売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E04505 Japan GAAP

売上高

8,514.0億 円

前期

7,874.0億 円

前期比

108.1%

時価総額

3,675.3億 円

株価

1,771 (02/27)

発行済株式数

207,528,202

EPS(実績)

329.23 円

PER(実績)

5.38 倍

平均給与

817.6万 円

前期

766.4万 円

前期比

106.7%

平均年齢(勤続年数)

42.0歳(18.8年)

従業員数

2,121人(連結:7,962人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

 

3 【事業の内容】

当社グループは、電気事業のほか、情報通信事業、エネルギー事業、建設・エンジニアリング事業をはじめ、電気機器等の製造、商事・不動産・運輸・サービスおよび電気事業に関連する研究開発などの事業を行っており、その概要は次のとおりである。(2025年3月31日現在)

 

※画像省略しています。
25/06/25

 

4 【経営者による財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の分析】

 

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。

 

①経営成績

2024年度のわが国経済は、企業の生産活動に弱めの動きもみられたものの、個人消費や設備投資が持ち直し、雇用も改善するなど、全体としては緩やかに回復した。四国の経済も、全国とほぼ同様の状況で推移した。

こうしたなか、当社グループは、伊方発電所3号機をはじめとする自社電源の安全・安定運転の継続等により電力の安定供給に努めつつ、中核である電気事業では事業基盤の強化と収益性を確保するとともに、電気事業以外の事業では情報通信事業・国際事業を中心とした成長事業の拡大をはかることなどにより、持続的な企業価値創出を進めてきた。

なお、昨年11月に四国エリアにおいて大規模停電が発生し、地域の皆さまに多大なご迷惑をおかけした。今回の事象について、当社グループとして極めて重く受け止めており、四国エリアのエネルギー供給を担う事業者としての責任を改めて肝に銘じ、電力の安定供給により一層尽力してまいる。

当連結会計年度の売上高は、小売販売収入が燃料費調整額の大幅減により減少したものの、卸販売収入が販売電力量の増加や容量市場の開始に伴う容量確保契約金額の計上等により大きく増加したことから、前連結会計年度に比べ639億96百万円(+8.1%)増収8,513億99百万円となった。また、営業費用は、火力単価が低下したものの、総販売電力量の増や容量市場の開始に伴う容量拠出金の計上等により需給関連費が増加したことなどから、前連結会計年度に比べ534億49百万円(+7.5%)増加7,623億26百万円となった。

この結果、前連結会計年度に比べ、営業利益は、105億46百万円(+13.4%)増益の890億73百万円、支払利息など営業外損益を差引き後の経常利益は、115億15百万円(+14.4%)増益の916億11百万円、法人税等差引き後の親会社株主に帰属する当期純利益は、78億8百万円(+12.9%)増益の683億24百万円となった。

セグメントごとの経営成績(セグメント間取引消去前)は、次のとおりである。

 

[発電・販売事業]

売上高は、小売販売収入が燃料費調整額の大幅減により減少したものの、卸販売収入が販売電力量の増加や容量市場の開始に伴う容量確保契約金額の計上等により大きく増加したことから、前連結会計年度に比べ396億2百万円(+5.9%)増収7,096億28百万円となった。

経常利益は、前連結会計年度に比べ55億79百万円(+15.6%)増益の413億61百万円となった。

 

[送配電事業]

売上高は、託送収益や需給調整収益が増加したことなどから、前連結会計年度に比べ119億93百万円(+5.0%)増収2,520億81百万円となった。

経常利益は、前連結会計年度に比べ60億32百万円(+30.0%)増益の261億6百万円となった。

 

[情報通信事業]

売上高は、個人向け光通信サービスの加入者数やデータセンター契約数の増などから、前連結会計年度に比べ12億44百万円(+2.5%)増収503億99百万円となった。

経常利益は、前連結会計年度に比べ2億49百万円(+2.4%)増益106億22百万円となった。

 

[エネルギー事業]

売上高は、電化機器販売の増などから、前連結会計年度に比べ8億1百万円(+3.1%)増収266億44百万円となった。

経常利益は、燃料費調整額の期ずれ影響の縮小によるLNG販売利益の減などから、前連結会計年度に比べ11億26百万円(△16.7%)減益の56億6百万円となった。

 

[建設・エンジニアリング事業]

売上高は、発電所関連工事の減などから、前連結会計年度に比べ100億11百万円(△15.3%)減収552億56百万円となった。

経常利益は、前連結会計年度に比べ3億71百万円(△6.3%)減益54億90百万円となった。

 

[その他]

売上高は、前連結会計年度に比べ3億82百万円(+1.1%)増収359億77百万円となった。

経常利益は、前連結会計年度に比べ4億72百万円(+19.2%)増益29億32百万円となった。

 

②財政状態

(資産)

資産は、長期投資が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ584億29百万円(+3.6%)増加1兆6,874億84百万円となった。

 

(負債)

負債は、社債・借入金が減少したことなどから、前連結会計年度末に比べ192億45百万円(△1.5%)減少の 1兆2,466億40百万円となった。

 

(純資産)

純資産は、利益の確保などから、前連結会計年度末に比べ776億75百万円(+21.4%)増加4,408億43百万円となった。

 

③キャッシュ・フロー

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

利益は増加した一方、法人税等の支払額が増加したことなどから、収入が前連結会計年度に比べ138億54百万円(△9.6%)減少1,298億21百万円となった。
 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

前連結会計年度に比べ43億72百万円(△4.5%)減少929億45百万円の支出となった。
 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

社債・借入金の返済などにより、前連結会計年度に比べ88億56百万円(△25.9%)減少の253億25百万円の支出となった。

 

以上の結果、当連結会計年度末における現金および現金同等物は、前連結会計年度末に比べ118億45百万円増加し、1,301億42百万円となった。

 

④生産、受注および販売の実績

[発電・販売事業および送配電事業]

a.需給実績

種別

2024年度

前年度比
(%)

販売電力量
(百万kWh)

35,609

116.4

電力供給
(百万kWh)


原子力

5,722

87.9

水力

2,163

101.1

新エネルギー等

4

95.3

火力

9,482

87.7

他社受電

19,968

155.8

(水力・新エネ再掲)

(7,176)

105.1

損失電力量等

△1,729

102.6

 

(注) 四捨五入の関係で、合計が合わない場合がある。

 

 

b.販売実績

種別

2024年度

前年度比
(%)

販売電力量
(百万kWh)




電灯

7,728

103.2

電力

14,993

102.1

22,720

102.5

卸販売

12,889

153.0

合計

35,609

116.4

料金収入
(百万円)




電灯

203,522

98.7

電力

317,120

94.8

520,642

96.2

卸販売

188,795

172.0

合計

709,437

109.0

 

(注) 1 販売電力量は、四捨五入の関係で、合計が合わない場合がある。

2 料金収入の電灯および電力には、国の「電気・ガス価格激変緩和対策事業」、「酷暑乗り切り緊急支援」および「電気・ガス料金負担軽減支援事業」により受領する補助金を含んでいる。

 

 

c.資材の実績

石炭、重油およびLNGの受払実績

<石炭>

区分

期首残高(t)

受入量(t)

払出量(t)

期末残高(t)

2023年度

519,287

2,416,420

2,606,748

328,959

2024年度

328,959

2,512,535

2,533,464

308,030

 

 

<重油>

区分

期首残高(kl)

受入量(kl)

払出量(kl)

期末残高(kl)

2023年度

86,995

188,197

183,498

91,693

2024年度

91,693

60,572

90,181

62,084

 

 

<LNG>

区分

期首残高(t)

受入量(t)

払出量(t)

期末残高(t)

2023年度

57,871

395,979

416,896

36,954

2024年度

36,954

404,302

381,066

60,191

 

 

[情報通信事業、エネルギー事業、建設・エンジニアリング事業、その他]

生産・販売品目は広範囲かつ多種多様であり、受注生産形態をとらない品目も多いことから、生産規模および受注規模を金額あるいは数量で示していない。

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりである。

なお、文中における将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において判断したものである。

 

①財政状態および経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容

(ⅰ)経営成績の分析

◇経営成績の推移                (  )内は対前年度増減率                  (単位:億円)

 

2020年度

2021年度

2022年度

2023年度

2024年度

事業利益

( △68.1%)

( -%)

( -%)

( -%)

(  13.5%)

108

△65

△163

862

978

親会社株主に帰属する
当期純利益又は

親会社株主に帰属する

当期純損失(△)

( △83.4%)

( -%)

( -%)

( -%)

(  12.9%)

29

△62

△228

605

683

総資産

(    4.1%)

(    4.9%)

(    7.4%)

(    1.1%)

(    3.6%)

14,304

15,007

16,120

16,290

16,874

自己資本

(    0.4%)

(   △3.9%)

(   △5.5%)

(  21.9%)

(   21.5%)

3,256

3,128

2,957

3,604

4,380

 

 

 

2020年度

2021年度

2022年度

2023年度

2024年度

 

2025年度

経営目標

[ROE]

[0.9%]

[△2.0%]

[△7.5%]

[18.4%]

[17.1%]

 

[8%程度]

ROA※

0.8%

△0.4%

△1.0%

5.3%

   5.9%

 

 3%程度

 

※ ROA=事業利益(経常利益+支払利息)÷総資産(期首・期末平均)

 

  <ROAとROE>

指標算定の分子となる利益(事業利益、親会社株主に帰属する当期純利益)は、2021・2022年度については燃料価格の高騰影響により赤字となったが、2023・2024年度は高水準となった。

以上の結果、ROAは、2022年度には△1.0%に低下したが、2024年度は5.9%まで上昇した。

また、ROEは、2022年度には△7.5%に低下したが、2024年度は17.1%まで上昇した。

 

 

(ⅱ)財政状態の分析

◇財政状態の推移                (  )内は対前年度増減額                  (単位:億円)

 

2020年度末

2021年度末

2022年度末

2023年度末

2024年度末

総資産

(    568)

(  703)

( 1,113)

(  170)

(   584)

14,304

15,007

16,120

16,290

16,874

社債・借入金

(    546)

(  886)

(  880)

( △310)

( △180)

7,716

8,602

9,482

9,172

8,992

自己資本

(     11)

( △128)

( △171)

(   647)

(   776)

3,256

3,128

2,957

3,604

4,380

 

 

 

2020年度末

2021年度末

2022年度末

2023年度末

2024年度末

 

2025年度末

経営目標

[有利子負債倍率※]

[ 2.4倍]

[ 2.7倍]

[ 3.2倍]

[ 2.5倍]

[ 2.0倍]

 

[ 2倍以下]

自己資本比率

22.8%

20.8%

18.3%

22.1%

26.0%

 

25%以上

 

※ 有利子負債倍率=社債・借入金÷自己資本

 

<総資産>

伊方発電所の安全対策工事や西条発電所1号機リプレース工事などによる事業用資産の増に加え、海外事業投資の増などから増加傾向にあり、2020年度末から2024年度末にかけて約2,600億円増加した。

 

<社債・借入金>

設備投資や海外事業投資に伴い、2020年度末から2024年度末にかけて約1,300億円増加した。

 

<自己資本>

2021・2022年度の赤字影響により、2022年度末に2,900億円台まで減少したが、2023・2024年度の利益が高水準となったため、2024年度末は約4,400億円まで増加した。

 

<自己資本比率>

以上の結果、自己資本比率は、2022年度末には18.3%に低下したが、2024年度末は26.0%まで上昇した。

また、有利子負債倍率は、2022年度末には3.2倍に上昇したが、2024年度末は2.0倍まで低下した。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源および資金の流動性に係る情報

(ⅰ)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容

◇キャッシュ・フローの推移                                              (単位:億円)

 

2020年度

2021年度

2022年度

2023年度

2024年度

 

2025年度

経営目標

営業活動による

キャッシュ・フロー

522

498

360

1,436

1,298

 

1,100億円程度

投資活動による

キャッシュ・フロー

△893

△1,251

△916

△973

△929

 

 

フリーキャッシュ・
フロー

△371

△752

△555

463

368

 

 

財務活動による

キャッシュ・フロー

483

822

848

△341

△253

 

 

現金および現金同等物の

期末残高

654

729

1,059

1,182

1,301

 

 

 

 

<営業活動によるキャッシュ・フロー>

利益の確保や減価償却による回収などにより、2020年度から2024年度の5ヵ年平均で823億円程度の収入となった。
 

<投資活動によるキャッシュ・フロー>

伊方発電所の安全対策工事、西条発電所1号機リプレース工事および海外発電事業への出資などにより、2020年度から2024年度の5ヵ年平均で992億円程度の支出となった。
 

<財務活動によるキャッシュ・フロー>

フリーキャッシュ・フローに応じて変動しており、2024年度は253億円の支出となった。

 

(ⅱ)資本の財源および資金の流動性について

当社の主な資金需要は設備資金であり、自己資金および社債・長期借入金により調達している。なお、季節要因などによる短期的な資金需給の調整には、コマーシャル・ペーパーを活用している。

 

③重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成している。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針については、「第5 経理の状況」に記載している。

当社グループは、連結財務諸表を作成するにあたり、繰延税金資産の回収可能性、固定資産の減損、貸倒引当金、退職給付に係る負債などに関して、過去の実績等を勘案し、合理的と考えられる見積りおよび判断を行っているが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りのうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載している。