株式会社ペッパーフードサービス

ブランドなど:ペッパーランチいきなりステーキ
小売業飲食店スタンダードTOPIX Small 2

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03478 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の状況

 当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、インバウンド消費の復調を背景としながら、緩やかな持ち直しが続く一方で、世界的なエネルギー・食料価格の高騰や世界経済の停滞により、依然として先行き不透明な状況が続いております。外食産業におきましては、原材料価格の高騰及び円安進行によるコスト増、業界全体の人手不足などにより、厳しい状況が続いております。

 こうした状況のもと、当社は『新生』をテーマとして、お客様へ安心・安全な商品をお届けすることを最優先としながら、既存店の収益性向上への取り組みやプロモーション投資の推進、また、アジアを中心とした海外への展開に向け注力いたしました。

 特別損益項目では、建物賃貸借契約を締結している家主等との交渉が進展したことに伴い、見積額と確定額の差額等を事業構造改善引当金戻入額として57百万円特別利益に計上し、収益性の低下した店舗資産に対して減損損失として155百万円特別損失に計上いたしました。

 これらの結果、当第3四半期累計期間における売上高は10,955百万円(前年同期比0.4%減)、営業損失は541百万円(前年同期は1,294百万円の営業損失)、経常損失は556百万円(前年同期は132百万円の経常損失)、四半期純損失は660百万円(前年同期は1,438百万円の四半期純損失)となりました。

 

 セグメントの経営成績は次のとおりです。

① いきなり!ステーキ事業

 いきなり!ステーキ事業につきましては、7月17日よりお笑いコンビ『マヂカルラブリー』の野田クリスタル氏に『いきなりアンバサダー』として就任いただき、就任記念クーポンの発行やSNS広告などを活用した様々な販促活動を実施しました。また、商品キャンペーンとして、「イチボステーキ」(6月9日~7月24日)、「ミスジステーキ」(7月28日~8月31日)及び「ブレードミートステーキ」(9月8日~10月31日)を全店で販売しております。

 海外においては、8月19日にフィリピン2号店目となる『Ikinari Steak Robinsons magnolia店』をオープンし、2か国、3店舗となりました。

 この結果、当第3四半期累計期間における売上高は10,334百万円(前年同期比2.3%増)、セグメント利益は580百万円(前年同期比430.3%増)となりました。

 

② レストラン事業

 レストラン事業につきましては、既存店の売上並びに利益の向上に努めるべく、季節商品メニューの投入や周年祭などを実施いたしました。また、事業集中の観点から、7月1日より「Prime42 BY NEBRASKA FARMS」を事業譲渡し、9月14日に「ステーキくに両国店」を閉店しております。

 この結果、当第3四半期累計期間における売上高は573百万円(前年同期比17.9%減)、セグメント損失は44百万円(前年同期は89百万円のセグメント損失)となりました。

 

③ 商品販売事業

 商品販売事業につきましては、『とんかつソース』、『冷凍ガーリックライス』、『冷凍ハンバーグ』、家庭でも味わえる『いきなり!ステーキセット』を各大手オンラインショップにて販売しました。また、年初より販売価格の見直しを行い、収益性改善に努めております。

 この結果、当第3四半期累計期間における売上高は47百万円(前年同期比63.9%減)、セグメント損失は9百万円(前年同期は20百万円のセグメント損失)となりました。

 

④ その他事業

 その他事業につきましては、店舗FC開発や店舗サポート及び購買に関する間接収益部門の事業となっております。新規加盟店の出店が発生していないため、売上高が減少している状況が続いております。

 この結果、当第3四半期累計期間における売上高は1百万円(前年同期比98.5%減)、セグメント損失は78百万円(前年同期は82百万円のセグメント損失)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 当第3四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べて226百万円減少し5,995百万円となりました。これは主に、現金及び預金が531百万円増加したこと、売掛金が143百万円減少したこと、建物が217百万円減少したこと及び敷金及び保証金が165百万円減少したことによるものです。

 負債は、前事業年度末に比べて1,414百万円減少し3,510百万円となりました。これは主に買掛金が82百万円減少したこと、資産除去債務が251百万円減少したこと、借入金が942百万円減少したこと及び事業構造改善引当金が97百万円減少したことによるものです。

 純資産は、前事業年度末に比べて1,188百万円増加し2,485百万円となりました。これは主に、利益剰余金が660百万円減少したこと及び第13回新株予約権の行使に伴い資本金、資本剰余金がそれぞれ937百万円増加したことによるものです。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(6)主要な設備

 当第3四半期累計期間において、当社の主要な設備について著しい変動はありません。