売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E04500 Japan GAAP

売上高

9,020.5億 円

前期

9,537.8億 円

前期比

94.6%

時価総額

2,457.6億 円

株価

1,141.5 (01/13)

発行済株式数

215,291,912

EPS(実績)

298.28 円

PER(実績)

3.83 倍

平均給与

794.6万 円

前期

754.4万 円

前期比

105.3%

平均年齢(勤続年数)

41.5歳(19.2年)

従業員数

2,302人(連結:9,165人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

 

3 【事業の内容】

当社及び当社の関係会社は、当社、子会社15社及び関連会社10社により構成されている。
 当社は、発電・小売電気事業等を営んでおり、また、子会社である北海道電力ネットワーク㈱は、一般送配電事業、離島における発電事業等を営んでいる。その他の関係会社は、発電、一般送配電、小売に関する事業、及び情報通信等の事業を営んでいる。

以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりである。

 

[事業系統図]

 

※画像省略しています。

(注)1 北海道再エネアグリゲーション㈱は、2025年3月5日に設立したことに伴い、新たに持分法適用関連会社とした。

2 ㈱北海電工は、2024年10月1日に、北海電気工事㈱から商号変更した。

3 ㈱スリービーは、2024年10月15日に出資したことに伴い、新たに関連会社とした。

4 関連会社であったAlten RE Developments America B.V.は、2025年3月14日に清算を結了したことに伴い、関連会社より除外した。

5 関連会社であった北海道バイオマスエネルギー㈱は、2025年2月19日に清算を結了したことに伴い、関連会社より除外した。

※画像省略しています。

上記の関係会社のうち、ほくでんグループは出資、人事及び取引等の関係から、グループ本社である北海道電力株式会社と特に密接な関係にある会社で、本社がグループ会社として指定する以下の会社(13社)で構成される。

 

北海道電力ネットワーク㈱、㈱北海電工、北電興業㈱、北電総合設計㈱、北海道パワーエンジニアリング㈱、苫東コールセンター㈱、

ほくでんエコエナジー㈱、ほくでんサービス㈱、北海道総合通信網㈱、ほくでん情報テクノロジー㈱、㈱ほくでんアソシエ、

石狩LNG桟橋㈱、北海道レコードマネジメント㈱

25/06/24

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績の分析

① 経営成績

当連結会計年度の小売販売電力量は、夏季の気温が前年度に比べ低かったことによる冷房需要の減少や冬季の高気温による暖房需要の減少などにより、対前年度増減率△4.1%となった。他社販売電力量は、再生可能エネルギーの買取増加に伴う販売量の増加などにより、対前年度増減率6.0%となった。

売上高は、燃料価格の低下に伴う燃料費等調整額の減少などにより、前連結会計年度に比べ517億31百万円△5.4%)減9,020億53百万円となり、営業外収益を加えた経常収益は、511億68百万円△5.3%)減9,056億27百万円となった。

経常利益は、前連結会計年度の燃料費等調整制度の大幅な期ずれ差益が解消したことによる収支の悪化などにより、前連結会計年度に比べ232億64百万円(△26.6%)減640億51百万円となった。

また、親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益に加え、核燃料売却益を特別利益に計上したことなどにより、642億18百万円となった。

 

 セグメント別の経営成績(セグメント間取引消去前)は、次のとおりである。

 

 [北海道電力]

当連結会計年度の売上高は、燃料価格の低下に伴う燃料費等調整額の減少などにより、前連結会計年度に比べ735億89百万円△8.5%)減7,880億51百万円となった。経常利益は、前連結会計年度の燃料費等調整制度の大幅な期ずれ差益が解消したことによる収支の悪化などにより、前連結会計年度に比べ152億71百万円(△22.1%)減536億89百万円となった。

 

 [北海道電力ネットワーク]

当連結会計年度の売上高は、最終保障供給による電力料の減少はあったが、再生可能エネルギーの買取増加に伴う卸販売収入が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ73億93百万円2.4%)増3,211億89百万円となった。

経常利益は、需給調整市場における調整力確保費用が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ95億51百万円(△89.5%)減11億15百万円となった。

 

 [その他]

当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ10億25百万円△0.7%)減1,539億54百万円となり、経常利益は、電気通信事業の携帯電話事業者への回線提供収入が増加したことなどにより、前連結会計年度に比べ5億80百万円5.0%)増121億72百万円となった。

 

 

 生産、受注及び販売の実績

当社及び連結子会社の業種は広範囲かつ多種多様であり、また、「北海道電力」が担う発電・小売事業や「北海道電力ネットワーク」が担う一般送配電事業、離島における発電事業が事業の大半を占めることから、当該事業の発受電実績、販売実績及び資材の状況についてのみ記載している。

 

    a.発受電実績

種別

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

対前年度増減率(%)

発受電電力量

(百万kWh)

水力発電電力量

2,992

△16.8

火力発電電力量

16,167

5.1

原子力発電電力量

新エネルギー等発電等電力量

117

12.1

19,276

1.0

他社受電電力量

17,427

△2.8

揚水発電所の揚水用電力量等

△451

40.7

合計

36,252

△1.2

出水率(自流)(%)

89.8

 

(注) 1 他社受電電力量には、連結子会社や持分法適用会社からの受電電力量が含まれている。

 2 揚水発電所の揚水用電力量等とは貯水池運営のための揚水用に使用する電力量及び蓄電池の充電電力量である。

 3 出水率は、自社の1993年度から2022年度までの当該累計期間の30ヶ年平均に対する比である。

 

  b.販売実績

[販売電力量]

種別

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

対前年度増減率

(%)

小売(百万kWh)

低圧

電灯

7,805

△2.7

電力

1,764

△3.5

 計

9,569

△2.9

高圧・特別高圧

13,160

△3.4

   小計

22,729

△3.2

その他

71

△77.7

   合計

22,800

△4.1

他社販売(百万kWh)

10,770

6.0

 

(注) 1 小計欄は、北海道電力㈱の販売電力量を示す。

2 その他欄は、北海道電力ネットワーク㈱の販売電力量を示す。なお、対前年度増減率の算定

上は、2023年10月1日に当社が吸収合併した北海道電力コクリエーション㈱の販売電力量が

含まれている。

[料金収入]

種別

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

対前年度増減率

(%)

電灯・電力料

(百万円)

599,222

△2.2

地帯間・他社販売電力料

(百万円)

176,925

1.8

託送収益

(百万円)

43,285

2.7

 

(注) 1 北海道電力㈱、北海道電力ネットワーク㈱の合計(内部取引消去後)の実績を示す。なお、対前年度増減率の算定上は、2023年10月1日に当社が吸収合併した北海道電力コクリエーション㈱の料金収入が含まれている。

 2 「デフレ完全脱却のための総合経済対策」及び「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」に基づき実施される「電気・ガス価格激変緩和対策事業」、「酷暑乗り切り緊急支援」及び「電気・ガス料金負担軽減支援事業」により、国が定める値引き単価による電気料金の値引きを行っており、その原資として受領する補助金26,055百万円については、「電気事業雑収益」に計上している。

 

   c.資材の状況

  石炭、重油及びLNGの状況

 

品名

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

期首残高

受入量

  対前年度

   増減率(%)

払出量

   対前年度

   増減率(%)

期末残高

石炭(t)

544,659

4,150,570

14.9

%

4,071,554

4.9

%

623,675

重油(kℓ)

128,527

321,786

△31.2

%

280,990

△44.6

%

169,323

LNG(t)

134,119

454,421

13.5

%

461,569

40.5

%

126,971

 

 (注) 本表には、当社及び北海道電力ネットワーク㈱の主な使用燃料を記載している。

   

(2)財政状態の分析

 [資産]

 当連結会計年度末の総資産は、「脱炭素社会の実現に向けた電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の一部を改正する法律」等が施行されたことにより、「原子力発電施設解体引当金に関する省令」が廃止され、電気事業会計規則が改正されたことに伴い資産除去債務相当資産を取崩したことや、減価償却の進行などはあったが、設備投資による固定資産の増加などにより、前連結会計年度末に比べ1,023億11百万円増2兆2,440億3百万円となった。

 [負債]

 当連結会計年度末の負債合計は、資産と同様の法令等の改廃に伴う資産除去債務の取崩しはあったが、未払廃炉拠出金を計上したことや有利子負債の増加に加え、工事代金の計上による未払債務の増加などにより、前連結会計年度末に比べ285億3百万円増1兆8,366億67百万円となった。

 [純資産]

 当連結会計年度末の純資産合計は、配当金の支払いはあったが、親会社株主に帰属する当期純利益の計上などにより、前連結会計年度末に比べ738億7百万円増4,073億36百万円となった。

 以上の結果、当連結会計年度末の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.6ポイント増の17.5%となった。

  

(3)キャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ456億12百万円増1,563億22百万円となった。

 

 [営業活動によるキャッシュ・フロー]

 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の減少などにより、前連結会計年度に比べ505億47百万円減の1,255億88百万円の収入となった。

 

 [投資活動によるキャッシュ・フロー]

 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、核燃料の売却による収入の増加などはあったが、固定資産の取得による支出の増加などにより、前連結会計年度に比べ98億60百万円増の907億2百万円の支出となった。

 

 [財務活動によるキャッシュ・フロー]

 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の増加などにより、前連結会計年度(746億54百万円の支出)に比べ853億80百万円増の107億26百万円の収入となった。

 

 

(4)資本の財源及び資金の流動性に係る情報

ほくでんグループの資金需要は、主に電気事業に係る設備投資や債務償還に必要な資金であり、自己資金のほか、社債の発行及び金融機関からの借入により調達を行っており、短期的な資金需要にはコマーシャル・ペーパーを活用している。また、「北海道電力グリーンボンド」や「北海道電力トランジションボンド」、「トランジション・リンク・ローン」などのグリーン・ファイナンス及びトランジション・ファイナンスの枠組みも活用しながら、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進めていく上での資金調達手段の多様化・安定化に努めている。

資金調達にあたっては、月次での資金繰計画に基づく適切な資金管理を行っており、緊急の資金需要に対しては、現金及び現金同等物の保有に加え、当座貸越契約やコミットメントライン契約により充分な流動性を確保している。また、ほくでんグループキャッシュ・マネジメント・サービス(CMS)により、参加会社の資金管理・資金調達・外部支払を一元化しており、グループ内における資金の効率化を図っている。

 

(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

ほくでんグループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成している。この連結財務諸表を作成するにあたり採用する重要な会計方針については「第5 経理の状況」に記載している。

ほくでんグループは、連結財務諸表を作成するにあたり、繰延税金資産の回収可能性、退職給付に係る負債及び資産、資産除去債務などに関して、過去の実績等を勘案し、合理的と考えられる見積り及び判断を行っているが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。このうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載している。

 

(6)経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

2024年度の連結経常利益は、640億51百万円となり、「ほくでんグループ経営ビジョン2030」で示した第Ⅰフェーズの経営目標「連結経常利益230億円以上/年」を達成している。

ほくでんグループは、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、2025年3月に公表した「ほくでんグループ経営ビジョン2035」において、泊発電所3号機再稼働前の目標として「連結経常利益400億円以上」などを設定しており、経営目標の達成を目指し、きめ細やかな販売活動や多様なサービスの提供により収益拡大を図るとともに、カイゼン活動やDXなどの取り組みを通じた効率化・コスト低減を一層強力に推進していく。