E03478 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当中間会計期間におけるわが国経済は、各種政策の効果や雇用・所得環境改善の期待などから、内需を中心として緩やかな成長がみられました。その一方で世界経済は大幅な減速を回避しつつも、インフレ率の高止まりへの懸念やウクライナ及び中東地域の情勢による地政学リスクの高まりにより、先行き不透明な状況が続いております。外食産業においては、原材料価格の高騰や人材確保に係る費用の増加など、依然として厳しい経営環境が続いております。
こうした状況のもと、2024年は『漸進』を当社のテーマとして、お客様へ安心・安全な商品の提供を最優先課題としながら、運営店舗でのDXの取り組みや、新業態の企画、検討を進めながら、アジアを中心とした海外展開にも注力いたしました。
不採算店舗の撤退が進んだこと、既存店の売上対策が奏功したこと及び販売価格の適正化による原価率改善が行われたことにより、いきなり!ステーキ事業並びにレストラン事業のセグメント利益は前年同期に比べ大幅に改善しております。また、本社費用の削減効果もあり、全社での営業利益の黒字を達成することができました。
なお、営業外項目では、被害事故に係る店舗設備の損害に対する保険金受取額を20百万円営業外収益に計上いたしました。
これらの結果、当中間会計期間における売上高は6,982百万円(前年同期比4.1%減)、営業利益は1百万円(前年同期は375百万円の営業損失)、経常利益は24百万円(前年同期は383百万円の経常損失)、中間純損失は19百万円(前年同期は505百万円の中間純損失)となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりです。
① いきなり!ステーキ事業
いきなり!ステーキ事業につきましては、引き続き調理技術、店舗サービス力の強化を行うとともに、期間限定商品の販売によるお客様数の増加や、大型コラボ企画の打ち出しによる、新たなファン層の獲得に努めてまいりました。また、アプリの改修及び会員限定の施策により会員様の新規獲得に尽力いたしました。
商品キャンペーンといたしましては、4月12日よりUS産『ブレードミートステーキ』を販売しました。6月1日からは、女性VTuberグループ『ホロライブゲーマーズ』とのコラボキャンペーンを開催し、オリジナルノベルティ付のメニュー販売やコラボグッズ販売、また、一部店舗にて店内装飾を施し、多くの新たなお客様層にご利用いただきました。
アプリ会員様向けの施策といたしまして、5月13日に肉マイレージのリニューアルを行い、従来よりもランクアップしやすく、早期にランクごとの会員特典をお受けいただける内容に変更しました。また、『肉初めクーポン』や『春のわくわくクーポン祭り』など、定期的にお得なクーポンを配信し、新規会員様の獲得だけでなく、既存会員様のリピート来店へと繋げました。
海外においては、既存店である、台北、フィリピンの売上高は好調に推移しております。また、インドネシア法人の『PT MAKMUR PRIMA STEAK(ピーティー マクムール プリマ ステーキ)』社とFC加盟契約を締結しており、海外における事業拡大の可能性が広がっております。
この結果、当中間会計期間における売上高は6,761百万円(前年同期比0.3%減)、セグメント利益は596百万円(前年同期比64.9%増)となりました。
② レストラン事業
レストラン事業につきましては、メイン商品のブラッシュアップを図ってまいりました。「こだわりとんかつ かつき亭」では、『春のテイクアウト祭り』の開催や4月1日より期間限定で『春の御膳フェア』を行いました。「炭焼きステーキくに」では、毎月29日の肉の日フェアの開催の他、6月より日替わりランチメニューをリニューアルしております。なお、不採算店舗の整理が完了したこと及び様々な施策により既存店の売上高が増加したことに伴い、前年同期と比べ大幅に利益改善が行われております。
この結果、当中間会計期間における売上高は192百万円(前年同期比58.5%減)、セグメント利益は16百万円(前年同期は45百万円のセグメント損失)となりました。
③ 商品販売事業
商品販売事業につきましては、「冷凍ワイルドステーキ」、「冷凍ガーリックライス」、「冷凍ハンバーグ」の他、家庭でもお店の味が楽しめるよう、オリジナルスパイスやソースを各大手モールにて出店販売いたしました。また、宅配専門レストランを展開するSBIC社とライセンス契約を締結し、ゴーストレストランとして6月17日より『いきなり!やきにく』の運営を開始しデリバリー販売を行っております。
この結果、当中間会計期間における売上高は27百万円(前年同期比7.3%減)、セグメント損失は4百万円(前年同期は6百万円のセグメント損失)となりました。
④ その他事業
その他事業につきましては、店舗FC開発や店舗サポート及び購買に関する間接収益部門の事業となっております。新規加盟店の出店が発生していないため、売上高が減少している状況が続いております。
この結果、当中間会計期間における売上高は0百万円(前年同期比80.6%減)、セグメント損失は55百万円(前年同期は49百万円のセグメント損失)となりました。
(2)財政状態の分析
当中間会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べて273百万円減少し5,367百万円となりました。これは主に、現金及び預金が63百万円減少したこと、売掛金が87百万円減少したこと、建物が42百万円減少したこと及び敷金及び保証金が16百万円減少したことによるものです。また、子会社の清算結了に伴い破産更生債権等が3,464百万円減少し、同額を貸倒引当金と相殺しております。
負債は、前事業年度末に比べて784百万円減少し2,315百万円となりました。これは主に買掛金が117百万円減少したこと、未払金が68百万円減少したこと及び借入金を全額返済したことにより借入金が558百万円減少したことによるものです。
純資産は、前事業年度末に比べて511百万円増加し3,051百万円となりました。これは主に、利益剰余金が19
百万円減少したこと及び第13回新株予約権の行使に伴い資本金、資本剰余金がそれぞれ268百万円増加したことによるものです。
(3)キャッシュ・フローの分析
当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べて63百万円減少し2,057百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、43百万円(前年同期は178百万円の支出)となりました。これは主に、税引前中間純利益を15百万円計上したこと、減価償却費を92百万円計上したこと、減損損失を7百万円計上したこと、貸倒引当金が3,464百万円減少したこと、売上債権が87百万円減少したこと及び仕入債務が117百万円減少したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、75百万円(前年同期は69百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得により22百万円の支出があったこと、資産除去債務の履行により21百万円支出があったこと、敷金及び保証金の差入により35百万円支出があったこと及び敷金及び保証金の回収により20百万円の収入があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、31百万円(前年同期は747百万円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金が31百万円減少したこと、長期借入金を527百万円返済したこと及び株式の発行により528百万円の収入があったことによるものです。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)主要な設備
当中間会計期間において、当社の主要な設備について著しい変動はありません。