万円、社債の発行による収入9,713百万円、長期借入金の返済による支出15,688百万円、配当金の支払による支出2,964百万円があったことによるものです。

 

④ 生産、受注及び販売の状況

GMO-FHは、証券・FX事業、暗号資産事業を主要な事業としており、「生産、受注及び販売の状況」は該当する情報が存在しないことから、記載しておりません。

 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点によるGMO-FHの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計方針及び見積り

 当社の連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成しております。具体的には、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号) 並びに同規則第46条及び第68条の規定に基づき、「金融商品取引業等に関する内閣府令」(平成19年内閣府令第52号)及び「有価証券関連業経理の統一に関する規則」(昭和49年日本証券業協会自主規制規則)に準拠して作成しております。

 連結財務諸表の作成に際しては、貸倒引当金、賞与引当金、繰延税金資産の計上等について重要な判断や見積りを行っておりますが、前提となる条件、仮定等に変化があった場合などにはこれらの見積りが実際の結果と異なる場合があります。

 当社の連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

GMO-FHは、「強いものをより強くする」という方針のもと、収益の柱である店頭FXの強化により事業基盤のさらなる拡大を図るとともに、その他国内外の既存事業、新規事業に投資することで持続的成長を図っております。当連結会計年度は、主力の店頭FXの収益性が大きく改善し同収益が増加したことに加えて、CFD収益も高水準で推移したことから、収益の拡大がタイ王国での証券事業における貸倒引当金繰入額の追加計上を補い、前期比で増収増益の着地となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益については、タイ王国での証券事業等に係る特別損失1,387百万円を計上しましたが、前期においては当社が保有するGMOあおぞらネット銀行の株式に係る特別損失4,133百万円を計上していたこともあり、大幅な増益となりました。タイ証券事業については、引き続き債権回収とリスク管理態勢の強化に全力で取り組むとともに、ガバナンス体制を強化してまいります。

 証券・FX事業においては、店頭FXにおいて8通貨ペアを対象としたスプレッド縮小やキャッシュバックキャンペーンを実施するなど、利便性向上と多様な顧客層の獲得に向けた施策に取り組みました。2022年10月に実施したGMOクリック証券における取引量の上限設定によりインターバンク市場の流動性に見合った適切なカバー取引が可能となり、収益性が大きく改善した結果、過去最高収益となりました。また、新たな収益の柱として注力するCFDについては、少額取引のニーズに応えた最小取引数量の引き下げの実施や新たに20銘柄の取り扱いを開始するなど、顧客利便性の向上を図るほか、認知度向上に向けたプロモーション活動や、新規口座獲得と取引活性化に向けてキャンペーンを展開しました。

 暗号資産事業においては、取扱銘柄の追加や取引ツールの改善など、暗号資産市場の復調に備えてサービス拡充と利便性向上に取り組みました。低調なマーケット環境が継続する中で売買代金が大きく減少したことに伴い営業収益が減少したものの、コスト削減により通期黒字となりました。

 NFT事業・バーチャルオフィス事業においては、収益拡大が課題であるもののユーザー獲得に向けた取り組みが奏功し、顧客基盤は順調に拡大しました。

 

③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析

(資金需要及び資金の流動性)

GMO-FHの資金需要の主なものは、信用取引買付代金の顧客への貸付、店頭デリバティブ取引等におけるカウンターパーティーとのカバー取引に係る差入保証金等、顧客からの預り金や信用取引、FX取引等に係る保証金の入出金と顧客分別金信託及び顧客区分管理信託への入出金との差による一時的な立替などが挙げられます。これらの資金需要には、自己資金のほか、金融機関等とのコミットメントライン契約及び当座貸越契約に基づく短期借入金、差入保証金の代替として支払承諾契約に基づく保証状のカウンターパーティーへの差し入れ等にて対応しており、十分な流動性を確保しております。当座貸越契約及びコミットメントライン契約を総額155,108百万円設定しており、当連結会計年度末の借入実行額は106,363百万円であります。

 

(キャッシュ・フローの状況の分析)

「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。