売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03393 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業活動や個人消費の回復とともに、雇用・所得環境が改善に向かうなど、景気は緩やかな回復傾向がみられた一方、物価上昇により消費者の節約志向が高まるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。

このような状況のもと、当社グループは主力である写真事業において、新型コロナウイルス感染症防止に配慮しつつ、競合他社との差別化強化を図り、お客様に選んでいただけるお店になるための取り組みをおこなってまいりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は27,416百万円(前年同期比6.9%の減少)となり、各利益につきましては、売上高が前年同期を下回ったことに加え、成人式撮影・振袖レンタルサービス『ふりホ』の衣装投資の増加に伴う減価償却費の増加や、原材料価格の上昇等によって、営業利益は1,913百万円(前年同期比49.9%の減少)、経常利益は1,929百万円(前年同期比49.6%の減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,126百万円(前年同期比52.8%の減少)となりました。

 

各セグメントの経営成績は、次のとおりであります。

(写真事業)

写真事業は、最需要期を迎えた七五三撮影及び七五三お出かけ着物レンタルの獲得に注力するとともに、成人式撮影・振袖レンタルサービス『ふりホ』のご予約獲得、前撮り撮影等に注力いたしました。

国内こども写真館の出店状況は、移転6店舗、退店10店舗を行い、ショッピングセンター内の区画移動を含む改装を29店舗実施いたしました。

その結果、当第3四半期連結会計期間末の店舗数は、こども写真館448店舗(直営店舗439店・フランチャイズ店舗9店)となっております。

以上の結果、報告セグメントにおける写真事業の売上高は27,362百万円(前年同期比7.0%の減少)となり、セグメント利益は1,853百万円(前年同期比51.9%の減少)となりました。

 

(衣装製造卸売事業)

衣装製造卸売事業は、連結子会社の株式会社京都豊匠及びその子会社である上海豊匠服飾有限公司において、当社が推し進めている『ふりホ』に関わる衣装・小物の仕入原価低減、並びに、当社向け衣装の生産効率の向上に努めるとともに、当社グループ以外の販売先の獲得に注力いたしました。

以上の結果、報告セグメントにおける衣装製造卸売事業の売上高は1,250百万円(前年同期比3.8%の減少)となり、セグメント利益は27百万円(前年同期は14百万円のセグメント損失)となりました。

 

 

(2)財政状態の分析

① 資産の状況

当第3四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末と比べ981百万円増加し44,207百万円となりました。

流動資産は、受取手形及び売掛金の増加及び流動資産「その他」に含まれる預け金の増加等により、前連結会計年度末と比べ1,841百万円増加の24,554百万円となりました。

固定資産は、有形固定資産「その他(純額)」に含まれるリース資産の減少等により、前連結会計年度末と比べ859百万円減少の19,653百万円となりました。

 

② 負債の状況

当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末と比べ703百万円増加し13,403百万円となりました。

流動負債は、流動負債「その他」に含まれる前受金の増加及び未払費用の増加等により、前連結会計年度末と比べ1,373百万円増加の8,370百万円となりました。

固定負債は、固定負債「その他」に含まれる長期リース債務の減少等により、前連結会計年度末と比べ670百万円減少の5,032百万円となりました。

 

③ 純資産の状況

当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末と比べ278百万円増加し30,804百万円となりました。

これは主に、その他有価証券評価差額金の増加等によるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。