売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00388 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類への移行に伴い経済活動が正常化に向かう一方、中東・ウクライナ情勢の長期化、円安による物価の上昇等、依然として先行き不透明な状況が続いております。

当業界におきましては、原材料価格の高止まり等に起因する食料品の相次ぐ値上げにより、消費者の節約志向・生活防衛意識は依然として高く、引き続き厳しい経営環境となりました。

こうしたなか、当社グループは、パネトーネ種の特長を活かした新製品の開発、品質の改良、新たな販路の開拓等に努めました。新製品としましては、生地にいちごシート折り込んだ「デニッシュストロベリー」を発売したほか、PB製品1品を発売しました。

売上高につきましては、自動販売機オペレーター、量販店、コンビニエンスストアにおいて堅調に推移し、前年同期を上回る結果となりました。

利益面につきましては、売上高は増加したものの、原材料価格の高騰、製造設備整備費用の増加等の影響が大きく、前年同期を下回る結果となりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は54億3千7百万円(前年同期比2.0%増)、営業損失1千4百万円(前年同期は営業利益8千1百万円)、経常損失8百万円(前年同期は経常利益8千4百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失2千8百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益4千8百万円)となりました。

 

(2)財政状態

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ5億7千9百万円増加し、53億5千1百万円となりました。これは、主に現金及び預金の増加(4億2千1百万円)、受取手形及び売掛金の増加(1億3千8百万円)、機械装置及び運搬具の増加(2千4百万円)などによるものであります。

負債は、前連結会計年度末に比べ6億2千1百万円増加し、34億1千5百万円となりました。これは、主に買掛金の増加(3億3千8百万円)、短期借入金の増加(3億8千5百万円)、未払金の増加(1億2千4百万円)、賞与引当金の減少(4千5百万円)、長期借入金の減少(1億5千2百万円)、長期リース債務の減少(△2千4百万円)などによるものであります。

なお、純資産は、前連結会計年度末に比べ4千2百万円減少し、19億3千6百万円となり、自己資本比率は36.2%となりました。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3千4百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。