株式会社あみやき亭

ブランドなど:あみやき亭
小売業飲食店プライムTOPIX Small 2

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03398 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日から2023年12月31日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけも5類に移行し、国内の人流回復に伴い消費活動は緩やかな回復基調にあります。

外食産業におきましては、需要回復の兆しがみられるものの、円安やウクライナ情勢の長期化を起因とした原材料価格の高止まりと、それに伴う物価上昇による消費者マインドの変化等、依然として不透明な状況が続いております。

このような環境の中、当社グループは、「事業ポートフォリオ」の最適化を見据えた業態変更や不採算店舗の撤退と、ご提供商品の価格改定、DX化等による業務効率化の取り組みを実施いたしました。

また、当社グループは、「お客様に喜んでいただける店づくり」を目指し、当社の強みである食肉の調達と加工のノウハウを活かした、他社との差別化商品の提案を実施するほか、2023年12月には、銘柄牛をお値打ちにご提供する新業態「和牛焼肉 百名山」を名古屋駅太閤口近くにオープンし、いずれも確かな手応えを得ております。

なお、2023年4月に当社グループとなった、株式会社ニュールックの業績は順調に推移しており、今後、グループ各社との商品開発や企画の面でシナジー効果が期待されております。

 

店舗数につきましては、9店舗(焼肉事業3店舗、レストラン事業6店舗)を新規出店し、3店舗(焼肉事業2店舗、その他事業1店舗)を撤退し、8店舗(焼肉事業3店舗、レストラン事業5店舗)を業態変更し、5店舗(焼肉事業2店舗、焼鳥事業2店舗、レストラン事業1店舗)をリニューアルオープンしたほか、株式会社ニュールックの新規連結29店舗(焼肉事業14店舗、焼鳥事業11店舗、その他事業4店舗)を加えた結果、当第3四半期連結会計期間末の店舗数は290店舗となりました。

 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高24,194百万円(前年同期比16.3%増)、営業利益1,374百万円(前年同期営業利益49百万円)、経常利益1,431百万円(前年同期比382.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益775百万円(前年同期親会社株主に帰属する四半期純損失91百万円)となりました。

 

<焼肉事業>

焼肉事業の当第3四半期連結会計期間末の店舗数は、177店舗であります。

内訳は、「あみやき亭」91店舗、「あみやき亭PLUS」6店舗、「百名山」1店舗、「どんどん」14店舗、「ほるたん屋」13店舗、「焼肉スエヒロ館」24店舗、「かるび家」1店舗、「ブラックホール」4店舗、「ホルモン青木」他8店舗、「ホルモンセンター」他15店舗であります。

 

以上の結果、焼肉事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、16,410百万円(前年同期比5.2%増)となりました。

 

<焼鳥事業>

焼鳥事業の当第3四半期連結会計期間末の店舗数は、53店舗であります。

内訳は、「美濃路」40店舗、「みの路」2店舗、「もつしげ」11店舗であります。

 

以上の結果、焼鳥事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、2,484百万円(前年同期比32.4%増)となりました。

<レストラン事業>

レストラン事業の当第3四半期連結会計期間末の店舗数は、47店舗であります。

内訳は、「感動の肉と米」30店舗、「スエヒロレストラン」1店舗、レストラン「スエヒロ館」16店舗であります。

 

以上の結果、レストラン事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は4,183百万円(前年同期比66.2%増)となりました。

 

<その他の事業>

その他事業の当第3四半期連結会計期間末の店舗数は、13店舗であります。

内訳は、「お肉の工場直売市」1店舗、しゃぶしゃぶ店「ふふふ」2店舗、居酒屋「楽市」2店舗、寿司業態「すしまみれ」2店舗、イタリアンレストラン「Capitolo 2 dal Spacca Napoli」1店舗、ダイニング1店舗、「とりとん」他4店舗であります。

 

以上の結果、その他の事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は1,116百万円(前年同期比35.8%増)となりました。

 

財政状態の分析

(資産の部)

当第3四半期連結会計期間末の資産の内、流動資産は、現金預金の減少等により11,760百万円となり、前連結会計年度末と比較して、1,298百万円減少しました。

固定資産は、のれんの増加等により、14,617百万円となり、前連結会計年度末と比較して、2,809百万円増加しました。

以上の結果、資産の部は、26,377百万円となり、前連結会計年度末と比較して、1,511百万円の増加となりました。

(負債の部)

当第3四半期連結会計期間末の負債の内、流動負債は、未払法人税等の増加等により4,722百万円となり、前連結会計年度末と比較して、692百万円増加しました。

固定負債は、長期借入金の増加等により、1,291百万円となり、前連結会計年度末と比較して、522百万円増加しました。

以上の結果、負債の部は、6,014百万円となり、前連結会計年度末と比較して、1,215百万円の増加となりました。

(純資産の部)

当第3四半期連結会計期間末の純資産は、利益剰余金の増加等により20,363百万円となり、前連結会計年度末と比較して、296百万円の増加となりました。

以上の結果、自己資本比率は、77.2%となり前連結会計年度末と比較して、3.5ポイントの減少となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。