E00471 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、食品事業で黒字化が達成できた一方で、化粧品事業など新規事業で多額の赤字を計上することとなり、売上高1,532,375千円(前年同四半期比32.4%減)、営業損失84,830千円(前年同四半期は営業損失123,910千円)、経常損失102,422千円(前年同四半期は経常損失139,852千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失101,159千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失109,727千円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 食品事業
食品事業においては、珍味は日本国内向けの自社ブランド商品・OEM供給商品の販売でともに減収が続いた一方で、中国市場向け販売はゼロコロナ政策が解除された影響で大幅に伸長いたしました。飲料は前年並みに推移したことから、食品事業合計の売上高は251,526千円(前年同四半期比25.3%増)となりました。
損益面では、日本国内事業は赤字の傾向が続いたものの、中国市場向け販売の好調および商品価格の値上げが寄与し珍味の中国生産子会社が単独黒字となったことを受けて、営業利益は11,835千円(前年同四半期は営業損失21,835千円)と食品事業合計の損益も黒字化することができました。
② インターネット通信販売事業
インターネット通信販売事業は、出荷業務の内製化に伴う出荷能力の減少が続いたことから、売上高1,251,335千円(前年同四半期比21.0%減)となりました。
損益面では、前期まで新型コロナウイルス禍で高付加価値・好採算となっていた反動や、配送コストの上昇等に伴い損益が悪化し、営業利益3,153千円(前年同四半期比82.4%減)となりました。
③ 化粧品事業
化粧品事業は、前年同四半期に多額の売上を計上したOEM供給商品の売上が計上されない一方で、自社ブランド商品について販売促進のキャンペーンを実施したものの不発に留まり売上高7,397千円(前年同四半期比98.0%減)となりました。
損益面においては、販売促進のキャンペーン費用や一部商品の処分販売で採算の悪化があったものの、前年同四半期よりも先行投資負担が軽減されたことから、営業損失20,269千円(前年同四半期は営業損失66,334千円)と損失が減少しました。
④ 雑貨事業
当第3四半期連結累計期間においては研究用新型コロナウイルス抗原検査キットの売上がなかったことから、売上高(前年同四半期は売上高102,957千円)及び営業利益(前年同四半期は営業利益11,754千円)の計上はありませんでした。
⑤ その他事業
サプリメント事業、給食事業ならびに青果事業等で売上が計上され、売上高22,115千円となりました。
損益面においては、青果事業及び事業活動の準備中である福祉用具事業の先行投資負担が重い状態が続き、営業損失15,948千円となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における財政状態は、主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上等により、総資産は747,707千円(前連結会計年度末は890,777千円)、負債は726,172千円(前連結会計年度末は756,821千円)、純資産は21,534千円(前連結会計年度末は133,956千円)となり、自己資本比率は2.4%(前連結会計年度末は14.7%)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3,714千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。