ルーデン・ホールディングス株式会社

上場廃止 (2023/12/30) 内部管理体制確認書の提出前で、内部管理体制等について改善の見込みがなくなったと当取引所が認める場合 建設業不動産管理グロース

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05479 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響から各種政策の効果もあって雇用・所得環境が改善し、緩やかに回復しております。しかしながら、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念等、海外景気の下振れリスクや物価上昇、金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある状況です。

 一方、当社グループの既存事業と密接に関連する新築マンション市場、特に首都圏マンション市場におきましては、個人消費に持ち直しの動きがみられるものの、当第3四半期連結累計期間の供給戸数が前年同期比8.2%減(出典「株式会社不動産経済研究所」)となり、厳しい状況で推移いたしました。

 このような状況のなか、既存取引先とのさらなる関係強化及び新規法人開拓の強化に注力してまいりました。

 この結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高2,086百万円(前年同四半期比25.2%増)、営業損失1百万円(前年同四半期は営業損失33百万円)、経常利益36百万円(前年同四半期は経常損失10百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益107百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失19百万円)となりました。

 

 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。

(ハウスケア事業)

 ハウスケア事業に関しましては、マンションデベロッパー及び管理会社との取引関係のさらなる強化及び新規法人開拓の強化に注力するとともに、アフターメンテナンスに力を入れた結果、売上・利益ともに、順調に推移いたしました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間におけるハウスケア事業の経営成績は、売上高495百万円(前年同四半期比33.4%増)、営業利益67百万円(同41.6%増)となりました。

(ビル総合管理事業)

 ビル総合管理事業に関しましては、新規現場の獲得等があり、売上は比較的順調でしたが、人件費及び材料費の増加や求人募集費の高騰に伴う経費増があり、厳しい状況で推移いたしました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間におけるビル総合管理事業の経営成績は、売上高1,212百万円(同4.5%減)、営業利益39百万円(同22.4%減)となりました。

(総合不動産事業)

 総合不動産事業に関しましては、想定以上の販売が出来たため、売上利益ともに好調に推移いたしました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間における総合不動産事業の経営成績は、売上高379百万円(同1,348.0%増)、営業利益22百万円(同878.9%増)となりました。

(その他事業)

 その他事業に関しましては、本格的な販売に至っておらず、厳しい状況で推移いたしました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間におけるその他事業の経営成績は、売上高はありませんでした(前年同四半期の売上高はありませんでした。)。営業損失0百万円(前年同四半期は営業損失0百万円)となりました。

 

②財政状態の状況

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は1,968百万円となり、前連結会計年度末に比べ130百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が180百万円、未収入金が23百万円増加したことなどによる一方、販売用不動産が181百万円、仕掛販売用不動産が152百万円減少したことなどによるものであります。固定資産は1,206百万円となり、前連結会計年度末に比べ346百万円増加いたしました。これは主に投資有価証券が356百万円増加したことなどによるものであります。

 この結果、総資産は3,174百万円となり、前連結会計年度末に比べ215百万円増加いたしました。

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は310百万円となり、前連結会計年度末に比べ46百万円減少いたしました。これは主に未払金が32百万円、その他が11百万円減少したことなどによるものであります。固定負債は210百万円となり、前連結会計年度末に比べ0百万円増加いたしました。これは主に繰延税金負債が74百万円増加したことなどによる一方、役員退職慰労引当金が78百万円減少したことなどによるものであります。

 この結果、総負債は520百万円となり、前連結会計年度末に比べ45百万円減少いたしました。

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は2,654百万円となり、前連結会計年度末に比べ261百万円増加いたしました。これは主にその他有価証券評価差額金が171百万円増加したこと及び親会社株主に帰属する四半期純利益107百万円によるものであります。

 この結果、自己資本比率は79.7%(前連結会計年度末は76.1%)となりました。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(5) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明

 連結業績予想については、2023年8月10日の「2023年12月期第2四半期累計期間の連結業績予想と実績との差異および通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」で公表いたしました通期の連結業績予想に変更はありません。