売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS




E00380 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当中間連結会計期間におけるわが国経済は、持続的な賃上げの定着による所得環境の改善や、訪日外国人観光客数の堅調な伸びを背景として緩やかな回復基調が続いているものの、米国通商政策や為替変動が及ぼす影響に加え、長期化する国際情勢不安などの景気下振れリスクが残る先行き不透明な状況で推移しました。

菓子・飲料・食品業界は、原材料価格ならびに各種費用の上昇への対応に加え、生活必需品の価格上昇により消費マインドが弱含みで推移する中、消費者の節約志向への対応が求められました。

このような状況の中、当社グループでは食品製造企業として品質保証第一主義に徹し、安全で安心な実質価値の高い商品の安定した供給と、消費者ニーズにお応えしたサービスの提供など、顧客満足度の向上に向けた活動を一貫して推進しました。また、「エコシップマーク優良事業者」の認定や25mダブル連結トラックによる共同配送など、温室効果ガスの排出割合が低い輸送モードを活用した持続可能な物流網の構築に取り組みました。

その結果、価格改定を実施した一部商品などが伸び悩んだものの、節約志向が継続する中で“オリジナルビスケット”シリーズや“スタンダードビスケット”シリーズなどのロングセラー商品に加え、プチシリーズなどのお手頃な商品にご支持をいただいたことなどから、売上高は前年同期を上回りました。利益面では、生産性の向上とコストの削減、経費の効率的な使用に継続して努めたものの、売上原価の上昇に伴って、営業利益、経常利益ならびに親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期を下回りました。

 

営業品目別の概況

菓子の合計売上高は、50,490百万円(対前年同期比102.7%)となりました。

菓子では、ビスケット品目を中心として、豆菓子、キャンデー、デザート、米菓、スナック、チョコレートなどの品目を展開しています。

ビスケット品目は、コクのあるカスタード風味に仕立てた他社とのコラボレーション商品「ミニルマンドカスタード風味」を発売しご好評をいただきました。また、クラウンメロンのほか安納芋や和栗、長崎県五島列島産の“矢堅目の塩”を使用した通常品とは異なる味わいが楽しめる期間限定商品を発売し、積極的な売場展開を通して品目全体の活性化を図りました。加えて、「シルベーヌ洋梨のタルト風味」を発売し、ブランド認知と品揃え強化を図りました。そのほかにも、節約志向が続く中にあって選ぶ楽しさを提供するプチシリーズや、ロングセラー商品である「ルマンド」などの“オリジナルビスケット”シリーズ、「チョコチップクッキー」などの“スタンダードビスケット”シリーズにご支持をいただきました。

チョコレート品目は、“アルフォートミニチョコレート”シリーズにおいて、和栗モンブラン味の発売に加え消費者キャンペーンの実施や販促物を活用した売場展開に取り組み、シリーズ全体でも順調に推移しました。また、通常品よりも贅沢なおいしさが楽しめる「じゃがチョコグランデリッチミルク」を発売しご支持をいただきました。さらには、「プレッツェルショコラ」が引き続きご好評をいただき、「ひとくちルマンド」を含む“ひとくち”シリーズや、「エブリバーガー」などのチョコスナック商品群も順調に推移しました。

キャンデー品目は、“フェットチーネグミ”シリーズにシャインマスカットホワイトソーダ味を発売したことに加え、ルート限定商品の展開を図りシリーズ品の底上げを図りました。“しゃりもにグミ”シリーズにもご好評をいただいたほか、気温の上昇に伴い「ミネラル塩飴」が順調に推移しました。

菓子全体の売上高は、価格改定の影響により伸び悩んだ商品や競争激化の影響を受けた商品があったものの、前年同期を上回りました。

 

飲料・食品・冷菓・その他の合計売上高は、2,439百万円(対前年同期比115.1%)となりました。

飲料品目は、飲みきりサイズのナチュラルミネラルウォーター「天然名水310ml」を発売し、新たなニーズの掘り起こしを図りました。また、「牛乳でおいしくこだわりココア缶180」の取り扱いが拡大し安定的に推移しました。

食品品目は、“かんたんクッキング”シリーズに焼きいもの様な味わいを楽しむことができる「のせて焼くやきいもシート」を発売し活性化を図りました。また、機能性食品群では、「スローバーベイクドショコラケーキ」を発売し品揃えの強化を図ったことで、“スローバー”シリーズが順調に推移しました。さらには、機能性表示食品「肌サポココア」の展開に加え、栄養機能食品に変更した「ミルクココア」の取り扱いが進みました。

冷菓品目は、新潟県産のブランドさつまいもを使用した「ルマンドアイスいもジェンヌ」と「いもジェンヌアイス」を発売し、既存品と併せた展開による活性化とともに地域産品の使用による地域連携を図りました。

 

その他では、通信販売事業は、季節や催事に合わせた企画商品やECチャネルオリジナル商品などメーカーならではの品揃えにより買い上げ点数の増加を図るとともに、サービス品質の向上を進めリピーターの増加と継続的な販路拡大に取り組みました。

自動販売機事業は、設置場所の見直しを行うとともに電子マネー端末の普及拡大を進め、自動販売機1台当たりの収益性向上や利便性の促進に取り組んだほか、交通拠点や学校関連施設を中心に新規開拓に努め、売上の底上げを図りました。

酒類販売事業は、エチゴビール30周年を記念した限定醸造商品や限定パッケージの商品を発売し、品揃えの強化によるブランド認知向上を図りました。

飲料・食品・冷菓・その他全体の売上高は、前年同期を上回りました。

 

以上の営業活動により業績の向上に努めてまいりました結果、当中間連結会計期間の売上高は52,929百万円(対前年同期比103.2%)、営業利益は1,485百万円(対前年同期比72.1%)、経常利益は1,569百万円(対前年同期比76.3%)、親会社株主に帰属する中間純利益は1,128百万円(対前年同期比65.5%)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

当中間連結会計期間末における流動資産は42,557百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,736百万円減少となりました。これは主に、季節変動要因による受取手形及び売掛金の減少があったことによるものです。固定資産は50,026百万円となり、前連結会計年度末に比べ480百万円増加となりました。これは主に、投資有価証券の増加があったことによるものです。

この結果、総資産は92,584百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,255百万円減少となりました。

 

(負債)

当中間連結会計期間末における流動負債は21,576百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,308百万円減少となりました。これは主に、季節変動要因による支払手形及び買掛金の減少と未払金ならびに未払費用の減少があったことによるものです。固定負債は8,393百万円となり、前連結会計年度末に比べ68百万円減少となりました。

この結果、負債合計は29,969百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,377百万円減少となりました。

 

(純資産)

当中間連結会計期間末における純資産は62,614百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,121百万円増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する中間純利益の計上と剰余金の配当ならびにその他投資有価証券評価差額金の増加があったことによるものです。

この結果、自己資本比率は67.6%(前連結会計年度末64.2%)となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は11,460百万円となり、前連結会計年度末(17,391百万円)に比べ5,930百万円減少となりました。

当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果使用した資金は2,498百万円(前年同期323百万円の支出、対前年同期比771.6%)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益1,593百万円および減価償却費2,629百万円と、棚卸資産の増加額5,655百万円および法人税等の支払額1,557百万円があったことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は2,693百万円(前年同期2,991百万円の支出、対前年同期比90.0%)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出2,605百万円があったことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は727百万円(前年同期682百万円の支出、対前年同期比106.6%)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出155百万円およびリース債務の返済による支出124百万円ならびに配当金の支払額447百万円があったことによるものです。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、726百万円であります。

なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6) 主要な設備の新設

当中間連結会計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画はありません。